現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 【角田裕毅F1第6戦密着】自己最高7位入賞も、終盤のポジションダウンに戸惑い「できる限りのことをしたのに……」

ここから本文です

【角田裕毅F1第6戦密着】自己最高7位入賞も、終盤のポジションダウンに戸惑い「できる限りのことをしたのに……」

掲載 更新 48
【角田裕毅F1第6戦密着】自己最高7位入賞も、終盤のポジションダウンに戸惑い「できる限りのことをしたのに……」

 F1第6戦アゼルバイジャンGPの表彰式のセレモニーが行われている裏に設置されているミックスゾーンに現れた角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)。開幕戦のバーレーンGP以来、5戦ぶりにポイントを獲得したものの、そこに笑顔はなかった。

「久しぶりにいいレースだったのでは?」と尋ねられると、「いいえ、まったくいい日じゃなかったです」と即答し、こう続けた。

角田裕毅7位で2回目の入賞果たす「赤旗後に順位を落としたことが悔しいが、ポジティブなレースだった」F1第6戦

「レッドフラッグまでは調子がよくて、ある程度走りもよかった。でも、レッドフラッグの後はフラストレーションの溜まる2周でした」

 前日の予選で8番手となった角田は、予選6番手のランド・ノリス(マクラーレン)がペナルティで3グリッド降格したため、今シーズン最高位となる7番手からスタートした。

 スタートでひとつポジションを落としたものの、7周目にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を抜き返して、再び7番手となった。タイヤはまだグリップしていたが、アロンソがピットインしたため、チームはアンダーカットされないよう9周目に角田をピットインさせる。アロンソの前でコースに復帰した角田は、上位陣が1回目のピットストップを終えた段階で8番手と入賞圏内をキープしていた。

 その後、ランス・ストロール(アストンマーティン)がクラッシュして7番手となり、レースは終盤に入った。このまま7番手でチェッカーフラッグを受けるかと思われた46周目に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がタイヤトラブルでクラッシュ。すぐさまセーフティーカーが導入され、赤旗が出された。51周のレースは49周目にセーフティーカー先導でグリッドへ向かった後、スタンディングスタートで再開されることが決まった。

 事実上、2周だけのミニレースという異例の形で締め括られることになった。

 6番手からスタートした角田だったが、再スタート直後にノリスとアロンソに相次いでオーバーテイクされてしまう。それが、納得いかなかった。

「アグレッシブにいったつもりですが、正直どうやったらあのシチュエーションでポジションをふたつも落とさないでレースできるのかはまだわからない。自分としてはできる限りのことをしたのですが……」

 決してポジションを守ろうとか、接触を避けて守りに入って抜かれたわけではない。自分のレースをしたのに、肝心な場面でふたつもポジションを落としたことに戸惑い、不満の残るレースになってしまった。

「すごくフラストレーションが溜まるレースでした。特に最後の2周が……」

 開幕戦からスタートに課題を抱えていた角田。しかしその後、マシンの挙動に自信が持てず、自分の走りができないという問題にも対処しなければならず、スタートの課題を克服するまでには至っていなかった。

