ボディが小さければ最小回転半径も小さくなるという訳ではない
クルマの性能として取り回しというのはとても重要な要素だ。なかでも最小回転半径は日常的な部分に大きく関係するだけに、基本的にはできるだけ小さいほうがいい。ロングホイールベースのクルマなどでは、内輪差が大きくなることもあるので一概には言えないが、路地での右左折や車庫入れ、Uターンなどではやはり小さいほうが切り返しも少なくて済み、使い勝手はよくなる。
苦手な駐車や狭い道の恐怖から解放! 小回り性能抜群の日本車13選
最小回転半径というのは、そもそもどの部分で測っているかというと、外側を通るフロントタイヤの中心の軌跡。軽自動車ともなると、4m台前半が当たり前だが、ボディが小さければ最小回転半径も小さくなると、単純には言えないから難しい。
まず問題なのはタイヤの切れ角だ。ハンドルを切ってたくさん切れれば、当然小さく曲がれるのだが、エンジン横置きのFFが主流の昨今ではこの点が厳しい。ホイールハウスが押されてクリアランスが取れなくなるからで、逆にFRで多い縦置きとなると、余裕が出るので切れ角を確保するのは簡単だ。メルセデス・ベンツが伝統的に大きく切れるのは、FRを採用してきたからというのは大きいだろう。
ちなみにスバルの水平対向もシリンダーが左右に配置されるので、切れ角確保は難しく、その昔のモデルでは恐ろしく切れないのが普通だった。とはいえ、今のスバル車では不満が出ないのは、それだけが要素ではないから。
ボディの横幅を拡大すると切れ角を大きくできることも
たとえば3ナンバーサイズに拡大することで左右方向の余裕が確保できているというのはあって、ボディを大きくすると最小回転半径を小さくできる。ただ、そうなると、ボディは大きくなって取り回しは悪くなるので、とにかく全体のバランスというか調和は非常に難しい。
このほかにも、タイヤサイズやサスペンションの形式や構造も関係する。タイヤは太いよりは細いほうがいいし、そもそも外径は小さいほうが有利で、最近の大径化は最小回転半径には不利と言っていい。サスペンションについてはシンプルでアームが動く幅が大きいとよく切れるようにできるが、こちらも最近では凝ったものが増えているので、各メーカーとも足まわりの担当者は頭を悩ましているのが現状だ。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
4児の父「杉浦太陽」、新車で買った「高級ミニバン」初公開! 「すごく乗りやすくて…」全貌を明かし「カッコイイ!」「好感持てる」の声集まる
1000馬力の“4.1L V6”搭載!? 新「R36GT-R」まもなく登場!? レトロなデザイン採用した「和製スーパーカー」 どんなクルマ?
ホンダ新型「高級ミニバン」登場! めちゃ「豪華リアシート」×専用“黒すぎ顔”採用! 516万円の「新型オデッセイ 最上級仕様」はどんなモデル?
ついに発売! 注目のトヨタ新型「ランドクルーザー250」人気グレードは何? プラドオーナーの評判は? 販売店に聞いてみた
ホンダ「新型コンパクトミニバン」登場! 8年ぶり刷新でゴツい「アウトドア仕様」に上質“洗練スタイル”も用意! 「新型フリード」純正アクセ公開
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?