個性が無いという個性
皆さんこんにちは!レーシングライダーの石塚健です。
ホンダ「GB350」とロイヤルエンフィールド「ヒマラヤ」 いま日本で買えるネオビンテージ系単気筒の共通項とは
シーズンオフに入ってから早くも6本目のインプレを書いておりますが、毎年この時期はレーシングライダーならぬレーシングライターという事で、絶賛執筆活動に励んでおります!
という事で、今回も現役レーシングライダーが乗って感じたインプレを皆さんにお伝えしていきたいと思うのですが、今回試乗してきたのはホンダの「GB350」。
登場したのは2021年4月と少し前ですが、このタイミングで試乗する機会を頂いたので、じっくりと乗り込んできました。
簡単にGB350のスペックをお伝えすると、348ccの空冷単気筒エンジンを搭載した、レトロチックなデザインが特徴的なロードスポーツモデルです。男女ともに幅広い層に人気のGB350ですが、昔ながらのオシャレな外観はライダー心をくすぐられます。
シート高は800mmで、身長165cmの僕が跨ると、かかとが少し浮くくらい。片足なら余裕のベタ足なので、小柄なライダーや女性でも難なく乗れてしまうと思います。ステップのゴムが肉厚で、足元のグリップ感が心地良い感じ。
エンジンを始動すると、アイドリング中の音はトトトトトという感じで、かなり静かめですが、スロットルを回すと見た目通りの良い音!下から突き上げるような程良い鼓動感がたまりません。
走ってみた感想は、本当に乗りやすいの一言。そしてポジションがとても楽。これと言って特別個性があるかと言われれば、そうではありませんが、扱いやすさは抜群で、何かを気にしながら走る必要がなく、純粋にライディングを楽しめるバイクだなと感じました。
タイヤサイズはフロントが19インチ、リアが18インチで、旋回性はどうかな?と思っていたのですが、問題なく曲がってくれます。
クイックに向きが変わるような旋回力はありませんが、全く悪くありません。ブレーキやサスペンションにも頼りなさは感じないし、シンプルですが、とにかく「全てが丁度いい」というのが、このバイクの一番伝えたい部分です。
そんな万人受けモデルかと思いきや、面白かったのがシーソー式のチェンジペダルが装備されているところ。
シフトアップ時にペダルを持ち上げるのではなく、踵で踏む操作が可能なので、慣れれば楽な事に加え、個人的にはブーツの甲が汚れなくて済むから良いなと思いました。
そんなGB350の価格(消費税込)は56万1000円。
ツーリングから日常の足まで、乗ったらわかるGB350との一体感と気持ちよさを、是非皆さんにも感じてみていただきたいです!
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みんなのコメント
自腹でGB350を買いますか?って話。
「それは、ちょっと・・・(嫌だ)」ってのが本心では?