株式会社ホンダ・レーシング(HRC)は、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに、レプソル・ホンダ・チームから参戦しているマルク・マルケスと2021年から4年間、契約更新の合意に至ったことを発表した。
マルケスは、2008年に125ccクラスでロードレース世界選手権デビューを果たすと、2010年に王者に輝く。2011年にMoto2クラスに昇格すると参戦2年目にチャンピオンを獲得した。
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そして、2013年にホンダの名門チームであるレプソル・ホンダ・チームのライダーに抜擢され、MotoGPクラスにステップアップした。最高峰クラスでは初年度に史上最年少王者になると、2014年には開幕10連勝を含む、年間13勝を挙げ2年連続でチャンピオンを奪取する。
2015年は、当時ヤマハから参戦していたホルヘ・ロレンソにタイトルを奪われランキング3位となったが、2016年からは4年連続でチャンピオンに返り咲いた。これまでMotoGPクラスで史上最多となる通算62度のポールポジションを獲得し、通算56度の優勝をしている。
そんなマルケスは今回、2020年までだった契約を延長し、2024年までホンダのワークスチームでホンダRC213Vを駆り戦うことが決まったとHRCが明かした。
マルケスは「HRCとの契約の4年間更新について発表できたことを誇りに思う。2013年にホンダは、最高峰クラスをワークスマシンで闘うチャンスを与えてくれた。MotoGPクラスデビュー以来、ホンダとともに数々の勝利を得た」とコメントしている。
「今後もホンダファミリーの一員でい続けられることを光栄に思う。HRCの強力なサポートのおかげで、このパートナーシップを更新し、共通のゴールを追い続け、成功のストーリーを作り続ける自信があるんだ」
HRCの代表取締役社長である野村欣滋氏は「マルク・マルケス選手を、来年から4シーズンにわたり、引き続きワークスチームの一員として迎えられることを大変うれしく思っています」と語る。
「数カ月前からマルケス選手と話し合い、共に勝ち続ける意思を再確認いたしました。マルケス選手は2013年に最高峰クラスにデビューして以来、7年のうち6回チャンピオンに輝き、我々ホンダに数多くのタイトルをもたらしてくれました。唯一無比のチャンピオンですので、我々もそれに負けないよう応えていきます」
「このパートナーシップに自信を持っています。また今後とも関係者全員の成功を祈っています」
最高峰クラスMotoGPで6度のタイトルホルダーであるマルケス。2024年まで王者に君臨し続けるのだろうか。
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