内外装に専用バッジ
ベントレーが新型フライングスパーの限定モデル「ファースト・エディション」を英国で発表した。標準モデルをベースに、内外装に専用のデザイン・エレメントが加えられている。
【画像】新型フライングスパー・ファースト・エディション 全8枚
価格は、標準のフライングスパーが15万ポンド(約2020万円)からなので、ファースト・エディションは20万ポンド(約2700万円)ほどになると思われる。
ボディやダッシュボードには、ユニオンジャックの中央に数字の1を組み合わせたファースト・エディションのバッジが付けられ、ヘッドレストには専用のエンブレムが型押し加工される。ユニオンジャックに「First Edition」と書かれた専用トレッドプレートも装着されている。
新しい22インチ・ホイールは、ベントレーのカスタマイゼーション部門であるマリナーがデザインしたもの。さらに数々の運転支援/安全機能が追加される「ツーリング・スペシフィケーション」も標準で装備。これにはトラフィックジャム・アシスト付きのアダプティブ・クルーズ・コントロール、車線維持アシスト、ナイトビジョン、ヘッドアップディスプレイが含まれる。
さらにファースト・エディションには、パナラミックサンルーフや、車内の照明を7色のカラーと2通りのパターンから選べるムード・ライティング、2トーンのインテリア・トリムと、それに色を合わせたアルカンターラ製ブライドなども装備される。
落札者 完全なパーソナライズが可能
6.0ℓW12エンジンは標準のフライングスパーと変わらない。つまり最高出力635ps、最大トルク91.8kg-mを発生し、0-100km/hを3.8秒で加速、最高速度は333km/hに達するということだ。
このエンジンのパワーは、8速オートマティック・ギアボックスを介して四輪に伝えられる。
ファースト・エディションは12ヶ月の限定生産となる予定だが、その最初に製造される1台が、7月24日にイタリアで開催されるエルトン・ジョン・エイズ・ファンデーション・ガラで、オークションに掛けられる。その収益はチャリティに寄付されることになっている。
オークションの落札者には、ベントレーのデザイン・チームと一緒に、このクルマの仕様を決定する権利が与えられる。同社によれば、新オーナーは「豊富に用意された多彩なエクステリアとインテリアのオプションから選び、フライングスパーを完全にパーソナライズ」することができるという。
新型フランイグスパーが一般公開されたのは、6月のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードだった。そこでベントレーは創立100周年を記念し、最新モデルのダイナミックな展示を行った。
ベントレーは最近、コンチネンタルGT、ミュルザンヌ、ベンテイガの限定モデルを発表。これらはいずれも、同社のモータースポーツにおける成功と歴史的デザインをモチーフにしている。
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