ランチアは、6月にイタリアで開催される「ミッレミリア」に復帰する。ランチアが5月24日に発表した。
ミッレミリアは、1927年に始まったイタリアの伝統的公道レースだ。北部のブレシアを起点にローマへ南下し、再び北上して、ブレシアでゴールする。総走行距離が1000マイル(約1600km)であることから、ミッレミリアと呼ばれる。ミッレミリアは1957年に起きた大事故により、その後のレース開催が中止されたが、1977年に復活した。現在はクラシックカーが往年の姿のまま出走するエキシビション(タイムトライアル)レースとして、人気を集めている。
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ランチアブランドは、ランチア『D24スパイダー』の勝利から70周年を記念して、ミッレミリアに復帰する。1954年は、ランチアがモータースポーツで成功を収めた2年間の終わりを示す年だった。
1955年製のランチア『アウレリアB20 GT』に乗り、ミキ・ビアシオン氏が第42回ミッレミリアに参加する。ビアシオン氏は、1988年と1989年にランチア『デルタ・インテグラーレ』で、WRC(世界ラリー選手権)を制している。
2ドアクーペのアウレリアB20 GTは、世界で初めて「GT」の名を付した量産車。また、世界初のV6エンジン搭載車でもある。アウレリアB20 GTは1950~1958年に1万8000台以上が生産され、成功を収めた名車だ。
6年間の休止を経て、ランチアは「世界で最も美しいレース」とエンツォ・フェラーリが称賛したミッレミリアに復帰する。この復帰は象徴的な意味を持つ。2024年は、1954年にランチアがミッレミリアで初勝利を収めてから70周年にあたる。
1954年、ランチアは「カレラ・パナメリカーナ」や「タルガ・フローリオ」でも勝利し、ニュルブルクリンク1000kmレースでポールポジションと最速ラップを記録した。また、同年にはモンテカルロ・ラリー、シチリア・ツアー、タルガ・フローリオ、ポルト・グランプリでも勝利し、F1デビューも果たした。
今年、ランチアはステランティス所有の1955年製ランチア・アウレリアB20 GTをミッレミリアに出場させる。この車はトリノのヘリテージ・ハブに保管されており、自動車デザインの歴史に刻まれた「スタイル・マークス」テーマエリアに展示されている。
第42回ミッレミリアは、6月11日にブレシアを出発し、6月15日に同地に戻る予定。途中、トリノ、ヴィアレッジョ、ローマ、ボローニャに立ち寄る。
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みんなのコメント
結局、企業規模で見れば何にもなってない、マセラティ、アルファ、アバルトのモデル展開、
マルキオンネの功績はクライスラー傘下にしたのとフェラーリを独立させたくらい?