マクラーレンがレッドブル・レーシングのダニエル・リカルドの獲得に動いているとドイツメディアが伝えた。
Sports Bildは、マクラーレンがリカルドとの契約を希望し、彼に1年あたり2000万ドル(約22億円)のオファーを行ったと報じた。レッドブルとの契約が今季末で切れるリカルドは、2019年に向けて契約を延長するか、他に移籍するかを検討中だ。
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レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコが、リカルドにマクラーレンがオファーを行っていることを認めているとSports Bildは伝えた。
「我々チームに属するダニエル・リカルドはいま、ドライバー市場のキングだ。マクラーレンが毎週、彼にアプローチしている」
「だが、リカルドは(ルイス・)ハミルトンが(メルセデスとの)契約を済ませるまではサインしたくないという考えだ。すぐに決着はつくだろう」
フランスGPを前にした木曜、この報道について聞かれたリカルドは、Sky Sportsに対して「それ(2000万ドル)じゃ足りないね!」と冗談を言った後、次のように答えた。
「その報道は1時間前に見たばかりだ。そこで言われているような話は受けていない」
「僕の行き先の候補として、誰もがメルセデスやフェラーリを挙げているけれど、それ以外のチームも関心を持ってくれている。マクラーレンもそのなかのひとつだと思う」
今回の報道のとおりマクラーレンがリカルドの獲得に動き始めているのが事実であれば、現在のレースドライバー、フェルナンド・アロンソが今季末でF1活動を終える可能性が高いと考えられる。
「(マクラーレンが選択肢になるかどうかは)フェルナンドの去就にもよるだろう」とリカルド。
「彼が(来年も)残るのか、それとも去るのかが影響してくる。彼が去る場合、彼らは経験あるドライバーをひとり欲しいと思うはずだ」
「どうなるかはまだ分からない。今は検討すべき問題がたくさんあるから、これ以上話せることはない」
ホンダとのパワーユニット契約を締結したいま、レッドブルはドライバーラインアップの確定を急ぎたい考えであるといわれている。レッドブルは来年マックス・フェルスタッペンを走らせることは決まっており、そのチームメイトとしてリカルドを残留させることを望んでいる。
「すぐにでも交渉を進めたいと彼らは考えている」とリカルド。
「まだ急かされてはいないが、来週には動き出すかもしれない。今後の7日間のうちに交渉が本格的に行われるようになるだろう。次のオーストリアとイギリスは僕らチームにとってホームグランプリだ。何が起こるか見ていこう」
「エンジンの契約問題が片付いたいま、チームとしては早めに(ドライバー契約についても)はっきりさせたいと考えている。2週間以内というのがチームにとっては理想的だろう」
「僕自身としては、少なくともサマーブレイクには所属先が決まって、夏休みを心から楽しめればいいなと思っている」
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