V8スポーツセダン、次世代へバトンタッチ
メルセデスAMG E 63の最終モデル「ファイナル・エディション」が欧州で発表された。電動化を進めるAMGは、このモデルを最後に、純ICEのスポーツセダンの生産を終える。
【画像】メルセデスAMG E 63ファイナル・エディション【現行Eクラスと写真で比較】 全75枚
E 63は、1986年に発表されたW124型Eクラス「ハンマー」(当時世界最速のセダン)以来の純ICEスポーツセダンの系譜を受け継ぐモデルである。
V8エンジンは今後もAMGラインナップの一翼を担い、GT 4ドア・クーペやSLに搭載されるほか、新型GT 63 S Eパフォーマンスでは最高出力830psのPHEVシステムに使われる。
2024年に登場すると予想される次期E 63は、C 63と同様にPHEVとなる見込みだ。C 63では、量産型4気筒エンジンとしては最もパワフルな477psの2.0Lガソリンと、204psの電気モーターをリアアクスルに搭載し、合計出力680psを実現するという。
このドライブトレインが次期E 63に引き継がれれば、現行のV8モデルよりもパワフルになり、0-100km/h加速3.5秒、最高速度290km/hを上回ることが可能だろう。
グレー/ブラックの専用カラーで有終の美
今回のE 63ファイナル・エディションでは、V8エンジンに8速ATを組み合わせ、最高出力611psと最大トルク86.7kg-mで四輪を駆動する。
ホイール、バッジ、エグゾーストパイプ、エクステリアトリムはブラックカラーとなるほか、マットグレーの専用カラーと独自のブラックデカールで標準モデルとの差別化を図っている。わずか999台の限定生産モデルだ。
シートとステアリングホイールはグレー/ブラックのナッパレザーで、イエローステッチが施されている。センターコンソールには、製造番号とともに「Final Edition」のバッジが添えられ、ドアシルにはイエローのイルミネーションで飾られたAMGのモチーフがあしらわれている。
価格についてはまだ発表されていない。
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みんなのコメント
欧州で発表とのことで日本市場に入るかどうか不明だけど入っても特別顧客にのみ「買いませんか?」と連絡が入り納車待ちをスルーして納車される…のは今に始まった話じゃあ無いけどね。