12月31日、スーパーGTで長年トップドライバーのひとりとして活躍してきた安田裕信が、自身のSNS(@hirotex_official)のなかで、2023年をもってニッサン/ニスモとの契約を終えることを発表した。2006年のスーパーGTデビュー以来、ほぼ一貫してニッサンドライバーとして活躍していたが、2024年は新たな環境での挑戦となりそうだ。
安田はレーシングカートを経て、鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS。現ホンダ・レーシングスクール・鈴鹿)に入校。2006年には、ニッサン・ドライバーデベロップメント・プログラムに加わり、2006年にはMOLAのフェアレディZでスーパーGTにデビューした。
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以降、2007年に一度だけGAINERのフェラーリをドライブしたことがあるものの、2008年にはふたたびMOLAへ。この年は星野一樹とのコンビで第6戦鈴鹿で優勝、GT300クラスチャンピオンを獲得。2009年からはGT500クラスで3チームを渡り歩き、4勝をマークした。
2018年にはGAINERに復帰し、GT300で4勝を飾るなど、安田は2009年以降はさまざまなニッサンGT-Rを駆り、常にタイトル争いを演じるトップドライバーのひとりとして活躍してきた。また一方で、レーシングカートチーム『HIROTEX』を運営し、後進の育成にも積極的に取り組んでいる。
そんな安田だが、12月31日に自身のSNSのなかで、2023年をもってニッサン/ニスモとの契約を終えると発表した。
「育成ドライバーの時から考えると15年以上も一緒に仕事をさせて頂きました。ニッサン車でGT300シリーズチャンピオン、GT500で4勝することができました。IMPUL在籍中には毎年チャンピオン争いのプレッシャーを体験し、感謝しかありません。GT300に戻ってからもニッサンドライバーとしてGAINERに派遣され6年間チームに温かく受け入れていただき、仲間とたくさんレースで感動しました」と安田は綴った。
気になる2024年に向けて、安田は「新しい環境でレーシングドライバーとして頑張っていきますので皆さん宜しくお願い致します」とした。新しい環境での挑戦となる安田だが、オートスポーツwebの取材に対し来季については「まだ何も決まっていないです」という。スーパーGTには欠かすことができない実力の持ち主だけに、2024年に向けた動向が気になるところだ。
なお、2024年のGT300クラスについては、新規チームの参戦表明は出そろっていると言われており、噂では2023年のPONOS GAINER GT-Rの参戦枠で、新規参戦するPONOS RACINGがフェラーリを走らせるとされている。
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