新型コロナウイルス蔓延によるF1開幕延期の影響で、eスポーツ界が盛り上がりを見せる中、F1ドライバーのロマン・グロージャン(ハース)は『R8G シムレーシングチーム』を立ち上げた。
グロージャンはこのチームが「様々なプラットフォームで戦い、オンラインレースにおける有力チームとなれることを目指す」としており、4月末にもドライバーのラインアップが発表される見込みだ。
■企画『eスポーツを知る』第2回:急速に進む4輪モータースポーツとの“融合”
「僕はモータースポーツに情熱を傾けているので、自分のシムレーシングチームを立ち上げるのは誇らしい瞬間だ」とグロージャンは語った。
「僕が立ち上げたチームの構造はユニークで、僕たちの野望を達成するために役立つと思っている」
グロージャンはこのシムレーシングチームを立ち上げることによって、所属ドライバーが将来的に現実のレースに挑戦するまでのステップを助ける役割を果たすことを望んでいる。
「僕たちは皆、シムレース界から(現実のレースに)やってきた才能豊かなドライバーを見てきた。それは非常に印象的だ」とグロージャンは言う。
「僕たちの目標は、そういったリアルのレースで戦う見込みのあるドライバーに報酬を与え、成長させることだ。これはR8G シムレーシングチームに関わる全ての人たちにとって刺激的なことだ」
グロージャンはまた、リシャール・ミルをはじめとするF1におけるパートナーとも協力してこのプロジェクトを進めている。さらに彼は、DTMドライバーのダニエル・ジュンカデラなどを擁して既に成功を収めているシムレーシングチーム、『トリプルA eスポーツ』とも協力している。
グロージャンはランド・ノリス(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)に続き、eスポーツ界に参入した7人目のドライバーということになる。
これまでは若手ドライバーの参加が目立っていたeスポーツだが、グロージャンのみならず、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)もシムレース用の機材を調達するなど、ベテラン勢もeスポーツに加わろうとしている。
なお、次回のF1公式eスポーツイベントは、延期となったオランダGPの週末(5月3日)に行なわれる。参加する現役F1ドライバーの数は徐々に増えているだけに、今回は何人の現役ドライバーが参加するのかにも注目が集まる。
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