現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 高級ミニバンの「LM」に続き日本国内に導入へ! 「トヨタ ランドクルーザープラド」のレクサス版「GX」がデビュー!

ここから本文です

高級ミニバンの「LM」に続き日本国内に導入へ! 「トヨタ ランドクルーザープラド」のレクサス版「GX」がデビュー!

掲載 16
高級ミニバンの「LM」に続き日本国内に導入へ! 「トヨタ ランドクルーザープラド」のレクサス版「GX」がデビュー!

コンセプトは「ザ・プレミアム・オフローダー」

レクサスは、2023年6月8日(現地時間)に米国・テキサス州オースティンにて新型「GX」を世界初公開した。2023年末より、順次各地域に展開していくという。

【毎日がスポーツなクルマ】ガレージの中より外で思い切り解放されるべきクルマ「レクサス LC500」 アーバンナイトクルーザー#3

GXは、2002年から北米を中心に販売を開始。ボディオンフレーム構造のSUVとして、高い走破性に加え、上質なインテリアを両立。いかなる環境でも、快適な移動体験を提供し、ユーザーからも好評で、世界の約30の国と地域で2023年3月末までに累計約54万台を販売してきた。

【画像123枚】初の日本国内導入が期待される「レクサスGX」のフォトギャラリーはこちら

新型GXは、車両開発コンセプトを「ザ・プレミアム・オフローダー」として、過酷な悪路から街中の舗装路に至るまで、ユーザーがクルマと共に過ごす様々なシーンで心高まる体験を提供するために進化を遂げた。2002年の販売開始以来はじめて、プラットフォームを刷新。LXと同じ新GA-Fプラットフォームの採用や、静粛性と出力、燃費を高次元でバランスさせたV6ツインターボエンジンの搭載など、車両の基本性能を飛躍的に進化。伝統の悪路走破性も、オフロード走行性能を追求したパッケージの追求や、路面追従性を向上させるレクサス初採用のE-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)などを通じて一段と向上した。

更に、オンロード走行性能では、各部位の高剛性化やEPSの採用などによりもたらされるリニアなステアリング応答性など、本格オフローダーでありながらもレクサスらしい乗り味を実現。エクステリアデザインでは、高い走行性能の提供に寄与する「機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性を追求したデザイン」を本格オフローダーとして表現。高い走破性と冒険心をくすぐる外観でありつつ、あらゆる道でドライバーが快適に運転できるデザインとしている。インテリアにおいては、オフロード走行時の全方位における視認性などの機能性に配慮しつつ、使い勝手に優れた様々な機能を備え、どのような環境の中でも、お客様へ安心感をもたらすモダンで快適な室内空間を提供する。

また、レクサスは「自然の大切さを理解し、楽しみ、守っていくアウトドア体験をお届けしたい」という想いの下、多様なアウトドアライフスタイルとクルマの楽しさへ寄り添うために「OVERTRAIL PROJECT」を推進。新型GXは、このOVERTRAIL PROJECTを牽引するモデルとして、雄大な自然環境におけるお客様の新たな体験提供をサポートしていく。加えて、より厳しい環境下で求められる機能やデザインを備えた“OVERTRAIL”仕様を新たに設定し、OVERTRAIL PROJECTを体現している。

<新型GXの主な特長>
1.あらゆる道で上質な走りを実現する素性(体幹)の刷新
・本格オフローダーとしての高い耐久性・信頼性に寄与する新GA-Fプラットフォームの採用
・高出力・大トルクの 3.5L V6ツインターボとクラストップレベルの牽引性能
・燃費と出力を高次元で両立させたレクサスボディオンフレーム車初の2.4Lターボハイブリッド仕様
・サスペンションジオメトリの最適化による優れた車両安定性の実現
・レクサスらしい走りを支えるボディの高剛性化





2.世界中の厳しい環境下で鍛え上げられた悪路走破性の更なる進化
・レクサスの本格オフローダーとして最適なパッケージ
・伝統のリヤリジッドサスペンション方式とホイールアーティキュレーションの伸長による路面追従性の向上
・不要な路面情報を低減し、運転により集中できる電動パワーステアリングシステム(EPS)
・悪路でもドライバーの意図通りにコントロールしやすいアクセル・ブレーキの応答性




3.レクサス Driving Signatureを追求したオンロード走行性能
・ボディ剛性向上とEPSの採用による軽快ですっきりとした操舵感
・更なる上質な乗り心地の実現
・長時間移動でも疲労を最小限にするクラストップレベルの静粛性





