WRCにより多くのメーカーを誘致する方法について、WRCプロモーター代表のオリバー・シースラは、アメリカや中国といった市場に対してアピールする必要があると考えている。
WRCは、世界最大の自動車市場のあるアメリカと中国でイベントを実施できていない。チャイナ・ラリーは1999年に初開催されたが、継続開催はされず。2016年には17年ぶりにカレンダーに復帰する予定だったものの、開催予定地だった北京市の道路が大雨の影響で被害を受けたことにより、開催中止が決まった。一方、アメリカでのWRC開催は1988年のオリンパス・ラリーが最後になっている。
■WRC、2022年のハイブリッド規定導入に向けシステムの単独サプライヤーを決定
シースラは、中国とアメリカでのラリー開催を積極的に検討する必要があると考えている。
WRCにより多くのメーカーを引き入れる方法について訊くと、シースラは「世界最大の市場であるアメリカと中国にラリーをもたらすことだ」と、motorsport.comに答えた。
「新型コロナウイルスにより我々は目標から離れてしまったが、それが未来に向けての我々の目標だ」
「我々はアメリカや中国などの国でラリーを開催し、WRCに投資し、参戦する可能性のあるメーカーについて視野を広げたいと考えている」
「我々は将来的にそれを確実にやっていきたい」
WRCは2022年からハイブリッドシステムを搭載し、シェフラー・グループ傘下のコンパクト・ダイナミクスがユニットを供給することになっている。シースラは、ハイブリッド化がメーカーにとって魅力的な要素になると確信している。
「ハイブリッドは、メーカーがWRCに参入する上で理由のひとつになるだろう」
「しかし、ハイブリッドは遥かに大きなプロジェクトの一要素に過ぎない。我々WRCには世界最高のドライバーもいるし、映像制作も優れている」
「我々はタイヤや燃料なども含めたマニュファクチャラーにとって、非常に有用なプラットフォームを持っている。なぜなら、彼らが新しいものを開発し、それを自動車市場に投入できるからだ。我々はみんなのための研究開発プラットフォームなんだ」
「様々な気候や砂や氷、雪、土、アスファルトといった様々な路面条件でテストができる。この経験は、市販車に活用できる」
「ハイブリッドは持続可能性の高いコンポーネントだが、さらにその先に進もう。サービスパークやトラックの構成、我々が利用できるエネルギーについても話し合う必要がある」
「環境問題は、WRCがより魅力的になるのに役立つはずだ。今参戦しているメーカーを維持し、スバルやフォルクスワーゲン、シトロエン、日産のような新しいパートナーを呼び込みたい」
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