フェラーリでリザーブドライバーを務めるオリバー・ベアマンに、急きょF1デビューの機会が巡ってきた。カルロス・サインツJr.が虫垂炎のため、サウジアラビアGPを欠場。FP3から、ベアマンがサインツJr.のマシンを駆ることになったのだ。
ベアマンはFP3を10番手で終えると、F1で初の予選に臨んだ。Q1は9番手で突破したが、Q2ではトップから0.609秒遅れの11番手。10番手でQ3に駒を進めたルイス・ハミルトン(メルセデス)に0.036秒及ばず、ここで予選を終えることになった。
■フェルスタッペン、会心ラップでポール獲得「2021年の予選アタックを思い出したよ」
ポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ベアマンのパフォーマンスについて次のように称賛した。
「こういうコース(高速の市街地コース)に飛び込むのは、とても難しいことなんだ」とフェルスタッペンは言う。
「彼がやったことはとても印象的だった。FP3では彼の最初の数周を見ていたんだ。なぜなら、そこで彼がマシンの中で快適かそうでないかを判断できるからだ」
「2周目、3周目を見て僕は『オーケー、力強いスタートだ』と感じた。それが見れて良かったよ」
「0.6秒差で11番手なんて、彼に求められていた以上のものだと思う」
「彼は信じられないような仕事をした。新しいチームと新しいクルマ、F1での経験がないコースとなると、かなりのストレスになるからね」
「だから、彼が自分自身に満足していることを願うよ。Q3に進めなかったとか思わないでほしい。パドックにいる誰もが、彼が素晴らしい仕事をしたと思っているんだからね」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、FP3を前に新しいチームメイトであるベアマンと話す時間はほとんどなかったという。ベアマンは走行の準備をするために理解しなければならないことがたくさんあったからだ。
「ここはストリートコースだし、とても高速だから、間違いなくカレンダーの中で最も難しいトラックのひとつだ。でも、彼は完璧にこなした」とルクレールは言う。
「あまり話す時間はなかったんだ。僕が彼と唯一話したのは、彼が今朝来た時に『興奮してる?』って聞いただけだ。彼は『待ちきれないよ』と答えた」
「彼がそう答えることは予想していたよ。彼がフェラーリでの初レースで興奮しているのを見れて良かったよ。そしてもう一度言うけど、彼は素晴らしい仕事をした」
予選後の記者会見に、フェルスタッペンやルクレールと共に出席した予選3番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)も、ベアマンの走りを高評価した。
「とても印象的だった……ここはデビュー戦として招集されたくない場所だからね」とペレスは言う。
「なぜなら最も挑戦的で、最もリスクを負わなければならず、最もマシンやバランスに自信を持たなければならない場所だからだ」
「彼が成し遂げたことに大きな敬意を表する。彼は本当に力強い仕事をしたと思う。彼がこの機会に対してどれだけ準備を整えてきたかを示している。よくやったよ」
ルクレールはまた、この結果がフェラーリが若手ドライバーを育成するための強力なシミュレータプログラムを持っていることを示していると主張した。
「シミュレータではかなり多くの作業が行なわれてきたし、彼がすぐにリズムをつかんだのを見てとてもハッピーだ。それはシミュレータのスタッフたちが素晴らしい仕事をしているということでもあり、ファクトリーで彼がやってきたすべての準備が実を結んだということでもあるからね」とルクレールは言う。
「彼は可能な限りベストな方法で準備を整えてきた。それは彼の才能を否定するものではない。彼が見せた走りは非常に印象的だった」
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みんなのコメント
あとコンマ1以上 マイナスで、Q3に 行けていたな
今年ラッセルに 完膚無き迄にやられたら、ハミルトンは 引退を決め、フェラーリ イケメンコンビ誕生が、いいなぁ