4.オフロード機能に根差したプロポーションと過酷な環境でも快適性を提供するインテリア
・タフでモダンなプロポーションとオフロード走行機能に根差したエクステリアデザイン
・森の中にたたずむデジタル環境を完備したモダンで快適な別荘をイメージしてデザインされた、乗員が心から安らげる室内空間
5.レクサスが目指す「OVERTRAIL PROJECT」を体現した “OVERTRAIL”仕様
・オフロード性能を更に高める専用エクステリアデザインや冒険心をくすぐる内外装カラーリング
・走行性能を更に高め、デザインと空力性能も両立する専用オールテレーンタイヤを装着
・オフロードとオンロードの走行を高次元で両立するレクサス初のE-KDSSの採用
・様々な環境での走行を支援する最新のブレーキ制御技術(マルチテレインセレクト・クロールコントロール)とマルチテレインモニター
・乗員の疲労軽減に寄与する専用シート
6.長距離移動でのドライバーの負担を軽減する先進安全技術
・最新の予防安全技術 Lexus Safety System +の搭載

レクサス インターナショナル 開発担当の塚崎 公治氏は、
「新型GXではレクサスのアウトドアライフの世界観にフォーカスをあて、自然とクルマとの共生を目指すレクサスの新たな一面を感じ取って頂くべく開発を進めてまいりました。『レクサス本格オフローダーのど真ん中を創る』をキーコンセプトとし、単なるモデルチェンジではなく、新たなページを創出するゲームチェンジャーがこのクルマです。旅への衝動を掻き立てるデザインや、シーンや道を選ばずどこへでも行ける走行性能に拘り、世界中のあらゆる道を走り込むことで、伝統のオフロード性能とレクサス Driving Signatureに基づくオンロード性能の両面を徹底的に鍛え上げてきました。いつでもどこへでも行ける高い性能はまるでダイバーズウォッチのように、所有する喜びをさらに高め、新たな体験をご提供できると確信しています。レクサスの『人が自然と共存しながら、幸せを感じられる社会であってほしい』という想いをこのクルマで実現し持続可能な未来へ向け挑戦を続けていきます」

一方、レクサス インターナショナル Takumi(オフロード担当)上野 和幸氏は、
「レクサスの本格オフローダーとして、どんなに険しい道を目の前にしても『このクルマとならどこへでも行ける』とお客様に確信を持っていただけるようオフロード走行性能を作りこんでまいりました。しっかりとした接地感をもたらすサスペンション特性や、ドライバーの細かな操舵、アクセル、ブレーキ操作にも忠実に応える応答性などの走行性能はもちろん、しっかりと周辺環境が確認できる視認性などを、あらゆる環境下での走行試験や、プロラリードライバーの協力も得ながら、徹底的にこだわりました。このクルマの高い悪路走破性が、今まで行けなかったような場所へお客様を導き、大自然の中でしか得られない新しい体験をご提供していまいります。どうぞご期待ください」

また、レクサス インターナショナル Takumi(オンロード担当)尾崎 修一氏は、
「GXに乗り込み、走り出した瞬間からレクサスらしさを感じて頂けるようにオンロード性能を作りこんでまいりました。レスポンス良く、ストレスのない気持ちの良い加速感、EPSがもたらすリニアで素直な操舵フィール、コントロール性が良く扱いやすいブレーキや、長旅でも乗員が疲れない静粛性・乗り心地などを実現するために、レクサスの新たな事業拠点でもあるToyota Technical Center Shimoyamaで走り込みを繰り返し、『人、道、環境』を選ばないどのようなシーンでもレクサスらしい走りをご体感頂けるよう開発に取り組んでまいりました。乗員の皆様が、心から『GXでのドライブが楽しい』と感じて頂ける乗り味を実現出来ていると信じています」

あらゆる道で上質な走りを実現する素性(体幹)の刷新

新型GXでは、「レクサスの本格オフローダーのど真ん中」として、お客様へ新たな体験をご提供するうえで欠かせない車両の基本性能を進化させた。伝統のボディオンフレーム構造は維持しながら、新GA-Fプラットフォームの採用やボディ剛性の向上など、クルマの骨格を一から見直し、あらゆる道における走りの飛躍的な向上を実現している。

<オンロード・オフロードでの高次元な走りに寄与する新GA-Fプラットフォームの採用>
・衝突安全性能や静粛性、走りの質を向上させる新GA-Fプラットフォームを採用。サイドレールと クロスメンバーの一部には、板厚や材質が異なる鋼材を適材適所に接合(Tailor Welded Blank)し、重量を増やすことなく必要な強度と高い剛性を実現するなど、様々な環境下での上質な走りに寄与している。


