3月22日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE第1戦『もてぎスーパー耐久4 Hours Race』のレース1では、TEAM ZEROONEから参戦する2台のraffinee日産メカニックチャレンジZ NISMO GT4がワン・ツーを飾った。大塚隆一郎/富田竜一郎/篠原拓朗/荒聖治組26号車が優勝、植松忠雄/松田次生/名取鉄平/佐藤公哉組25号車が2位と、2024年チャンピオンの埼玉 GB GR Supra GT4 EVO2を下しての会心の勝利となった。
TEAM ZEROONEは2022年からスーパー耐久に挑戦を開始。日産自動車大学校の学生やディーラーメカニックが参加し、ニッサンすべての人財育成を目的とした『日産メカニックチャレンジ』をスーパー耐久にも広げた。参戦初年度はST-3クラスを舞台としていたが、2023年からはニッサンZ GT4を投入。2024年からはZニスモGT4の2台体制で参戦してきた。
日産メカニックチャレンジとして人財育成を進めながらチームは成長を続け、嬉しいST-Z初勝利を飾ったのが2024年のもてぎ。そんな思い出深いコースで、今度はチーム初のワン・ツーを飾ることになった。実は柳田真孝監督によれば、チームにとってトラブルもペナルティもなく完走を果たしたこともGT4の2台体制になってから初めてだったという。
そん嬉しい一戦を終え、プロジェクトを立ち上げチームを率いてきた河野初樹代表は、喜びとともにホッとした表情をみせた。ワン・ツーについて聞くと「“石の上にも三年”ではありませんが、TEAM ZEROONEを立ち上げて3年が経ち、今年からまた新しいステージに向けてみんなで力を合わせようと準備をしてきました。そんな今季の開幕戦を2台でゴールでき、ワン・ツーを飾ることができたので、スタッフ、ドライバー、協力してくださる皆さんに感謝しています」と笑顔をみせた。
「我々は日産メカニックチャレンジとして活動を行っていますが、日産自動車はもちろん、メインパートナーのオリエンタルバイオさん、マックツールズさんをはじめ、皆さんにご来場いただいて応援いただいています。応援してくださる皆さんに感謝ですし、プロジェクトのファミリー全体で勝ち取った結果だと思います」
日産メカニックチャレンジはスーパーGTでも行われているが、「ニッサンZニスモGT4は市販車がベースなので、日産自動車大学校の学生やディーラーメカニックが携わることができる部分が、純レーシングカーと比べてもすごく多いんです」という。
もちろん学生やディーラーメカニックの作業は、安全面を考慮し国内外でさまざまな経験を積んできたプロのレーシングメカニックがチェックを行いコースに送り出している。ただ、今季は「学生やディーラーメカニックの意識が変わってきているのをすごく感じていますね」と河野代表は語った。そんな意識の変化もワン・ツーという結果に繋がったと言えるだろう。
「TEAM ZEROONEの立ち上げから人材育成をテーマに取り組んできていますが、やっとチームがまとまってきたと感じています。“モータースポーツは人を育てる”というキーワードを大事にしているチームですが、言っていることと内容が伴わなければいけません。それをみんなが大切にしていますし、理解してくれています」と河野代表は語った。
ワン・ツーの喜びにひたる間もなく、ST-Zは3月23日にもレース2の予選・決勝を迎える。「チームスタッフみんなに感謝しています」と河野代表は感傷にひたる間もなく慌ただしく過ごしていたが、その表情には安堵の色が見えていた。
[オートスポーツweb 2025年03月22日]
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