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カスタムバイクイベント「ニューオーダー・チョッパーショー」 コロナ対策を施して開催

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カスタムバイクイベント「ニューオーダー・チョッパーショー」 コロナ対策を施して開催

■主催者が語るコロナ禍でのイベント開催

 1950年代後半から1960年代にかけてアメリカで芽吹き、華開いた“チョッパー”というカスタム・カルチャー……それを冠に掲げる『ニューオーダー・チョッパーショー』(以下NOCS)が去る2020年10月25日、兵庫県神戸市の神戸国際展示場で開催されました。

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 今年で第15回を数え、いわばアニバーサリー・イヤーとなる同ショーですが、現在は皆様、ご存じのとおり『新型コロナ禍』の真っただ中。世界各地でのカスタムショーやイベントが中止、もしくは延期となっているのですが、それでもあえて“カスタムショー”を開催した理由や、当日の感想をNOCSの主催である神戸のチョッパー・ショップ『コアマシーン』の清水重貴さんに伺ってみました。

「こんなご時世なので、最初はショーが成立するかどうかも不安でしたね。出展の業者さんやお客さんが来てくれるのかどうか……結果として、昨年以上にお客さんも多く来場してくださったので本当に感謝しています。

 まだイベントが終わって1週間程度なので、まだまだ油断は出来ないんですけど、来場した皆さんもマスク着用という点をシッカリ守って頂きましたし、我々も会場の各所にアルコール消毒を置き、普段は明けないシャッターを開放して換気につとめたりしましたね。イベントを無事に終えたことに対して、ご協力してくださった皆さんに感謝の言葉しかないですね。

 何故、この世の中の流れで、あえてカスタムショーを開催したのか……そう聞かれることも多いのですが、僕自身はこうしたコロナ禍の中でも、じつは今回のイベントを一度も中止にしようと考えたことがないんですよ。

 今年の春の段階ではコロナの正体もよく分かりませんでしたし、得体の知れないウイルスだと思っていたんですけど、幸いにもショーの開催まで時間があったので、色々と対策を考えて……一番のキモはマスク着用の徹底と手指の消毒なので、ソレをしっかり行えば、秋にはカスタムショーも開催可能なんじゃないかなと思っていたんです。

 そうしたタイミングで政府のGo toキャンペーンも始まりましたし、少しでも経済を回すっていうのはウチくらいの規模のイベントではおこがましいかもしれないんですけど、正しい対応をすれば普通どおりのコトも出来るんじゃないか、と思っていたんです。だからウチはヤル、と」

■withコロナとバイクの共通点

「そうした中、目に見えないウイルスを相手に“絶対に大丈夫”と断言は出来ない状況でご協力頂いたショップの皆さん、来場頂いた観客の皆さんには感謝しかないですね。今回は皆さん、難しい判断を迫られたでしょうけど結果として“やってよかったな”と思います。

 最後に表彰式のステージ上からも言わせて頂いたんですけど、僕らが普段、楽しんでいるバイクやチョッパーに乗るという行為と新型コロナウイルスの中で生きていくことは、何となく似ているかなと思うんですよね。バイクに乗ることは楽しいですけど、現実として命の危険にさらされている確率も高いですよね。だから細心の注意を払うのと同じく、新型コロナウイルスも然りのような気がするんです。

 目に見えないウイルスを相手に絶対に安心とは言い切れませんけど、普段からマスクをして、手指を消毒して、注意しつつ生きていくしかないように思います。今回みたいな困難に立ち向かう状況は、バイク乗りなら普段の体感として分かるんじゃないかなと感じています。今回のイベントが成立したのは、そういうことを“分かってくれている”方が多かったからだと思うんですよね。出展のショップさん、ベンダーブースの皆さん、お客さん……すべての人のオカゲで成立したショーということをメッチャ感じましたし、これまで15年の中で一番、一体感があったと思います」

※ ※ ※

 当日は好天に恵まれ、多くの人が来場した『ニューオーダー・チョッパーショー』ですが、参加した筆者(渡辺まこと)の感想も主催者の清水さんと概ね同じです。入場口での検温や場内の換気、ソーシャルディスタンスのキープなどを徹底すれば(規模によりけりですが)、この先もインドアのイベントを開催することは可能なのではないか、と感じた次第です。

 withコロナという状況がこの先、いつまで続くのか正直分からないのですが、今回の『NOCS』がひとつの指針になった気がします。来年の開催も待ち遠しいイベントです。

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