<3.5L V6ツインターボエンジンと高出力・大トルクエンジンが可能にするクラストップレベルの牽引性能>
・「V35A-FTS」エンジンにダイレクトシフト10速オートマチックトランスミッション(AT)を設定。10速ATは、発進時を除くほぼ全域でロックアップクラッチを作動させ、ダイレクトなフィーリングを実現。また、従来型の6速ATから10速化への変更により、ギヤステップのクロス化、全体のギヤレシオのワイドレンジ化を実現し、リズミカルで心地の良い走りと、燃費、発進加速、オフロード性能の向上を同時に果たしている。さらに、駆動力特性と変速タイミングを最適化。高回転域までの伸びやかなトルク特性を引き出すような気持ちよい加速感を生かし、ドライバーの意思に寄り添った力強い加速を実現している。

・高出力・大トルクエンジンの搭載により、トレーラーヒッチの牽引可能重量はクラストップレベルの約3,600kgを実現。また、牽引しているトレーラーのふらつきをシステムが検知したとき、車両のふらつきを制御するトレーラースウェイコントロールを採用。状況に応じて四輪個別にブレーキをかけることで、車両姿勢を安定させ、牽引時での安全安心な運転をサポートする。
<レクサスボディオンフレーム車初となる2.4Lハイブリッド仕様>
・高熱効率な2.4L直列4気筒エンジン「T24A-FTS」と新開発のダイレクトシフト8速ATの間に、モーターと湿式クラッチが一体となったフロントモジュールを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。トランスミッションがエンジンの動力伝達を行い、フロントモジュールはHEV機能(エンジン始動、EV走行、回生など)を担っている。元来より堅牢なエンジン・ATのシステムを活かしつつ、フロントモジュールを加えたHEVシステムとすることで、フレーム車に相応しいロバスト性に貢献。本格オフローダーの本質でもある「行きたいところに行き、帰ってこられるクルマ」に相応しいハイブリッドシステムとした。
<サスペンションジオメトリの最適化による優れた車両安定性の提供>
・オフロード走破性とオンロードの操縦安定性を高次元で両立するサスペンションを採用。フロントはハイマウントダブルウイッシュボーン式サスペンションとし、安定した車両姿勢を実現するサスペンションジオメトリも徹底的に追求。従来型に対し、コイルスプリングのばね定数の最適化や、キャスタートレールの拡大、キングピンオフセット低減などを行うことで、直進、旋回、制動時の高い車両安定性を確保し、快適な走行を提供する。

・リヤは、ラテラルコントロールアーム付き4リンクリジッドサスペンションを採用し、サスペンションアーム、ショックアブソーバー配置と特性をつくり込み、車軸の動きをコントロールし、制動時の車両安定性を高めている。

 

・ショックアブソーバーには伸縮独立バルブとFCDを設定するとともに、サスペンション周辺部品の締結トルクアップにより、締結部剛性を向上。サスペンション特性を最適化しつつ、剛性を向上させ、優れた車両安定性と乗り心地を両立した。
<レクサスらしい走りを支える高剛性ボディ>
・走行時の安定した車両姿勢や優れた乗り心地などを実現するために、ドア開口部とロッカー下端のスポット溶接打点を増やしつつ、板金合わせ部分やフロアなどに構造用接着剤を使用。更に、ラジエーターサポート上部にクロスブレースを採用するほか、フードロック周りの剛性向上のために専用のリインフォースを追加。リヤ周りではCピラー根本付近とホイールハウスをブレースで結合し、車両前後のバランスを整えることで、ドライバーの意図に忠実な走りを実現した。


世界中の厳しい環境下で鍛え上げられた悪路走破性の更なる進化

2002年に米国を中心に販売開始して以来、砂漠地帯や岩石路などで悪路走破性を鍛え上げてきた。新型GXでは、素性を刷新することで飛躍的に向上した基本性能をベースに、伝統のオフロード性能を更に磨き上げた。オフロード走行に根差したパッケージの追求から、世界中の様々な環境下で走行試験を繰り返し実施。更に、プロラリードライバーと共に走り込み、フィードバックを反映させることで、レクサス本格オフローダーに相応しい信頼性・耐久性・悪路走破性を追求し、シーンと道を選ばず、常にお客様の期待を超えた驚きと感動を提供する。

