アルファロメオのリザーブドライバーを務めるロバート・クビサは、アルファロメオの2020年型マシン『C39』と、2019年にレースをしたウイリアムズのマシンを比較して、C39が生み出すダウンフォースレベルに対して大いに驚いたようだ。
第2回目のバルセロナテスト初日の午前、カタロニア・サーキットでクビサはトップタイムを記録した。クビサは全力を尽くし、2番手タイムを記録したアルファタウリのピエール・ガスリーを0.5秒以上も上回った。
クビサが1分16秒台。レッドブル&アルファタウリ、トラブルで走行時間失う/第2回F1テスト デイ1
しかし35歳のクビサは、自身が達成したことを重要視していなかった。
「下位グループに目を向ければ、僕はいつも順位の低いドライバーだが、そのことは問題ではない」とクビサは午前中の走行のあとで控え目に語った。
「重要なのはフィーリングで、今日はいくつか興味深いことがある1日だった。これからそうした点について、データと僕の得たフィーリングとともに検討していく」
「うまくいけば、明確な結果が得られるだろう。初日午前のセッションは、コースのグリップなどのせいで決して簡単にはいかないものだが、今日のフィーリングは非常に良かった」
C39をドライブした2日半のテストにおいて、クビサにとって重要だったのは、2019年シーズンに彼が駆ったマシンと比較してのダウンフォースレベルだった。
「人々は通常、速く走るほどにさらに難しくなると思っている。でも今年出した1分17秒台と、昨年出した1分19秒台や1分20秒台では、難易度が少し違うと言える」
「先週の午前中、最初の1周で僕の思考は止まってしまった。よりグリップがあることを感じることができたし、さらに速く走れたが、頭は『これまでそんなことは不可能だった』と言っていた」
「本当のフィーリングを解き放つのに2、3周かかったようなものだった。でもご存知のとおり、このパドックには偉大なひとりの友人がいる。このスポーツはタフだから、ここでの友人は多くないが、ダウンフォースというひとりの強力な友人がいるんだ」
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