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【ホイール特集】RAYS(レイズ)/レイズが有する数々の特許技術は、究極完成形ではなく今も通過点。常に未開の技術への挑戦を続ける

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【ホイール特集】RAYS(レイズ)/レイズが有する数々の特許技術は、究極完成形ではなく今も通過点。常に未開の技術への挑戦を続ける

大胆かつ繊細に切削された加工には、レイズのエンジニア魂が宿る。様々な設計、生産手法を採ってアフターホイールの理想像を追求するレイズは、同時にドレスアップ性を高める数多くの特許技術を取得し実用化させている。

限られた円柱状の製品にあらゆる意匠を投下する

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ホイールはクルマを支える重要な機能部品であると同時に、そのスタイリング全体の印象に大きな影響を及ぼすキーデバイスでもある。限られた寸法の円柱形状という縛りがありながらも、いつも感心するほどに多種多様なアプローチが登場している。常に新しい表現方法が提案されるのは、各社が築き上げた技術の賜物だ。

とりわけ、レイズのアプローチにはいつも感心させられる。核となる自社鍛造製法を筆頭に、あらゆる最先端技術を持って自社設計生産を続ける彼らは、その伝統を大切に守りながらも革新を忘れない。高性能ホイールの究極を追求するかたわらで、常に優れたデザイン性も追い求めてきた。デザイン性を高める上での一例が、ホイール成型後に施されるマシニング加工や塗装にある。一例を挙げると、造形構築のために使われるマシニング処理(3次元加工)と、フィニッシュに使われるダイヤモンドカット(2次元加工)とを連続するひとつのデザイン処理と捉えて繋げたハイブリッドマシニングが、グラムライツのアズールシリーズに採用された。

ブランドを象徴するために添えられるロゴも進化を遂げる。かつてはステッカーが添付される程度だったものが、今では率先してマシニングでロゴが刻まれるようになった。ホイールを塗装した後、最新鋭の加工機で切削し、その後にクリアを吹いて仕上げる一連の手法は、レイズ独自のアドバンスド ・ マシニング ・ テクノロジー(A ・M・T・)と呼ばれる。刃物の削り目を残すことで削り出しの美しさを際立たせ、まるで高級機械式時計のような質感を見る者へと訴えかける。最新鋭の加工機はもとより、使用される刃物自体から自社で設計したものだという。また塗装後の切削加工となれば、工程経路に関わる工場設計まで大幅な変更が求められる。生産効率やコストの面からは明らかに不利となるだろう。それでもレイズはその高い山に挑んでモノにしてきた。

これらの技術はレイズグループにおける表面処理・意匠関連知財として特許を取得している。許認可の面でも盤石なものであり、これからも末長くレイズ固有の個性となって輝き続けるはずだ。

一連の特許技術はレイズにとって、決して到達点ではなく、ただの通過点に過ぎない。A.M.T.をさらに発展させ、外周に沿ってリム部を削ったのちに、マスキングせずに他色をベースカラー上に着色させるREDOTや、切削箇所のみ電気着色させるe-PRO COATも特許を取得した。さらにふたつの色を着色させつつ、そこに彫刻も含ませた技術や、新意匠のマシニング技術も次々と実用化させている。鍛造製法に代表されるホイールの基礎設計開発および生産技術のみならず、意匠関連に関してもレイズは常に革新を続ける。

去る7月1日、レイズ本社にて、これらの技術を改めて公開するプレゼンテーションが実施された。自らの技術に確固たる自信を持ち、とんでもない技術を実用化させつつも、それを声高に訴えず製品力という無言の説得力で世を驚愕させてきたレイズにしては異例のこと。これらの特許技術は、まさにレイズ・エンジニアたちの矜持だと思えた。代表取締役を務める三根茂留氏を筆頭としたアナウンスには自信が漲っていた。

これら特許技術は決して、天から降ってきたようなユニークな発明ではない。とある誰かの突拍子もない思いつきを、ただひたすら実用化に向け切磋琢磨してきたエンジニアたちの努力の結果だと思う。これらの技術がサラっと搭載されるレイズのアフターホイールは、ゆえに独特の雰囲気が宿っている。レイズの技術は工業大国ニッポンを改めて感じさせる、我々にとっての誇りである。

お問い合わせ
レイズ 06-6787-0019 https://www.rayswheels.co.jp/

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みんなのコメント

1件
  • 地元と言うこともあり、車に入れる外品ホイールはレイズ 一択です。
    欲を言えば、品質、国内製造はそのままにもう少しお値段をダウンしていただけると嬉しいです…。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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