<悪路走破性を高めるパッケージ>
・従来型に比べ、アプローチアングルを5度立たせ、フロントオーバーハングを20mm短くするなど、レクサス本格オフローダーに相応しいデザインと優れた悪路走破性を実現するパッケージとしている。
<伝統のリヤリジッドサスペンション方式とホイールアーティキュレーションの伸長>
・従来型より定評のあるリジッドサスペンションを徹底的に磨き上げ、悪路走破性を更に向上。ショックアブソーバーのレイアウトを最適化し、外乱の影響を受けにくく、サスペンションの減衰効率を向上させることで、クルマの動きをコントロールしやすくした。更に、ホイールアーティキュレーションの伸長により、岩石路やモーグル路などにおける路面追従性を一層向上させている。

<運転により集中できる電動パワーステアリングシステム(EPS)>
・従来の油圧式パワーステアリングシステムから新規にモーターと減速機を用いた電動パワーステアリングを採用。オフロード走行時には、路面の障害物を乗り越えた際に発生するキックバックを低減し、安全安心なドライビングに貢献する。

<コントロールしやすいアクセル・ブレーキ応答性>
・オフロード走行において、繊細な加減速コントロールが必要となる。新型GXでは、アクセル、ブレーキともに、極低速域からドライバーが意図した通りに応答することによって、悪路走破時におけるペダルのコントロール性を大幅に向上した。

Lexus Driving Signatureを追求したオンロード走行性能

新型GXは、フレーム車でありながらオンロードでの高い車両コントロール性と優れた乗り心地を実現。街乗りでも上質なドライブを楽しめるよう、ボディ剛性の向上をはじめ、クルマの素性を刷新。すっきりとした操舵感を提供するEPSや、応答性と安定性を高めるAVS(Adaptive Variable Suspension system)の採用などにより、減速・操舵・加速がシームレスに繋がる気持ちの良い走りをもたらし、本格オフローダーでありながらも「Lexus Driving Signature」を体現している。

<EPSの採用とボディ剛性の向上による軽快ですっきりとした操舵感>
・EPSにより、低速から高速まで、速度域に応じた取り回しのしやすい操舵感を実現。加えて、シャフト、チューブの大径化によるステアリング剛性の向上や、インストルメントパネルリインフォースからカウル骨格部までをつなげた環状構造で、ステアリングからの入力を受けることにより、従来型比ステアリング左右剛性を約50%向上、優れた応答性と振動の抑制に貢献している。
<更なる上質な乗り心地の実現>
・運転操作や路面状況に応じて、四輪のショックアブソーバーの減衰力を電子制御するAVSを設定。アクチュエーターは、より細かく減衰力を切り替えできるリニアソレノイド式とすることで、大きなうねりと細かな凹凸が複合した路面においても入力を低減し、車両姿勢を安定化。優れた操舵応答性、安定感、快適な乗り心地を実現した。これに加え、上下Gセンサー信号やステアリングセンサー信号、スピードセンサー信号等から得た情報を用いることで、最適な減衰力制御を可能にしている。
<長時間移動での疲労を最小限にするクラストップレベルの静粛性>
・タイヤのNV性能を向上させつつ、フレーム車の特徴的構造であるボディとフレームを繋ぐキャブマウントの特性を最適化することで、路面からの入力をより一層低減。エンジンノイズは、ダッシュインナーサイレンサーを刷新することで抑制。また、ノイズの侵入経路となる微細な穴まで徹底的にシーリングしつつ、発泡材や吸遮音材を最適配置。更に、ボディ形状の最適化やアコースティックガラスの採用などにより、風切り音も低減させることで、室内の会話明瞭度を高めている。

オフロード機能に根差したプロポーションと過酷な環境でも快適性を提供するインテリア

新型GXでは「HIGH END × PROFESSIONAL」をデザインキーワードとした。レクサス本格オフローダーとして、機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと独自性を追求し、上質なアウトドアライフスタイルを提供。エクステリアでは、タフでモダンなプロポーションを実現するとともに、オフロード走行機能に根差したスピンドル表現のフロントアイデンティティとした。インテリアは、クルマとドライバーが直感的につながり、より運転操作に集中できるコックピット思想「Tazuna Concept」のもと、視認性と操作性の良さを確保しつつ、あらゆる環境下でも、素の自分に戻れる、快適でモダンな空間を構築している。

