2026年にレギュレーション変更を控えているF1。新パワーユニットの規則など懸念材料はあるものの、アルピーヌの暫定チーム代表であるブルーノ・ファミンは、成功すると確信しているようだ。
2026年から2030年にかけてのパワーユニット(PU)レギュレーションはサステナビリティと市販車との関連性が重視され、MGU-Hが廃止に。電気(モーター)による出力の割合が増加し、内燃機関と同等の出力を発揮する予定となっている。
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しかし初期のシミュレーション・データがチームに提供されるにつれ、ストレートでモーター出力が切れてしまい、ストレートで急減速したり、極端なバッテリー回生が必要なためにギヤをシフトダウンする必要があるのではないかと懸念されるようになった。
ただFIAは、エンジンとモーターの出力割合を変更する予定はなく、各チームはすでに次世代PUのベンチテストを行なっているという。
アルピーヌのレースチームおよびエンジンプログラムの暫定代表であるブルーノ・ファミンは、F1の次のルールサイクルが成功するかどうかはPUではなく、シャシーのレギュレーションにかかっていると考えている。
motorsport.comの取材に応じたファミンは、電動化に頼りすぎることによる落とし穴について、「我々は皆、懸念を共有していると思う」と語った。
「F1、FIA、チーム、PUメーカーが一丸となって、マシンの最終的なレギュレーションを模索しているところだ」
「エネルギーマネジメントについては、今後数ヵ月はまだ取り組むことができると思う。急ぐ必要はない」
「PUの技術レギュレーションが正式決定したのはかなり前のことで、1年半ほど前になる。すべてのPUメーカーが懸命に取り組んでいる」
「我々が進みたい道、開発したい技術という点で、彼らはすでに非常に重要な選択をしている。今、それを変更することは良いことではない。明らかに受け入れられない」
「しかし私は、シャシーの技術レギュレーションによって良いクルマ、良いスポーツを作る方法を見つけることができると確信している」
F1上層部は、2026年のシミュレーションをめぐる各チームの不満に反論。自分たちの調査と比較して数ヵ月も古いデータで走っていると述べた。
またストレートでの問題は、各チームが空気抵抗の多い現行マシンのモデルで新エンジンのシミュレーションを行なったことに起因する可能性もある。
F1側は次世代F1マシンを、現行マシンよりも軽く小さいマシンにすることを目指しており、それが実現すれば、ファミンの言う通り問題は解決されるかもしれない。
また他の問題として、ターボラグの解消にも使われていたMGU-Hが無くなるため、ターボラグが大幅に増加することが予想される。
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