ルノーF1チームのダニエル・リカルドのマシンに、予選でパワーユニット(PU/エンジン)の運動エネルギー回生システムMGU-Kに関する規則への違反があったことが発覚、リカルドは予選結果から除外された。予選8番手のタイムを出していたリカルドだが、最後尾20番グリッドから決勝をスタートすることになる。
MGU-Kの最高出力は120kWに定められているが、予選Q1でリカルドのマシンのMGU-Kはそれを超える電気エネルギーを生み出していたことが分かり、スチュワードが審議を行った。ルノーは、超えた数値が非常に小さく、これによるメリットはなかったこと、超過が起きたのはQ1の2番目に速いラップだったことを強調、なぜこのような超過が発生したのかの説明も行った。
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しかしスチュワードは「車両が該当する規則に従っていないことが発覚した場合、パフォーマンス上のアドバンテージを得ていないとの主張による反論はできない」との規則に従い、前例を参照した上で、失格という処分を決めた。リカルドは最後尾20番グリッドから決勝に出場することを許可された。
ルノーはコンストラクターズ選手権4位のマクラーレンとのポイント差をこの2戦で大幅に縮めてきた。しかしオーバーテイクの難しいマリーナベイ・ストリート・サーキットで1台が最後尾スタートになることで、大量得点が難しい状況になってしまった。
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