ヘッドアップディスプレイとは?後付け出来るおすすめも紹介
メーターカバーの上に現れた透明なプレートや、フロントウインドウなどにスピードやエンジン回転数、ナビの情報などが表示されるヘッドアップディスプレイ。高級車を中心に採用が広がっていますが、ヘッドアップディスプレイの利点は何でしょう?後付けで装着する製品も紹介します。※写真:デンソー
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ヘッドアップディスプレイのメリットとは?
一般的にスピードメーターは運転している視線より下に配置されています。そのため、運転中に視線を移動する必要があり、一瞬とはいえ運転視界が途切れることがあります。これを防止するために開発されたのがヘッドアップディスプレイです。運転するときに見ているフロントウインドウ越しの視界の中にスピードメーターがあれば、視線を外すことなく速度の確認ができるわけです。
国産車で最初にヘッドアップディスプレイが採用されたのは、1988年に発売されたS13シルビアです。S13シルビアのヘッドアップディスプレイは現代のものと同様に、フロントウインドウの先に虚像を結ぶタイプで、表示がフロントウインドウより遠くに見えるようになっていました。
たとえば100km/hで走っているときは100~200m先を見ています。そこからいきなり視線を移動して数10cm先にあるメーターにピントを合わせるのはなかなか大変で、とくに高齢になると目の遠近順応性能が落ちてくるため、表示が遠くにあるのは運転が楽になるメリットもあります。最近はウインドウに投射型ではなく、透明なパネルが立ち上がって、そこに投射されるタイプも増えています。
後付けのヘッドアップディスプレイにはどのような製品があるか?
後付けで装着可能な社外品のヘッドアップディスプレイは表示方法で3つに分類できます。もっとも多く販売されているものは、いわゆる追加メーターをオンダッシュで取り付けるタイプです。一方、メーカー製品のように透明なプレートに投射するタイプもあります。このタイプにはスマホのアプリ画面を投射するタイプもあります。最後に紹介するのはフロントウインドウに投射するタイプです。フロントウインドウに投射する場合、ガラスのままだと写りが悪いのでフィルムを貼る場合がありますが、じつはフロントウインドウにフィルムを貼るのは違反になるので注意が必要です。
表示とは別に速度の検出方法で2つに分類できます。1つはGPSを使う方法で、端末の位置から移動距離と移動時間がわかれば速度を割り出せるというわけです。もうひとつはOBD2と言われるクルマ側の端子からデータを引き出すものです。OBD2は診断機を接続して、車両情報を引き出す端子なのですが、その機能を利用してスピードメーター信号などを取り出すというものです。
Yahoo!ショッピングで人気の製品を紹介
Yahoo!ショッピングで人気になっているモデルを幾つか紹介します。ただし、この手の製品は車種による相性なども大きいので、購入前に念入りに下調べをしたほうがいいかもしれません。
執筆時に一番人気だったのが「ACECAR AP-6」です。液晶モニターに各種情報を表示するタイプの追加メーターで、オンダッシュタイプとなります。データはOBD2とGPSの両方を使います。表示画面は9種類あり、スピードメーターをメインにエンジン回転数、ターボ過給圧、走行距離、コンパス、時計、水温、電圧などが組み合わされます。価格は9000円を切る程度です。
純正ヘッドアップディスプレイのように透明なプレートに投射するタイプで人気なのが「Crossfield HUD-1900jp」です。GPS方式なので電源の配線のみで使うことができます。表示できるデータは速度や時計など限られますが、実用上は大きな問題はないでしょう。価格も6000円強です。
フロントウインドウ投射タイプで人気なのが「車載用ヘッドアップディスプレイ HUD550」です。GPSとOBD2併用タイプで、スピード、タコメーター、水温、走行距離、電圧、燃料計などのほか、シフトアップ警告、速度警告なども表示できます。付属でフロントウインドウ貼り付け用フィルムも同梱されていますが、フィルムを貼らずとも使用できるということです。価格は5000円強です。
著者:諸星陽一
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みんなのコメント
見づらかったり邪魔になったりで良くない
うえに後付け感がカッコ悪い。
この手の商品は純正品意外を付けるのは
止めた方が良い。
上記は事実ですがその後は大嘘です。
特に後付けの簡易な反射型は唯反射させているだけで結局焦点距離は元々のメーターと対して変わらないのでピント合わせは必要です。
航空機に装備される高度なHUDはきちんと焦点距離が数マイルもしくは無限遠になるように
複雑なレンズ系が使われています。