奇しくもホンダが2021年でF1撤退を発表した翌日の10月3日、新横浜アイススケートリンクでは、新たなレースが誕生しようとしていた。
舘内 端氏が代表理事を務める日本EVクラブが主催する「SDGs(※) ERK on ICE」は、「Stopクルマ離れ」、「Stop気候変動」をテーマに電気レーシングカートで行うパシュート。
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今回が第1回目のレースだ。本来ならば一般参加者を募っての開催だったのだが、コロナウイルスの影響で今年はメディア対抗戦に変更。モータージャーナリストと編集者が1つのチームとして参加することとなった。「ドライバー」チームは斎藤 聡さんとドライバーWeb編集部・大庭がタッグを組み参戦した。
●「Electric Racing Kart」、つまり電気レーシングカートを略してERK。電動なので走行中にCO2などの排出ガスはゼロだ
レースは初戦で「カートップ」チームと対決し、敗退。
しかーし! 案ずることなかれ、敗者復活戦が用意されていたのだ!
途中、編集部・大庭の乗るカートが電欠となり、踏んでもスピードが出ない小トラブルなどに見舞われつつも「ドライバー」チームは敗者復活戦を順調に勝ち進み、なんと決勝に到達。優勝候補の「ティーポ」チームと白熱した戦いを繰り広げ見事勝利。ERK on ICE 第1回の記念すべき優勝チームとなったのだ。
●まさかの優勝! カート初心者の大庭も安心して楽しめた
●編集部・大庭が乗ったのは1.62kWh・48V仕様のモーターを左右に2つ配置し、左右後輪を別々に駆動する比較的扱いやすいERK
氷上のカートレースはスピンしそうなスリリング感がありつつも、スピードは通常のカートよりも遅く、初心者でも安心して挑戦できる。これもすべて、排出ガスや爆音がないERKだからこそできること。
特製のスパイクタイヤを履けばスケートリンクも問題なく走れる。初心者でも楽しめるモータースポーツとして、どんどん発展していくだろう。
●「ドライバーチーム」の斎藤 聡さんは、2人乗りのEVフォーミュラカー、EV SIDE by SIDEのデモランでもドライバーを務めた
日本EVクラブは、SDGsをモータースポーツの分野から達成することを目標にしていて、このレースもその活動の1つ。今後は全国のアイススケートリンクと協力して、EVカートレースを発展させる方針だ。
※国連サミットで採択した2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。17のゴール、169のターゲットから構成される
〈文=ドライバーWeb編集部・大庭 写真=荒川正幸〉
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