アロンソ41歳、開幕戦3位も慢心せず……しかし激しいレースを大いに楽しむ「レース後、あと1時間くらい走れそうだった！」｜F1バーレーンGP決勝

　F1開幕戦バーレーンGP決勝で、アストンマーチンのフェルナンド・アロンソが3位に入賞。テストでの好調さが、フロックでなかったことを証明した。

　アロンソは5番グリッドからスタート。1周目にメルセデスの2台に先行されるも、コース上でこの2台を抜き返し、さらにはフェラーリのシャルル・ルクレールがリタイアして4番手まで上がった。そしてもう1台のフェラーリであるカルロス・サインツJr.をコース上で攻略して3番手。レッドブルに次ぐ位置でフィニッシュした。

「チーム全体にとって素晴らしい結果だし、この瞬間を楽しまなければいけない。チームのみんなが成し遂げた仕事を、とても誇りに思っている」

　そうアロンソはチームのプレスリリースにコメントを寄せた。

「最高のスタートはできなかったけど、レースペースは強力だった。マシンは（テストの）初日から非常に予測しやすい動きをしてくれて、週末全体を通じて非常に快適に感じられた」

「レースは本当に楽しかったし、チェッカーを受けた後でも、あと1時間くらい走れそうな気がしたよ！」

「今日はサインツや（メルセデスのルイス・）ハミルトンと素晴らしい戦いをすることができた。ルイスはこのスポーツのレジェンドだし、リスペクトし合うことができて嬉しく思う。また、ランス（ストロール／チームメイト）は今日のヒーローだ。彼は負傷したすぐ後にもかかわらず、素晴らしい走りを見せ、素晴らしいポイントを獲得することができた」

　この好結果にも関わらず、アロンソはまだ気を緩めているわけではない。あくまでバーレーンのサーキットに適しただけであり、他のコースでもしっかりとパフォーマンスを発揮できるよう、仕事を進めていくと語った。

「今日はチームのエネルギーを感じることができた。全員が全力で取り組んでおり、非常にやる気に満ちている」

「今週末は夢のように感じるけど、ただひとつのサーキットで、最初のレースを終えただけに過ぎない。現実的であり続ける必要があるんだ」

「次のジェッダ（サウジアラビアGPの舞台）は非常に異なるタイプのサーキットだ。大きく異なるチャレンジになる。再び戦うのが待ちきれないよ」