レッドブルにとってF1ハンガリーGPは開幕11連勝がかかっているレースだが、マックス・フェルスタッペンはFP2で11番手と上位には顔を出さなかった。
ただ、これは今回試行されている新フォーマット”ATA”(代替的なタイヤ配分)の影響が大きいようだ。各ドライバーに配分されるハードタイヤとミディアムタイヤが1セットずつ増えている代わりに、ソフトタイヤが8セットから4セットに削減。合計ではドライタイヤが13セットから11セットに削減されているのだ。
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さらに予選では使用するタイヤについても規定されており、Q1をハード、Q2をミディアム、Q3をソフトタイヤで走る必要がある。
フェルスタッペンは、ウエットコンディションとなったFP1をノータイムで終えると、ドライコンディションのFP2ではソフトタイヤを1セットしか使わず。気温も上がると予想される土曜日以降に向けて、タイヤを温存した。
その影響で、今回レッドブルがマシンに投入したアップデートについてコメントするのは難しいと言いつつも、フェルスタッペンの手応えは悪くないようだ。
「(アップデートについて)正直なところ、コメントするのはとても難しい。金曜日はタイヤをあまり使っていないので、すべてが(空力テストと)うまく相関関係が取れているかどうか、データを見てみるつもりだ」
「この新しいフォーマットでは、使用できるタイヤセットが非常に限られていて、少なくとも土曜日に向けてより良い準備をするために金曜日はタイヤをあまり使用したくなかった。でもちょっと残念なのは、これだけたくさんの人(ファン)がいるのに、基本的にあまり走れないことだ。文字通りタイヤを節約しているわけだから、それを改善するために何ができるか考えなければならない」
「僕らとしては、マシンの感触は悪くなかった。アンダーステアが少しあったけれど、その後また走り出したら、ロングランはかなり競争力があるように見えた」
「まだ1周アタックのペースを見てないから何とも言えないけど、クルマはまだ強力だ」
FP2では、レッドブルと同様にあまりタイヤを使わなかったメルセデスが下位に沈んだ一方で、ソフトタイヤでの予選想定アタックを実施したシャルル・ルクレール(フェラーリ)やランド・ノリス(マクラーレン)が速さを見せた。
しかしフェルスタッペンは、そうしたライバルとの差はあまり気にせず、土曜日以降に目を向けている。
「(ライバルとの差は)本当に見ていない。文字通りクルマから飛び降りたんだ。ここも全く異なるトラックだから、土曜日になれば分かるだろう」
「もちろん最速を目指したいけど、現時点ではもっといろいろなタイヤで走って、理解を深める必要がある」
またFP1では、チームメイトのセルジオ・ペレスが早々にクラッシュを喫してしまった。ただその直後に雨が降り出したこともあり、フェルスタッペンはその影響はあまりなかったと考えている。
「もちろんアレは理想的なものではなかったが、その後雨が降り始めたので、誰も情報は読み取れなかった。クルマはすぐに修復されたし、チームのみんなはその方法を知っている。前進あるのみだ」
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