▽エクステリアの主な特長
<オフローダーとしてのタフなプロポーション>
・フロントピラーを従来型に比べて後方に引きつつ立てたことに加え、高く構えたフードシルエットなどスクエアなシルエットがオフローダーとしての力強い印象を与えている。また、水平基調で前後方向に抜けていくボディの軸と大きく張り出したホイールフレアが、安定したスタンスを実現。更に、ベルトラインを低くすることで、より良好な視界を確保した。
<スピンドルボディとオフロード機能を融合したフロント>
・レクサスの象徴でもあるスピンドルを塊で表現した「スピンドルボディ」と、オフロード機能に根差したプロテクター形状を融合。悪路走行時、石や草木などの障害物からコンポーネントを保護するためにセンター部はプロテクター形状で覆いつつ、サイドは、サブラジエーターに合わせて下に広げた冷却機能を持つグリル開口とすることで、本格オフローダーとしての独自のフロントアイコンとした。また、車両前部の下方視界を確保するため低く構えたフードセンターと、車両感覚を掴みやすくするため高く角張ったフードコーナーが、オフロード走行時の安心感を提供する。

<安定感あるスタンスとモダンなフォルムを実現したリヤビュー>
・張り出した前後フェンダーが醸し出す安定感あるスタンスと、サイドから繋がる削りだしのインゴットのようなフォルムにより、タフでモダンなプロポーションを実現している。また、レクサスの新たなアイコンとしての一文字リヤコンビネーションランプとレクサスロゴタイプをGXでも採用。リヤコンビネーションランプは高く配置することで、林間や見通しの悪い場所での隊列走行時に、自車の存在を周囲へ知らせる役割を果たしている。
<タフながらも上質な世界観を引き立てるエクステリアカラー>
・オフロードイメージを掻き立てるソリッド感のあるカラーから、都市の風景にも馴染む落ち着きのあるメタル系のカラーを中心に全7色を提供し、タフながらも上質な世界観を表現。“OVERTRAIL”仕様は、新規開発色のムーンデザートをはじめ、全6色(バイトーンカラー含む)をラインアップしている。







▽インテリアの主な特長
インテリアは、デジタル環境が完備された、森の中にたたずむモダンで快適な別荘をイメージしてデザインし、心から安らげる空間づくりを目指した。

<空間デザインの考え方>
・レクサスの「人間中心」という思想をさらに進化させた、新たなコックピットデザインの考え方「Tazuna Concept」に基づきデザイン。人が馬を操る際に使う「手綱」に着想を得て、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを連携させ、大きな視線移動をすることなく、運転に集中しながらナビゲーションやオーディオなど、各種機能の操作が容易に可能な空間を実現している。

・オフロードにおいてドライバーが車両姿勢を感じ取れるよう、インストルメントパネル上面を基準に、水平・垂直基調のシンプルな構成としつつ、センターディスプレイを低く配置することで、前方の視認性を向上。ドライバーの安心感へと繋がるコックピットとし。また、インストルメントパネル中央を左右に貫く金属調加飾が広がりをもった空間を演出。加えて、メーターからつながる合成皮革で縁取ったレクサス初のセンターディスプレイや最適な位置に設えたニーパッド等、シンプルな造形に上質な仕立てを掛け合わせ、モダンで心地よい空間を提供する。
<操作性に優れたセンターディスプレイ>
・センターディスプレイは大型の14インチタッチディスプレイを搭載。多くの機能をディスプレイ内のソフトスイッチに集約しつつも、使用頻度の高い温度調整スイッチとオーディオスイッチは物理スイッチとして設定。スイッチのサイズや形、レイアウト、表示情報など細部までこだわり、各機能の使用頻度も考慮しながら直感的に操作できる最適な配置と形状を追求した。
<センターコンソールの機能配置とユーティリティ>
・オフロード走行時の操作性を考慮し、ドライバー側に走行系や駆動系スイッチを機能別に配置。カップホルダーにはスライドリッドを設置。閉じた際には、スマートフォンなどのデジタルデバイスを置くスペースとなり、使い勝手を高めている。





<様々な使用シーンに対応する後席仕様>
・2列目シートは、キャプテンシートもしくはベンチシートのいずれかを選択可能。また3列目シートも設定し、2列目・3列目シートは、十分な前後カップルディスタンスを確保し、実用性を向上。更に3列目シートは、左右独立操作が可能な電動折り畳み機構をオプション装備、荷室容量を拡大しつつ、お客様の使用シーンに合わせたシートアレンジを実現した。





<アウトドアライフを彩るインテリアカラー>
・インテリアカラーは、自然の情景と調和するモノトーン基調の配色としている。室内色は3色を設定し、ユーザーのライフスタイルに合わせて選択が可能。“OVERTRAIL”仕様では、2色を設定している。ドアトリムオーナメント表皮には、角度によって見え方が変化するパーフォレーション表皮を採用し、タフさと奥行き感を表現した。センターコンソールの加飾には、木炭のような艶の美しさを現した「艶炭」を採用し、質感を高めている。

