マクラーレンは、マシンに新しいフロアを投入する準備を進めているものの、ライバルたちが直面したのと同じように、アップデートが上手く機能しないリスクがあることを踏まえ、慎重に開発を進めているようだ。
今季のマクラーレンは、F1マイアミGPでのアップデートとランド・ノリスの初優勝をきっかけに躍進を続けており、コンストラクターズランキングでは首位レッドブルと8ポイント差に迫っている。ドライバーズランキングでは、マックス・フェルスタッペンとノリスは62ポイント差。残り9戦での逆転も不可能ではないギャップだ。
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ただ上位チームのマシンパフォーマンス差はわずかであり、マクラーレンはアップデートによって得られる向上が決定的な要素になる可能性があることを認識している。
2024年シーズンを通して、ダウンフォースを増やすことを目的とした新しいフロアが望ましくない副作用をもたらすというトラブルに見舞われたチームは少なくないのだから、マクラーレンが慎重になるのも当然だ。
アストンマーティンはイモラで大幅なアップグレードを行なったが現在は勢いを失っており、フェラーリはスペインGPで行なったアップデートによって、高速域でのバウンシングが再発してしまった。
さらに最近では、レッドブルが直面しているバランスの問題がエミリア・ロマーニャGPで導入した新しいフロアの影響によるものではないかと疑問視されている。
マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレア・ステラは、今季のマクラーレンがここまでシーズン半ばに壁に直面しなかった要因のひとつは、適切なメジャーアップデートを1度しか行なわなかったこと、つまりトラブルのリスクを最小限に抑えられたことだと語る。
また、マクラーレンはファクトリーでフロアのアップグレードに取り組んでいるが、新しいパーツが機能することをしっかり確認してからサーキットに持ち込むつもりだという。
「マイアミ以来、我々は大幅なアップグレードはしていない」
ステラ代表は、他のチームが味わった失敗を免れた理由についてそう語った。
「マイアミほどではないが、次のアップグレードはザントフールト(オランダGP)で行われた。それはマシンの他の部分(フロア以外)だった」
「しかしアップデートの一部を持ち込まなかったのには理由がある。もし我々がGOのボタンを押していたら、実車で本格的にテストしたときに疑問を抱いたかもしれないと考えたからだ」
「だから、サーキットに持ち込めるほど開発が成熟していることを確信するために時間をかけているんだ」
マクラーレンは先日のオランダGPで支配的な強さを発揮。しかしステラ代表はこれは例外的なパフォーマンスであり、他のマシンとのパフォーマンス差はごくわずかだったと語っていた。
だが前戦イタリアGPでも、マクラーレンはフロントロウを独占。決勝ではシャルル・ルクレール(フェラーリ)の1ストップ戦略に敗れたものの、2台が表彰台に上がっている。
ステラ代表は、これはマシンの差というよりも、ドライバーたちがいかにタイヤを使いこなせているかどうかが大きいと考えている。
「グリッド順は、どのクルマが支配的かというよりも、ドライバーたちがグリップを使いこなすことができるかどうかにかかっていると思う」
「単純に順位だけを見るのではなく、実際のラップタイムを見てみると、上位4チームのドライバーは皆、1番グリッドを獲得できるコンディションにあったんだ」
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