■外見ではわからない隠れパンクとは
クルマを運転するうえで、タイヤは重要な役割をはたしています。基本的に4つのタイヤがエンジンから伝えられる動力を地面に伝えることで進んでいくのです。
そのため、タイヤの空気圧や状態を定期的にチェックすることは安全面で大切な部分となります。しかし、いくら定期的にチェックをしていても、見ただけでは異常がわからない「隠れパンク」というものがあります。この隠れパンクとはどのような状態のことなのでしょうか。
全国でロードサービスを展開しているJAFの調査によると、2017年度のタイヤトラブルは39万1799件となり、10年前と比べて約36%も増加しているといいます。
そのなかで、釘などの尖ったものがタイヤに刺さって空気が抜けてしまうパンクのほかに、隠れパンクと呼ばれるものが発生しています。
隠れパンクは名前の通り、ひと目見ただけでは異常がわかりません。しかし、そのままの状態で走行を続けていると、最悪の場合バーストする危険性があります。
では、隠れパンクはなぜ起こってしまうのでしょうか。カー用品店「オートバックス」を運営する株式会社オートバックスセブン広報部は、次のように説明しています。
「隠れパンクの要因としては、タイヤの空気圧の低下が原因です。タイヤの空気圧が適正値より低下することで、スタンディングウェーブ現象が起き、タイヤ内部のワイヤーなどの金属が歪んでしまいます。
それによりタイヤの内部にひびが入ったり、高速道路を走行中にバーストする可能性があります。もちろんタイヤの外側には傷やひびがないので、見ただけでは分かりにくいです」
外見上では、判断しにくい隠れパンクを予防するには、どのような対策を取ればいいのでしょうか。
「隠れパンクを防ぐには、適性な空気圧を保つことです。何もしなくてもタイヤの空気は、風船のように徐々に抜けていくため、月に1回は空気圧を測定するように心がけてください。昔は、ガソリンスタンドで給油をすると店員が空気圧の点検をしてくれましたが、いまはセルフ式が多くなったためその機会も減りました。
また、個人でも空気圧を測定する習慣があまりないため、来店するお客様の空気圧が低いケースも見受けられます。空気圧を適正値にすると、空気圧が低いときよりも燃費が向上し適正運転がしやすくなるというメリットもあります」
※ ※ ※
最近では、スマートフォンのアプリ上でタイヤの空気圧を測定する商品も登場しています。各タイヤのバルブに専用のセンサーを取り付けることで、専用アプリでそれぞれのタイヤの空気圧を管理できるもので、外見上で見つけることのできない隠れパンクを「空気圧の異常」という形で発見することができます。
■パンクを未然に防ぐためにどうする?
前述したJAFの調査では、1か月以内にタイヤの点検をしたユーザーは全体の27.4%となり、7割以上の人が適正な頻度で点検をしていないことがわかります。
では、自分でタイヤを点検する際には、そのようなポイントを確認すればいいのでしょうか。
まず、大切なのは車種ごとに指定されている空気圧を守るという点です。クルマには、それぞれ空気圧が決められており、国産車の場合は運転席のドア部分にステッカーが貼られています。
指定されている空気圧は、基本的に自動車メーカーがさまざまなテストを経て指定している数値のため、むやみに変更する必要はありません。
また、サイズアップやインチの違うスタッドレスタイヤなどを装着する場合には、購入した販売店に相談するか、インターネット上で変更前と変更後のサイズを記入すると適正な空気圧が調べられるサイトも存在しています。
空気圧以外で確認するポイントは、タイヤの外見です。目視の点検では、タイヤの表面にある傷やヒビを見ることができ、とくにサイドウォール部分に亀裂が出ている場合は早めにタイヤを交換した方が良いでしょう。
また、最近の輸入車には、空気圧センサーが搭載されていることが多く、空気圧の管理もしやすくなっています。このようなシステムは、TPMS(タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム)と呼ばれ、欧米や韓国では義務化が決定・施行されています。
日本での義務化は遅れていますが、すべてのクルマに標準装備される日も遠くはないかもしれません。
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