 モナコGP後、イタリアに移ってエンジニアとのミーティングを重ねたことで、マシンに関してはかなり自信を持って攻めることができるようになった。

「ステップアップできたレースウィークだったんじゃないかなと思います」

 最後にポジションをふたつ失ったが、それよりも大きなモノを得たアゼルバイジャンGPだった。

こんな記事も読まれています

15年ぶり復活の「インテグラ」実車公開! 美麗デザインが超カッコイイ「スポーティ“ハッチバック”」! 6速MTもある「最新型モデル」米に登場で反響も
15年ぶり復活の「インテグラ」実車公開! 美麗デザインが超カッコイイ「スポーティ“ハッチバック”」! 6速MTもある「最新型モデル」米に登場で反響も
くるまのニュース
手にできる幸運なオーナーは誰? ハーレーダビッドソン2024限定モデル〈ハイドラグライドリバイバル/タバコフェード〉
手にできる幸運なオーナーは誰? ハーレーダビッドソン2024限定モデル〈ハイドラグライドリバイバル/タバコフェード〉
WEBヤングマシン
実は知らない?バイクの基本構造のおさらい
実は知らない?バイクの基本構造のおさらい
バイクのニュース
F1の2024年第1四半期収益は、前年より45%増加の約778億円。放映権など主要な収益源すべてに成長が見られる
F1の2024年第1四半期収益は、前年より45%増加の約778億円。放映権など主要な収益源すべてに成長が見られる
AUTOSPORT web
伝統の「ディフェンダー」 ランドローバーが2025年モデル発表 「130」にV8エンジン選択も可能へ
伝統の「ディフェンダー」 ランドローバーが2025年モデル発表 「130」にV8エンジン選択も可能へ
AUTOCAR JAPAN
[自分でタイヤ交換]実は危険の塊だった!? ホイールナットの流用はダメ!! 超怖いありがちなミスって
[自分でタイヤ交換]実は危険の塊だった!? ホイールナットの流用はダメ!! 超怖いありがちなミスって
ベストカーWeb
自らシボレー「コルベット」を米国から並行輸入した理由とは? DIYで再現したボディカラーでコクピットを統一
自らシボレー「コルベット」を米国から並行輸入した理由とは? DIYで再現したボディカラーでコクピットを統一
Auto Messe Web
昔はなんと木の札だった! 日本の運転免許証120年の歴史を振り返る
昔はなんと木の札だった! 日本の運転免許証120年の歴史を振り返る
WEB CARTOP
ホンダ『シビック』デザインのTシャツ発売…歴代を着る
ホンダ『シビック』デザインのTシャツ発売…歴代を着る
レスポンス
【スズキ】2024 鈴鹿8耐の SUZUKI 応援応援グッズ付チケットが発売
【スズキ】2024 鈴鹿8耐の SUZUKI 応援応援グッズ付チケットが発売
バイクブロス
【暫定結果】2024年WEC第3戦スパ・フランコルシャン 決勝
【暫定結果】2024年WEC第3戦スパ・フランコルシャン 決勝
AUTOSPORT web
レクサス“新”「小さな高級車」登場! 斬新「2トーンカラー」採用&加速性能アップ!新型「UX」独で約732万円から
レクサス“新”「小さな高級車」登場! 斬新「2トーンカラー」採用&加速性能アップ!新型「UX」独で約732万円から
くるまのニュース
トヨタ カムリ 新型、『プリウス』顔に変身…米国で生産開始
トヨタ カムリ 新型、『プリウス』顔に変身…米国で生産開始
レスポンス
異例の“赤旗&延長”大波乱のWECスパでプライベーターが金星。ワークスポルシェを従え初優勝【後半レポート】
異例の“赤旗&延長”大波乱のWECスパでプライベーターが金星。ワークスポルシェを従え初優勝【後半レポート】
AUTOSPORT web
「出っ歯、竹ヤリ」暴走族の定番… 見た目スゴい過激カスタムなぜ誕生? ルーツはどこに
「出っ歯、竹ヤリ」暴走族の定番… 見た目スゴい過激カスタムなぜ誕生? ルーツはどこに
くるまのニュース
あの頃乗りたかった! 昭和世代(40年世代)が乗りたかったバイク5選
あの頃乗りたかった! 昭和世代(40年世代)が乗りたかったバイク5選
バイクのニュース
ピットでメンテナンスを受けることも可能! スーパーオートバックスのなかにヒョンデのショールームが誕生
ピットでメンテナンスを受けることも可能! スーパーオートバックスのなかにヒョンデのショールームが誕生
WEB CARTOP
往時の強さ取り戻したマルケス、13番手スタートから2位フィニッシュ。優勝争う前から「もうクタクタだったよ……」
往時の強さ取り戻したマルケス、13番手スタートから2位フィニッシュ。優勝争う前から「もうクタクタだったよ……」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

48件
  • 本当に今までの日本人ドライバーとは何もかも違う。
    レベルがどうのこうのではなく全く異質のドライバー。
    末恐ろしさ100%!!!
    更に言えばアンチには理解不能www
  • 相手が悪い
    F1の魑魅魍魎相手にはまだまだ若いって事かな。
    でも今回は良かったと思うよ、この調子で頑張れ!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村