ダークなアクセントを追加
北米トヨタは2022年に登場したフルサイズピックアップのタンドラに新たにSXパッケージと呼ばれる新しいトリムを設定した。
2023年型タンドラのラインナップは、SR、SR5、リミテッド、プラチナム、1794のグレードが用意されている。さらにTRDプロと新たなフラッグシップであるキャップストーンがラインナップに復活した。
今回新たにSXパッケージが追加されるのは4×2または4×4のSR5で、6.5フィートベッドのダブルキャブと5.5フィートベッドのクルーマックスに設定される。
ダークグレーメタリックの18インチホイールやブラックに変更されたドアハンドルとバンパーがスタイリングをより精悍にしている。
タンドラのドアバッジが取り外されてミニマムな外観にするとともに、テールゲートの4×4バッジがブラックアウトされている。
V6ハイブリッドは437ps
パワートレインはV6ツインターボとV6ハイブリッドツインターボの2種類だ。両エンジンともに10速ATが組み合わされ、シーケンシャルシフトモードや坂道用シフトロジックなどを備えている。
iフォース3.5Lツインターボは、DOHCの24バルブシリンダーヘッドとデュアルVVTiシステムにより最高出力389ps、66.2kg-mを発生する。
さらにハイブリッドモデルでは437ps/5200rpm、80.6kg-m/4200rpmを発生する。EPA推定複合燃費は9.4km/Lだ。
このハイブリッドシステムはエンジンと10速ATの間のベルハウジング内に配置されたクラッチ付きモータージェネレターを組み合わせるものだ。バッテリーは288Vのニッケル水素バッテリーを助手席下に搭載している。
低速域ではモーターが主役だが、29km/h以上ではエンジンが常時稼働し中高速域での性能に貢献するという。
オフロード向け装備も多数
タンドラのTRDプロモデルやTRDオフロードパッケージ付の4×4モデルでは、オフロードでの走破性を高めるための装備が多数用意されている。
マルチテレインセレクトはあらゆる地形でホイールスピンを抑制するほか、クロール・コントロールは5段階に設定された超低速域でのクルーズコントロールとして機能し、ステア操作に集中することができる。
またこれらのグレードでは、4WDロー時のトラクションを高めるため、電子制御式のリアデフを標準装備している。
さらにマルチテレインモニターにより車両の周囲の障害物をモニターで確認することができる。
高剛性化と足回り変更
シャシーには高張力鋼板を随所に使用し、先代よりも大幅に高剛性化されるとともに、アルミニウムの使用により軽量化も図られている。
また荷台部分も新開発のSMC構造とアルミ製補強クロスメンバーにより、軽量かつ高強度に仕上げられ、テールゲートは先代比20%の軽量化を実現したとのことだ。
サスペンションについてもリーフスプリングを廃止しマルチリンク式に変更されている。これにより乗り心地やハンドリング性能が向上したほか、牽引性能も17.6%増の5443kgになった。
TRDオフロードパッケージではビルシュタイン製の単筒ショックが、TRDプロには2.5インチ径のフォックス製ショックが装着される。さらにフロントスタビライザーやアンダーボディプロテクション、オールテレインタイヤなどのオフロード向け装備が追加される。
リアにはタンドラ史上初めてエアサスペンションが奢られる。アダプティブダンパーとの組み合わせにより、路面状況に応じて減衰力を連続的の調整することができるものだ。
多彩な組み合わせのオプション
この2023年型タンドラには、従来通りダブルキャブとクルーマックスの2種類の4ドアモデルが設定される。
多彩なオプションが用意され、ダブルキャブでは荷台長は1981mmまたは2469mm、クルーマックスでは1674mmまたは1981mmとなる。
オフロード志向の装備を多数持つオフロードパッケージに対し、TRDスポーツパッケージはより公道志向の仕様となる。20インチのTRDホイール、TRDグリル、TRDスポーツサスペンションなどが追加装備だ。
またインテリアも手の触れる部分にはプレミアムな素材が使用されている。アームレスト、ダッシュボード、ドアなどは高品質なパッドでカバーされ、乗員の快適性にも配慮したとのことだ。
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