現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > [’22前期版]国産新型バイクカタログ:51~125cc原付二種総まとめ#1【ファーストバイクとしても存在価値大!】

ここから本文です

[’22前期版]国産新型バイクカタログ:51~125cc原付二種総まとめ#1【ファーストバイクとしても存在価値大!】

掲載 更新 20
[’22前期版]国産新型バイクカタログ:51~125cc原付二種総まとめ#1【ファーストバイクとしても存在価値大!】



ファンバイクの横綱と言えるモンキー125やプレミアムなC125カブなど、ホンダ横型エンジンの勢いは止まらず、アジア圏で人気を誇るスズキスポーツ軍団もますます活況! そしてスクーターは淘汰と刷新が進む。原付二種クラスの動向から目が離せない!

●文:ヤングマシン編集部(伊藤康司/田宮徹/宮田健一)

51~125cc原付二種クラスの潮流:手軽さだけじゃない個性を発揮。もはやファーストバイク!

アンダー125は、二輪小型免許でも乗れるうえに、任意保険もクルマのファミリーバイク特約で賄え、加えて税金も安い。またスクーターに多いCVTやカブ系の自動遠心クラッチ車なら、運転がラクな上に小型AT免許で乗れるので、ますますハードルが下がる。さらに新型コロナ禍においては密になる電車通勤を避けたい心理も働き、原付二種バイクの販売が伸びている。

以前の原付二種と言えば、ビジネスや通勤、もしくはセカンドバイクの立ち位置だったが、ハンターカブやモンキー等の絶大なる人気に押され、いまやファーストバイクとしての存在価値も大きい。そんな状況の後押しもあってか、原二クラスは人気の高いアジア地区や欧州で日本より先行して新型が登場するケースが多かったが、’21~’22モデルでかなり”追いついた”感がある。

ホンダCT125ハンターカブ:本誌スクープ的中! 新色登場

スーパーカブをベースにトレール性能を高めて国内外で人気を博したハンターカブCT110は、’12年にオーストラリア向けモデルで生産終了したが、そのリバイバルモデルが「CT125」だ。車体はスーパーカブC125がベースだが各部を補強。走破性を高めるためにフロントフォークはトップブリッジまで繋がる高剛性タイプ。サスペンションのストロークを伸ばして17インチのブロックタイヤを履き、165mmの最低地上高を確保。サイドエアクリーナーボックスからダクトを伸ばし、吸気口をリヤキャリア裏に配置して水の侵入を防ぎ、渡河性能まで与えられた。大型キャリアは荷掛けフックを4カ所に装備し、オプションのピリオンシートを装着すれば二人乗りも可能。’22モデルは1年前に『ヤングマシン』本誌がスクープしたグリーン系の新色が加わった。

ホンダ スーパーカブC125:プレミアムなカブが新型エンジンを搭載

初代スーパーカブC100の誕生60周年を記念して、’18年に登場したC125。初代をはじめ歴代カブをオマージュするが装備は最新で、”かもめハンドル”に埋め込まれた前ウインカーやレンズが飛び出したリヤウインカーなどの灯火類はフルLED。燃料キャップのあるシートはスマートキーによる電磁オープナーで、アンサーバックで自車位置を知らせる機能も装備。そして最新モデルは、グロム系の新エンジンにバージョンアップ。ミッションはカブならではの自動遠心クラッチの4速仕様だが、ユーロ5に相当する令和2年排出ガス規制に対応し、燃費も向上。1チャンネルABSも標準装備されて安全性もアップ。モデルチェンジに伴い、カラーを合わせた新型のピリオンシートと、グリップヒーターが純正オプションに加わった。

ホンダ モンキー125:環境性能もクリアする新型5速エンジンを搭載!

世界中に愛された50ccモンキーは半世紀以上もの歴史を持つが、惜しまれながらも’17年に生産終了。しかし翌’18年にグロムをベースに125ccで見事復活! そのモンキー125が’21年9月27日に新型エンジンにバージョンアップ。これはユーロ5に相当する令和2年排出ガス規制への対応が主目的だ。新型グロムと同系のエンジンは、前モデルよりロングストローク化され圧縮比もアップし、ファン待望の5速ミッションが投入された。グロムと異なり最高出力や最大トルクは据え置きで、クロスミッション化によりマメなシフトチェンジは必要だが、乗り味にスムーズさが増した。1チャンネルABSも標準装備となる。外観的に大きな変更がないのはある意味で”モンキーの伝統”だが、リヤショックのスプリングをダブルレートに変更するなど、細部にもキッチリ手が入る。

ホンダ グロム:カスタム自由自在!

