アレックス・リンス、予選以降は欠場。またも決勝グリッドに全レギュラー陣揃わず／第16戦オーストラリアGP

　10月21日、フィリップ・アイランド・サーキットで開催中の2023年MotoGP第16戦オーストラリアGPにアレックス・リンス（LCRホンダ・カストロール）が土曜日以降のセッションを欠場することを発表した。

　リンスは、第6戦イタリアGPで行われたスプリントレースの4周目にクラッシュを喫し、右足の脛骨と腓骨を骨折。のちに腫れを軽減させるための手術を受けたが、第6戦イタリアGP決勝レース以降欠場が続いていた。

　第14戦日本GPでは初日のセッションに参加するも、足の痛みから土曜日以降のセッションを欠場。そして、第15戦インドネシアGPでは復帰を果たし、初日から全セッションに参加。決勝レースではホンダ勢最上位の9位でチェッカーを受け、ポイントを獲得した。

　連戦となる第16戦オーストラリアGPも初日のセッションから参加し、午前のFP1では計17周、午後のプラクティスでは計24周をこなしていた。しかし、足の痛みから土曜日以降のセッションを欠場する判断に至った。

　今大会はようやくフル参戦ライダーが全員揃ってのレースが開催されるかと思われたが、リンスの欠場によりまたも全ライダー揃わない状況となった。トリプルヘッダーとなる第17戦タイGPでは、今シーズン初の全ライダー揃ってのレースが見られるだろうか。