レクサスが目指す「OVERTRAIL PROJECT」を体現した “OVERTRAIL”仕様

レクサスはカーボンニュートラル社会の実現に向けて「自然を理解し、楽しみ、守っていくアウトドア体験をお届けしたい」という想いの下、大自然と共生しながらアウトドアライフスタイルを彩るクルマの楽しさと、様々な体験をご提供する「OVERTRAIL PROJECT」を推進している。「OVERTRAIL」には、気軽に楽しめる近所の公園でのピクニックやキャンプなどカジュアルな「アウトドア」から、山道・雪道・砂漠などの「オフロード」、アクセスしにくいエリアを自由に旅する本格的な「オーバーランディング」まで、幅広いアウトドアライフスタイルに寄り添いたいという想いが込められている。新型GXでは、その想いを体現した“OVERTRAIL”仕様を新たに設定。徹底的に素性を鍛え上げた標準仕様に対して、より本格オフローダーとして求められる専用機能やデザインを追求し、自然の中で新たな体験をご提供するパートナーとしてユーザーに寄り添っていく。
<オフロード性能を更に高める専用パッケージとエクステリアデザイン>
・標準仕様に対して20mmワイド化したトレッドとブラックのアーチモールによる安定感あるスタンスなど、タフさをより強調したデザインとした。また、フロント・リヤのバンパーコーナー下端を切り上げ、悪路における走破性を一層向上し、別体のセンタープロテクションを設けることで、路面に障害物の多いようなオフロード走行時の機能性を追求。加えて、ブラックのアウターミラーカバーやアウトサイドドアハンドルなどの専用アイテムを装備し、本格オフローダーとしての風格に磨きをかけている。

<冒険心をくすぐる専用内外装カラーリング>
・エクステリアカラーは、自然の情景と調和するカラーでコーディネート。ソリッドのような色彩を持ちながら、メタリックの陰影により立体感を際立たせ、レクサスらしい上質さを感じさせる新規開発色の「ムーンデザート」を専用色として用意。加えて、“OVERTRAIL”仕様の特別感を引き立たせるバイトーンカラーも含めた、全6色をラインアップしている。インテリアカラーは、「ブラック」と明るいアースカラーの「シャトー」の2色を設定。シートデザインも、エクステリアのアンダーグリル形状をモチーフにデザインされたエンボスパターンや、肩口にはアクセントとしてオリーブカラーのバイオウルトラスエード®を採り入れるなど、専用の配色と加飾で特別感を高めた。
<走行性能を高めながら、デザインと空力性能も両立する専用オールテレーンタイヤ>
・専用の265/70R 18のオールテレーンタイヤは、タイヤメーカーと共同開発し、オンロード、オフロードの理想的な走行性能バランスを確保。サイドウォールは、泥濘路などでの脱出性向上などの機能とタフな印象のトレッドパターンを採用。凹凸の強いスタイリングと背反する燃費性能においては、空力性能に影響のあるショルダー形状を最適化することで、風流れをコントロール。あらゆる性能と本格オフローダーに相応しいデザインを高次元で融合している。
<オンロード・オフロード走行性能を更に引き上げるE-KDSS>
・レクサス初採用のE-KDSSにより、オンロードの操縦安定性とオフロードの走破性を高次元で両立。前後の電動式スタビライザーを独立制御し、路面状況や前後輪それぞれの状況に応じて、より細かくスタビライザーの効果を変化。新開発のサスペンションと組み合わせることで、従来型を超えるホイールアーティキュレーションを実現し、岩石路やモーグル路などにおける路面追従性を向上させることで、伝統のオフロード走破性に磨きをかけた。





<オフロード走行時の負荷を軽減するクロールコントロール>
・凹凸の激しいオフロードや滑りやすい路面を走行する際の運転負荷を軽減するクロールコントロールを設定。5段階の速度設定に合わせて、駆動力とブレーキ油圧を自動で制御。アクセルやブレーキ操作をすることなく、ステアリング操作のみで極低速走行が可能。ホイールスピンや車輪のロックを抑制するためスタックからの脱出能力が高く、駆動系への負荷も軽減する。
<様々な環境での走行を支援する最新のブレーキ制御技術とマルチテレインモニター>
・オフロード走行支援を、従来の5つのモードから、6つのモード(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEPSNOW/ROCK)へ拡充したマルチテレインセレクトを採用。従来のブレーキ油圧に加え、駆動力、サスペンションを統合制御し、路面状況に応じた走破性能を引き出すことが可能。また、従来ローレンジ(L4)のみであった動作範囲をハイレンジ(H4)にも拡張。岩石路の極低速走行から未舗装路の高速走行まで、世界中のどんな道でも上質に走行できる機能へ進化しました。さらに、各種センサーの情報から走行中の路面状況を推定し、ブレーキ油圧、駆動力、サスペンション制御を最適化するAUTOモードを採用。ドライバー自らモード切替えすることなく、走行シーンに応じた走破性能を引き出すことを可能にした。

