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アストン マーティンDB11に「AMR」 5.2ℓV12は30ps増 CEO「未来のコレクターズカーに」

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アストン マーティンDB11に「AMR」 5.2ℓV12は30ps増 CEO「未来のコレクターズカーに」

もくじ

ー AMR、新たなフラッグシップ
ー 洗練と性能のバランスめざす
ー 内外装「ダークカラー」 価格は

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AMR、新たなフラッグシップ

アストン マーティンは、DB11 AMRを開発した。ニュルブルクリンクの新しいAMRパフォーマンス・センター開設を記念して、本日発表する。

新型DB11 AMRは、V12エンジンを搭載するDB11に代わる新しいフラッグシップ・モデルであり、パワー、パフォーマンス、ドライビング・ダイナミクス、エグゾースト・サウンドなど、あらゆる性能を引き上げて、エクステリアやインテリアにもさまざまな改良を施している。

このモデルの開発目標は、より印象的なドライビング・エクスペリエンスを実現しながらも、オリジナルのV12 DB11の美点である成熟性や長距離ドライブでも疲れを感じさせないGTパフォーマンスを両立させることだったという。

同社は「AMR(アストン マーティン・レーシングによる耐久レース・プログラムの成功をインスピレーションとする名称)は、アストン マーティン・ラインナップの各モデルに、さらなるパフォーマンスの可能性を切り拓いてきました」とコメント。

DB11 AMRの心臓部には、5.2ℓV12ツインターボ・エンジンが搭載されている。最高出力は639psに達し、DB11 V12を30ps上回る。V8仕様のDB11と比較すると、その差は実に129psに達する。

一方、最大トルクは71.4kg-mであり、DB11 V12と同一。0-100km/h加速は3.7秒で、DB11 V12より0.2秒向上している。334km/hに達する最高速度は、世界最速のGTカーの1台であると同時に、現行のアストン マーティン量産車の中でも最速モデルとなっている。

洗練と性能のバランスめざす

アストン マーティンは、「エキサイティングな性能と洗練された足回りを高次元でバランスさせたDB11 AMRは、卓越したスキルを備え、チーフ・エンジニアのマット・ベッカー率いるアストン マーティン・ダイナミクス・チームにより、いっそう磨きがかけられています」と説明する。

彼らの仕事は、GTならではのしなやかな乗り心地を犠牲にすることなく、路面フィールをダイレクトに伝えるシャシーを作り上げることだった。

同様に、トランスミッションのシフト・ストラテジーも新たに設定され、エグゾースト・サウンドもわずかに増強されているという。

アストン マーティン社長兼CEOのアンディ・パーマーは、DB11 AMRについて、次のように述べている。

「2016年のデビュー以来、DB11ラインナップは急速かつインテリジェントに進化を遂げ、成熟の域に達しています。V12モデルの販売台数は、約4200台に達しています。V8クーペやヴォランテと比較すると、V12モデルは、より高いスポーツ性を秘めている一方で、GTカーとしての資質も維持しています」

「綿密な計算の下でパフォーマンスとスタイリングが強化されたDB11 AMRは、速いだけでなく(最高速度は334km/h)、これまで以上に精密なハンドリングも備えています。ダイナミックな性能と魅力的なスタイルを組み合わせたこのクルマは、DB11ラインナップの新たなフラッグシップ・モデルとなる一方で、既存のV12 DB11は、未来のコレクターズ・アイテムとなるでしょう」

内外装「ダークカラー」 価格は

DB11 AMRの視覚的な特徴は、エクステリアとインテリアに採用された、素地を露出させたカーボンファイバーとグロスブラック仕上げのディテールの数々だ。

エクステリアに装着されている光沢パーツは、モノトーンで統一されている。ダーク・ヘッドライト・サラウンド、スモークタイプのテールランプは、ダーク・フロントグリルとテールパイプによって、さらに際立っている。

「グロスブラックのルーフ、ルーフ・ストレーキ、サイドシルとスプリッターは、ボンネット・ブレードとサイド・ストレーキの素地を露出させたカーボンファイバーと絶妙なコントラストを奏でています」とアストン マーティンはコメントする。

ダークカラーのテーマはインテリアにも反映され、モノトーン・レザーとアルカンターラの張地には、大胆な対比色のライムカラーのステッチが施されている。DB11 AMRには、革巻きスポーツ・ステアリングホイールが標準装備される。

DB11 AMRには、豊富な標準カラーやトリム・オプションが設定されているだけでなく、3種類のデザイナーズ仕様に加え、スターリング・グリーンとライムカラーでペイントされた特別なAMRシグネチャー・エディションも用意されている。

このモデルは、数多くのカーボンファイバー・パーツが装着されているエクステリアと同様、インテリアも非常に印象的。ここでは、ダークナイト・レザーとライム・ステッチ、サテンダーク・クローム・スイッチギア、サテン・カーボンファイバー・トリムが採用されている。この世界限定100台のAMRシグネチャー・エディションの価格は20万1995ポンド(2992万円)に設定されている。

アストン マーティン・アクセサリー・チームは、レース直系のスタイリングを究めるための幅広いオプションも提供。たとえば、カーボンファイバー・エンジンカバー、エグゾースト・チップ、可動式スポイラーなど、エクステリアを彩るディテールに加えて、新しいカーボンファイバー・スポーツ・ステアリングホイールやパドルシフトによって、インテリアにもAMRマシンの雰囲気を追加することができる。週末の旅行を想定したテーラーメイド・ラゲッジセットも用意されている。

英国におけるアストン マーティンDB11 AMRの希望小売価格は、17万4995ポンド(2592万円)。納車は、2018年第2四半期から開始される予定。

2017年ジュネーブショーでは、先代モデルのヴァンテージAMRとAMR Proが公開された。さらに、ラピードAMRの発表も間近に迫っているという。

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