新車試乗レポート [2022.04.09 UP]
現行スバル車インプレ大全【5】スバルXV
OEM車を除き、全車が水平対向4気筒を搭載するスバルラインナップ。
それぞれどこが同じで何が違うのか。
その乗り味をぜんぶまとめて紹介しよう。
本企画では写真のジャスティのようなOEM車は含まず、スバルが開発したモデルを取り扱う。
●文:川島茂夫
スバル車共通解説
全天候ツアラーを基本に
車種ごとに異なる味付け
スバル車に乗るといつも頭に浮かぶのはアルシオーネSVX(1991)が唱えた「全天候500マイルツアラー」。一方、ハードコア志向のスポーツ4WDの系統もあり、そこに共通点もあれば対照的な部分もある。現在のラインナップで見るとオンロード系は軽快感を旨としたファントゥドライブ、SUV系はラフ&オフロードまでカバーするツーリング系として大別できる。もっとも、STIスポーツ系は軽快感より限界性能を重視した特性であり、スーパーツアラーとも呼べるタイプである。
一見、ダブルスタンダードのように捉えられそうだが、ハンドリングや乗り味の傾向は主要な顧客の嗜好による部分が多い。軽快感重視はレガシィ以降のスバルスポーツの特徴であり、やや誇張気味の回頭反応が操る手応えの妙味となる。一方、SUV系は穏やかな印象。鼻先の重さを意識させない特性だが、回頭反応の立ち上げは控え目。STIスポーツ系は精度感の高い回頭反応と収束性を旨とした特性で、加減速を用いたラインコントロール性に優れる。
いずれもクルマのキャラに似合いの特性と言え、スバル車の中からそのモデルを選んだ理由が反映された味の違いとなっている。
スバルXV【SUV】
【DATA】データ
●価格:220万~295万9000円
●発表年月(最新改良):'21年10月(未実施)
●パワートレーン:【1.6ℓ・4WD】【2ℓ・4WD】【2ℓハイブリッド・4WD】
【PROFILE】プロフィール
インプレッサ スポーツをベースにしながら、ドレスアップに留まらず、足回りに手を入れ、最低地上高を高くするなど、SUVとしての素性を磨いているのが魅力。スタックからの脱出時などに効果を発揮し悪路踏破性を高める「X-MODE」も備えている。
ボディは基本的にインプレッサそのものだが、SUVのアイコンとも言えるお約束の樹脂パーツ類を装着。足回りの変更によるアップライトな姿勢もSUVらしさを高めている。
スポーツウェアを意識した内装はカジュアル&アクティブ。e-BOXERをメインに搭載。
【IMPRESSION】インプレッション
外観を見ても分かるようにインプレッサスポーツ(5ドア)をSUVに仕立て直したモデル。キャビンスペースや運転車両感覚はインプレッサとほぼ同じであり、SUVに不慣れなドライバーでも違和感なく扱える。しかし、最低地上高は200mm、ベーシックグレード以外は2モード型のXモードを標準採用し、クロスオーバーSUVでも高い踏破性能を備える。搭載エンジンは1.6ℓのNAと2ℓのe-BOXER。フットワークも含めてタウン&ツーリングに程よいまとまりの印象が強い。また、e-BOXER搭載車では車重が軽いせいもあって、ハイブリッド感や動力性能の上乗せも魅力のひとつ。e-BOXER車を第一に考えるなら筆頭候補モデルである。
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