・オフロード走行に安心感をもたらすマルチテレインモニターは、車両周辺の状況確認を4つのカメラでサポートするシステム。フロント・サイド両側・リヤに搭載したカメラでとらえた映像をカメラスイッチで切り替え、14インチディスプレイに車両周辺映像を、滑らかな動きでより鮮明に映し出し、ドライバーの死角になりやすい車両周辺の路面状況を確認できる。また、アンダーフロアビューに切り替えると、手前で撮影された過去の映像を床下透過映像として提供し、現在の車両やタイヤ位置を示す線を合成することで車両下の状態や前輪の位置が確認できる。さらに、車両を透過し、後輪周辺をクローズアップして大きく表示する機能を追加。タイヤ付近の状況や障害物との距離感を把握でき、スタックや行き止まりからの脱出に貢献する。
・急坂路での運転負荷を軽減するダウンヒルアシストコントロールは、エンジンブレーキだけでは十分減速できないような険しい急坂路を降坂する際、四輪のブレーキ油圧を自動的に個別制御し、タイヤロックさせること無く安定して降坂することをサポート。スイッチ操作によって選択された車速が保たれるため、ブレーキやアクセルの操作に気を使うことなく、ステアリング操作に集中でき、運転負荷を軽減する。
<乗員の疲労軽減に寄与する専用シート>
・悪路走行時の頭部揺れを低減するために、シートバックサイドを標準仕様に比べて柔らかくし、体がシートバックサイドに接触した際、胸部への左右の揺れをいなすことで頭部の揺れを抑え、前方視界の安定化と疲労軽減に寄与。また、シートデザインも、エクステリアのアンダーグリル形状をモチーフにデザインされたエンボスパターンや、肩口にはアクセントとしてオリーブカラーのバイオウルトラスエード®を採り入れるなど、専用配色と加飾で特別感を高めた。
長距離移動でのドライバーの負担を軽減する先進安全技術

<先進の予防安全技術 Lexus Safety System +>
レクサスはモビリティ社会の究極の願い「交通事故死傷者ゼロ」を掲げ、安全技術開発を進めている。世界トップレベルの先進安全技術をより早く開発し、より多くのクルマに普及させていくことが重要という考えのもと、新型GXにも最新のレクサス Safety System +を採用した。運転状況に応じて、適切な操作サポートを行うプロアクティブドライビングアシストや、ドライバーモニターとの連携によるドライバーの運転状況に応じた最適制御など、安全・安心なドライブに一層貢献していく。

主な機能
• プリクラッシュセーフティ[PCS] : ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせたセンサーを採用し、交差点などでの車両や、横断歩行者/自転車との衝突回避を支援する。
• レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付) :ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、設定した車間距離を保ちながら追従走行を支援。先行車が停止した時は自車も停止して停止状態を保持、先行車が発進した時はドライバー操作により発進し、追従走行を再開。高速道路の渋滞走行時など、停止・発信を繰り返すシーンなどで、ドライバーの運転負荷を大幅に軽減する。
• レーンディパーチャーアラート[LDA] : 車線から逸脱するおそれがある場合に、ドライバーへ警告するとともに、車線逸脱を避けるためのステアリング操作を支援する。
• ドライバー異常時対応システム : レーントレーシングアシスト[LTA]制御中に、ドライバーの運転姿勢が大きく崩れた場合等に、システムはドライバーの運転継続が困難と判断し、ストップランプを点灯させる等、周囲に警告を行いながら緩やかに減速。車線内に停車し、ドライバーの救命・救護に寄与する。
• プロアクティブドライビングアシスト[PDA] : 「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行い、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないようステアリング・ブレーキ操作をサポート。先行車との車間距離が近いときや、前方カーブに対して自車の速度が速い状況では、緩やかに減速支援する。さらに、信号交差点への接近を検出した時には、ウインカー操作に応じてあらかじめ減速を支援し、右左折時の操作余裕確保に貢献。車線内を走行時には常時ステアリングをアシスト。幅広い運転状況に応じた適切な操作サポートを通じて、お客様の安全安心な運転を支援する。