’21年に3代目が登場し、カブ系の125cc前傾エンジンを完全刷新。分割式のマフラーはスリップオンサイレンサーにも対応。IMU付きのABSも新装備。カラーはシルバーとツヤ消しブラックの2色だが、外装パーツは簡単に交換できる。HRCからレース用ECUや専用ハーネスを組み込んだレースベース車も販売される。

カワサキZ125プロ:熟成の空冷エンジンを抱く

Zシリーズの”Sugomi”デザインを継承し、プレスバックボーンフレームにリターン4速の空冷単気筒を搭載。インナーφ30mm倒立フォークに、プリロード調整付きのリヤショックをオフセットレイダウン装着。カラーは青緑と、赤ホイールの黒の2色。’22年モデル以降は国内導入の予定がないため、買うなら今!

スズキGSX-R125:元気な末っ子GSX-R

GSX-Rならではの縦2灯LEDライトのフルカウルに、メッキシリンダーや高性能FIで15psを発揮する水冷4バルブDOHCを搭載。10本キャストのホイールにダンロップD102を履き、前後ブレーキディスクはペタルタイプと足周りも本格派。黒/赤×黒/エクスターカラーの3色。

スズキGSX-S125:快走ファイター!!

GSX-R125ベースのファイター系ネイキッドは足着きも良好。ライトユニットはGSX-Rと同一だが、ライトカバーやメーターバイザーでスタイル一新。メーターは視認性の良い反転表示の液晶で、シフトアップインジケーターも装備。ハザード機能も備わる。カラーは青と黒の2色。

ホンダCB125R:クラスを超えた走りの装備

’21年モデルでDOHC4バルブに刷新したエンジンは、ロングストローク化や圧縮比アップによってパワーも燃費も向上。クラス初のショーワ製φ41mmSFF-BP倒立フォークを装備。4ポットラジアルマウント&φ296mmウェーブディスクのブレーキには、IMU付きABSも備わる。

ホンダ クロスカブ110/くまモン:野山を駆けるワイルドなカブ

屈強なパイプガードに守られた丸型LEDライト/ヒートガード付きのマフラー/専用フレームカバー/ブラックアウトした大型リヤキャリアなど、SUV的なモディファイを加えたタフなカブ。最低地上高はスーパーカブ110より22mm高く、前後17インチのワイドなセミブロックタイヤを履き、ステップも可倒式だ。

ホンダ スーパーカブ110/プロ:仕事も遊びもコレ1台!

生産累計1億台を超える超ベストセラー。頑強なバックボーンフレームが抱くエンジンは、停車時のみロータリー式になる自動遠心クラッチの4速など利便性に優れ、燃費もWMTCモードで67km/Lと抜群! 前後14インチタイヤと前カゴ&大型リヤキャリア装備の「プロ」もラインナップする。

※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
motorsport.com 日本版
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
VAGUE
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
くるまのニュース
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
WEB CARTOP
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
AUTOSPORT web
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
motorsport.com 日本版
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
乗りものニュース
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
乗りものニュース
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
くるまのニュース
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年11月17日~11月23日)
Webモーターマガジン
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
F1マシンを脇に歌舞伎……来春鈴鹿のグリッドでも! 日本GPアンバサダーに就任した市川團十郎「息子と歌舞伎の扮装で踊る計画を」
motorsport.com 日本版
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
くるまのニュース
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
遂に“冷却機能”も装備! ハイグレード・ワイヤレス充電スマホホルダーの注目作が登場【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
“やっちまった”タナク、僚友ヌービルにWRCタイトル明け渡す痛恨クラッシュは「マジで大惨事」
motorsport.com 日本版
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
「えっ、4つのリングのマークじゃない!?」 アウディが新ブランドを立ち上げ なぜ“4リングス”を使わない? 世界最大市場での戦略とは
VAGUE
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
スバル新型「すごいフォレスター」登場に反響あり! 水平対向エンジン×本格ハイブリッド搭載に「楽しみ!」の声も! 日本発売は一体いつ?
くるまのニュース

みんなのコメント

20件
  • 中古車の高騰が取り沙汰されているが、バイク乗りとしては本当にバカにしていると思う。ここ1年でのバカみたいな値段。中古の不人気車の数万も走っているバイクの本体価格が新車並み。SR400、セロー、エストレアなど新車時50万程度の車が、80万なんていう値段をつけている店もある。まさしくふざけた対応だ。これでも買う消費者がいるから冗談だと笑ってしまう。なんだかんだ理由つけて価格操作している状況、今もしバイクを買うなら新車を買ったほうが断然お得でしょう。10年以上も前の車が新車なみの値段なんて看過できませんな。ここはグット我慢して状況を見極めたほうがよろしいかと。そのうち在庫がダブつき戻ると思います。国内市場や販売店に目を向けず、海外市場を注視しているメーカーにも問題あるんですがね。
  • ながーくDAX復活の話が出てますが、125で復活させるならモトラやジョルカブ、ソロなんかも見てみたい今日この頃。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村