9月7日、2024年MotoGP第13戦サンマリノGPの併催として、電動バイクによるチャンピオンシップ、FIM Enel MotoE World Championship(MotoE)の最終戦となる第8戦サンマリノ大会が行われた。土曜日に行われたレース1でエクトル・ガルソ(Dynavolt Intact GP MotoE)が4位を獲得し、残り1レースを残して2024年シーズンのMotoEチャンピオンに輝いた。
スペインのバレンシア出身のガルソは、2016年のFIM CEV レプソルMoto3ジュニア世界選手権でデビューし、翌2017年にはMoto2 ヨーロッパ選手権で4度の表彰台を獲得してランキング4位を獲得。ロードレース世界選手権のMoto2代役なども務め、その経験を活かして2018年には初勝利を挙げ、ランキング3位と成長ぶりを発揮していく。
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そして、2019年は引き続きMoto2 ヨーロッパ選手権を戦いながらMotoEにも参戦を開始し、初年度ながらも3度の表彰台を獲得してランキング4位となった。2020年はロードレース世界選手権のMoto2にFlexBox HP 40よりフル参戦をし、第14戦バレンシアGPでは2位フィニッシュで表彰台を獲得するなど活躍を見せた。
2022年には再びMotoEに戻るも、最高4位と表彰台を獲得することができず、ランキング8位とやや厳しいシーズンとなってしまった。しかし、2023年はDynavolt Intact GP MotoEに移籍し、MotoEにおいて初勝利を挙げ、2024年も引き続き同チームより参戦している。
2024年シーズンは開幕戦ポルトガル大会で2位ダブル表彰台を獲得すると、第5戦オランダ大会で今季初優勝を飾る。そしてその勢いは止まらず、計7戦終了時点で4勝を含む10度の表彰台を獲得し、38ポイント差を築いてポイントリーダーに立っていた。
そして迎えた最終戦のサンマリノ大会では、レース1に4位を獲得。ランキング2位のマティア・カサディ(LCR E-Team)と25ポイント以上の差がついたことにより、残り1レースを残して2024年シーズンのMotoEチャンピオンに輝いた。また、MotoEにおいて自身50レース目と節目のレースで、9月6日には26歳の誕生日を迎え、自身にとっても嬉しい誕生日プレゼントとなったことだろう。
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