【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

2億年前の石材を使ったベントレー!? 「テクスチャー表現」に匠のワザ光る4台
2億年前の石材を使ったベントレー!? 「テクスチャー表現」に匠のワザ光る4台
レスポンス
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
motorsport.com 日本版
トヨタ大逆転か、ヒョンデ初の3冠か。勝田貴元が握る、タイトル防衛のカギ【ラリージャパンの見どころ】
トヨタ大逆転か、ヒョンデ初の3冠か。勝田貴元が握る、タイトル防衛のカギ【ラリージャパンの見どころ】
AUTOSPORT web
フェラーリ、予想通りタイヤのウォームアップに苦労。ルクレール「レースペースは良い。逆よりマシだ」
フェラーリ、予想通りタイヤのウォームアップに苦労。ルクレール「レースペースは良い。逆よりマシだ」
motorsport.com 日本版
スズキ「ジムニー」の“スライドドア仕様”を初公開!? アウトドア最強の「本格オフロード」モデル実車登場! めちゃゴツ顔の「エブニイ SPIEGEL」に反響続々!
スズキ「ジムニー」の“スライドドア仕様”を初公開!? アウトドア最強の「本格オフロード」モデル実車登場! めちゃゴツ顔の「エブニイ SPIEGEL」に反響続々!
くるまのニュース
「昔あったなぁ」装備 「燃料コック」操作したことありますか?
「昔あったなぁ」装備 「燃料コック」操作したことありますか?
バイクのニュース
フェラーリ代表、選手権争いに向け「自分たちの潜在能力に自信を持っている」ラスベガスでは好結果を残せると確信
フェラーリ代表、選手権争いに向け「自分たちの潜在能力に自信を持っている」ラスベガスでは好結果を残せると確信
AUTOSPORT web
アルファロメオ、日本初導入となる『ジュリア』左ハンドル車のカスタマイズプログラムを実施
アルファロメオ、日本初導入となる『ジュリア』左ハンドル車のカスタマイズプログラムを実施
AUTOSPORT web
【1970年代国産GTカーに思いを馳せて】光岡自動車からM55の市販バージョンが登場!
【1970年代国産GTカーに思いを馳せて】光岡自動車からM55の市販バージョンが登場!
AUTOCAR JAPAN
BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」、SUV版のテスト車両を生産開始
BMWの次世代EV「ノイエ・クラッセ」、SUV版のテスト車両を生産開始
レスポンス
排気量アップで140馬力!? 軽枠超えのコペンが本気すぎ
排気量アップで140馬力!? 軽枠超えのコペンが本気すぎ
ベストカーWeb
[2000年]代[軽スポーツ]に注目!? 流通量豊富なスズキ[アルトターボRS]に中古で乗る!!
[2000年]代[軽スポーツ]に注目!? 流通量豊富なスズキ[アルトターボRS]に中古で乗る!!
ベストカーWeb
旧車ベンツW111型「220SE」をデイリーに楽しむ!「羽根ベン」と呼ばれる理由は当時の米国の流行に乗ったデザインにありました
旧車ベンツW111型「220SE」をデイリーに楽しむ!「羽根ベン」と呼ばれる理由は当時の米国の流行に乗ったデザインにありました
Auto Messe Web
交換のたびに「ちょっと余る」エンジンオイル! コツコツためて使っても問題ない?
交換のたびに「ちょっと余る」エンジンオイル! コツコツためて使っても問題ない?
WEB CARTOP
【F1メカ解説】レッドブルがラスベガスで見せた”荒療治”。大きすぎた空気抵抗に対処すべく、サーキットでリヤウイングを削る苦肉の策
【F1メカ解説】レッドブルがラスベガスで見せた”荒療治”。大きすぎた空気抵抗に対処すべく、サーキットでリヤウイングを削る苦肉の策
motorsport.com 日本版
ライダーを重視した先進装備を多数搭載。新型『トライアンフ・タイガースポーツ660』発表
ライダーを重視した先進装備を多数搭載。新型『トライアンフ・タイガースポーツ660』発表
AUTOSPORT web
F1メディア委員会、故意のフェイクニュースの監視と取り締まりを検討
F1メディア委員会、故意のフェイクニュースの監視と取り締まりを検討
AUTOSPORT web
アルパイン2025年モデル発表 車種専用モデルさらに拡充 ナビもディスプレイオーディオも充実
アルパイン2025年モデル発表 車種専用モデルさらに拡充 ナビもディスプレイオーディオも充実
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

16件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村