スバル車にリフトアップブームが来る!? 『XVファン アドベンチャー コンセプト』に注目!
AUTO MESSE WEB読者の方々には釈迦に説法かもしれないが、カスタマイズ=車高を下げるのが当たり前。しかし北米のスバル車ユーザーの間では、それとは異なるムーブメントが起きている。 走りの楽しさ、安全性の高さ、優れたAWD性能などで、北米でも高い人気を誇るスバル車。そんなスバル車の車高を上げ、リフトアップをして楽しむユーザーが増えているのだという。 しかもベースとなっているクルマは、アウトバックやXV(現地名クロストレック)だけではなく、インプレッサのセダンやSVX、さらにはFRスポーツのBRZまで、もはや何でもありの状態だ。 写真は10月15日にロサンゼルスで開催されたスバルユーザーのイベント「Subiefest(@Subiefest)」の様子。会場に集まった200台ほどのイベントエントリー車の一角に、リフトアップ仕様のスバル車たちが集結した。 車高を上げたり、ゴツいトレッドのオフロード用タイヤを履かせるだけではなく、なかには前後バンパーを外してアプローチ&デパーチャーアングルを稼いだり、シュノーケルを付けているクルマまで。 途中には、切り株で作った悪路を模したコースを渡ったり、急角度のラダーに1輪だけを載せたりと、クロカンモデルさながらの走行体験も用意されていた。
そんな北米流のカスタマイズからインスパイアされた、スバルXVの新しい提案が、東京モーターショーに出展されている『XVファン アドベンチャー コンセプト』だ。 琥珀をイメージしたイエローメタリックのボディカラー、ノーマルより20mmワイドなクラッディングパネル、このコンセプトモデルのために作ってもらったというオリジナルサイズのオフロードタイヤ「YOKOHAMAジオランダーG003」など、アウトドアイメージをさらに高めたエクステリアを採用。 さらに欧米仕様の20mm長いサスペンションと大径タイヤにより、ノーマルよりも30mm高い車高となっている。ちなみに、ルーフレールに載せられているテントは一般的に売られているもので、オリジナルではないという。 ある開発関係者によると「このクルマを作っているときが、みんな一番楽しそうでした(笑)」。AUTO MESSE WEB的にはこの方向性、かなりアリだと思うのです。
そのほか、牽引フックを模したバンパーの加飾、周囲の安全確認をする際に目線を置くポイントに描かれている“隠れXV”、点灯部分を延長したコの字型シグネチャーなど、見どころ盛りだくさんの『XVファン アドベンチャー コンセプト』。 今回の出展はユーザーへのリサーチも兼ねているということなので、評判次第ではマイナーチェンジのタイミングなどで追加される可能性も大。東京モーターショーに行く方はぜひチェックを!!
(PHOTO:ケニー中嶋/髙木博史/増田貴広)
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