欧州では電動モペッド扱い
―― 23YM HONDA EM1e Location
ホンダ初のパーソナルEV! 若者向け電動スクーター「EM1e:」が登場
ホンダは欧州で、最新電動バイク「EM1 e:」を発表した。日本でも発売が予告されているが、ひと足早く詳細が明らかになったのでお伝えしたい。搭載するバッテリーはモバイルパワーパックe:×1個で、WMTCモードでの航続距離は41.3km。価格は未発表だが、日本仕様の価格が30万円を切るという情報もある。
日本でいう原付一種カテゴリーに投入、シート高740mm、車重95kgで最高出力は2.31ps
2022年秋のEICMAでその姿を公開されていた電動スクーター「EM1 e:」がついに欧州で正式発表された。ホンダはすでに国内でPCXエレクトリックやジャイロe:シリーズなどを投入し、各車とも交換式リチウムイオンバッテリー『モバイルパワーパックe:』(以下MPP)を2個搭載しているが、EM1 e:についてはMPPを1個搭載とすることで、気軽に扱える&気軽に買える電動バイクを目指している。
欧州では電動モペッドという扱いになるが、これは日本でいう原付一種とだいたい一緒。前輪12インチ/後輪10インチのコンパクトな車体は車重95kgと軽量で、バッテリー満充電では41.3kmのレンジ(WMTC走行モードの場合)を確保している。また、ECONモードでは48kmの航続レンジとなる。電力消費率でいえば74Wh/kmだ。
パワーユニットはインホイールタイプのモーターを使用しており、最高速度45km/h、最高出力2.31ps(1.7kW)、最大トルク9.1kg-m(90Nm)を実現。前述のMPPは160分で25%→75%のチャージが可能であり、2500回を超える充電が可能だという。
―― モバイルパワーパックe:をシート下に1個搭載可能。それでもシート下には容量3.3Lの小物入れスペースを確保する。
モペッドらしい利便性も確保されており、MPPを搭載しながらシート下には容量3.3Lの収納スペースを備えるほか、フロント左側には50mlのペットボトルを収納できる小物入れも。。バッテリーは50Vだが動力以外のシステムは12Vに変圧されて稼働しており、電力消費の少ないフルLED灯火類を採用、USBタイプAソケットも備える。
フレームはスチール製アンダーボーンを採用し、フロントはテレスコピックフォーク+ディスクブレーキ、リヤはツインショック+ドラムブレーキを装備。シート高は740mmの低く、車体のスリムさから安心感も高そうだ。ちなみにブレーキは前後連動のCBSタイプ。
気になるのは価格だが、現地では今のところ未発表。ただし、日本では税込30万円切り(しかもバッテリー+充電器が付属!)で近く正式発表されるという情報もあり、これに国からの補助金+自治体の補助金を想定した場合、最大で10万円以上の補助金が得られる可能性も。住んでいる地域によっては、なんと20万円以下で購入できることになるかもしれないのだ。
利便性の高い交換式バッテリーと、我々庶民が買える価格、扱いやすい車体+パワーユニットという、電動バイク普及のための要素が揃った「EM1 e:」、日本での正式発表も楽しみ!
HONDA EM1 e:[2023 EU model]
ちなみに欧州仕様はタンデムステップも備えているが、日本仕様では原付一種で登場することから省略されるはず。
―― HONDA EM1 e:[2023 EU model]Pearl Sunbeam White
―― HONDA EM1 e:[2023 EU model]Digital Silver Metallic
―― HONDA EM1 e:[2023 EU model]Matte Ballistic Black Metallic
―― 車名EM1 e:全長×全幅×全高1860×680×1080mm軸距1300mm最低地上高135mmシート高740mmキャスター/トレール27°/77mm装備重量95kgエンジン型式電動ブラシレスモーター(インホイール/3フェーズ)最高速度45km/h最高出力2.31ps最大トルク9.1kg-mバッテリータイプリチウムイオン/50.3Vバッテリー容量29.4Ahバッテリー重量10.3kgタイヤサイズ前90/90-12タイヤサイズ後100/90-10ブレーキ前ディスクブレーキ後ドラム価格&発売時期未発表諸元は欧州仕様
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みんなのコメント
原付規格でそんなに重いのね。
要するにバッテリーの劣化の目安が
250回と捉えられるのだけど、
片道20キロ近い通勤を週5で
している者からすると、とてもじゃないが
代わりになる選択肢になならないかな
この手のプロダクトにいつも思うけど、
バッテリーのリプレース費用を先に
明らかにして欲しい