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ドゥカティが新スーパーバイク、パニガーレV4 RをEICMA2018開催に先駆け発表。最高出力221馬力

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ドゥカティが新スーパーバイク、パニガーレV4 RをEICMA2018開催に先駆け発表。最高出力221馬力

 11月5日(日本時間)、ドゥカティがイタリアのミラノで『ドゥカティ・ワールド・プレミア2019』を開催。2019年モデルの発表を行い、新モデルのスーパーバイク、パニガーレV4 Rが公開された。

 今回の発表は11月8日から始まるミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)に先駆けて行われたもの。新モデルとして登場したパニガーレV4 Rは、スーパーバイク世界選手権(SBK)2019年シーズンマシンの基盤になるモデルだ。

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 そのベースは1103ccの90度V4エンジンを搭載するパニガーレV4 Sだが、新モデルであるパニガーレV4 Rが搭載するのは998ccの『90度デスモセディチ・ストラダーレV4 Rバージョン』エンジン。

 サーキット走行を主軸に置いたパワー・デリバリーを特徴とし、レッドゾーンもさらに高回転に設定されているという。最高出力は221馬力/15,250rpm、最大トルクは112Nm/11,500rpm。最高出力はアクラポビッチ製のドゥカティ・パフォーマンス・エグゾーストを装着した場合、13馬力引き上げることができ、234馬力/15,500rpmにまで達する。

 また、カウルの両サイドにウイングを備えるのもパニガーレV4 Rの特徴のひとつ。ドゥカティのMotoGPマシン、デスモセディチGP16で使用されていたウイング・コンセプトをベースとしながらも、さらに効率化を目指した。カウルのデザインとこのウイングによりダウンフォースが向上し、ウイリーの発生を低減。さらにコーナー進入とブレーキング時の安定性が向上した。

 フロントサスペンションにはオーリンズ製のφ43mm加圧式NPX25-30フォークを採用。SBKマシンにも採用されるシステムから派生したもので、加圧式ダンピング・システムが採用されている。従来型のシステムに比べて路面の凹凸などの吸収力に優れており、制動時の安定性やサポートによりフロントエンドのフィーリングが増している。

 リヤにはTTX36ショック・アブソーバーを装着し、フロント・リヤともにマニュアル調整式だ。ステアリングダンパーもオーリンズ製で、こちらも電子調整ではなくあえて手動による調整式となっている。これらのサスペンションに組み合わされるのは、マルケジーニ製アルニミウム・ホイールだ。

 電子制御面ではボッシュ製6軸慣性プラットフォーム(6D IMU-慣性測定ユニット)が採用されている。パニガーレV4 Rは3つのライディングモードを備えるが、電子制御の作動パラメーターはそれぞれのモードによって設定されている。

 さらにはバイクがバンクしている最中でもABSの作動を可能にするボッシュ製コーナリングABS、適正なリヤホイールスピン保持に必要な介入度を計算するドゥカティ・トラクション・コントロールEVO(DTC EVO)など電子制御面でも多くの機能を備えている。なお、これらの諸元値や仕様はすべてイタリア仕様となっており、日本導入モデルは異なる場合があるとのこと。

 このパニガーレV4 Rに加え、今回の発表会ではパニガーレV4 Sコルセが登場。このカラーリングはワールド・ドゥカティ・ウィーク(WDW)2018内で行われたチャンピオンズ・レースウイナーのミケーレ・ピロが駆ったマシンと同様のグラフィックが採用されたスペシャルバージョンだ。また、ディアベル1260/S、ハイパーモタード950/SPが新モデルとして公開された。

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