MotoGP第19戦マレーシアGPの決勝レースで勝利したフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は、タイトル争いの決着を最終戦へと持ち越した。ライバルにかなり有利な状況となっているが、最後まで彼は諦めていない。
バニャイヤはスプリントレースで転倒しノーポイントに終わったことで、ランキング首位のホルヘ・マルティン(プラマック)に29ポイントと大幅なリードを許してしまった。
■白熱バトル制してバニャイヤ今季10勝目! マルティンとのタイトル争いは最終戦へ持ち越し|MotoGPマレーシアGP決勝
崖っぷちの中、”必勝”で臨んだ決勝レースは激しいバトルでマルティンを下し、今季10勝目をマーク。ポイント差を24に減らし、決着は最終戦へと持ち越すことに成功した。なお最終戦はバレンシアGPが洪水被害によって中止されているが、代替戦としてカタルニア・サーキットでの開催が確実視されている。
ただ現実的な数字を考えると、バニャイヤ3連覇の可能性はかなり小さい。マルティンはスプリントレースで勝てばその時点でタイトル獲得が決まる状況であり、相手のミスがなければ逆転はほぼ不可能に近いのだ。
だがバニャイヤは「何が起きてもおかしくない」と、可能性を諦めずに最終戦に臨んでいる。
「数字の上では、(タイトル防衛は)まだ可能なんだ」とバニャイヤは言う。
「それがかなり難しいことだというのは分かっている。でもバルセロナでは、何かが起きてしまう可能性だってある」
「僕は普段、バルセロナのほうがパフォーマンスが良い。でもよりトリックキーなサーキットだから、ミスもしやすくなってしまう。だからもっと正確に走る必要があるんだ」
なおバニャイヤは5月に行なわれたカタルニアGPスプリントでは、最終ラップのターン5で転倒している。彼はその件を指摘しながら、コンディションもより厳しくなっている今は、より気をつけなくてはならないと語った。
「僕は(5月のレースで)スプリントでは1秒のリードをつけていて、ミスは避けようとしていたにもかかわらず、転倒してしまった」
「難しいことになってくるだろうね。コンディションは前回と比べて寒くなっているし、大変になってくるだろうから。あそこはターン2とターン5のふたつのコーナーが、とてもトリッキーなんだ」
「競争力を発揮しようとすることが大事になるだろうけど、落ち着いて行くことも大事だ」
最終戦に向けては、マルティンのミスが無いのなら、他のライダー達がバニャイヤとマルティンの間に入ることが重要になってくる。バニャイヤはこの点もよく理解しており、もし必要なら他のライダーにスリップストリームを与えるつもりだと語った。
「まだチャンスはある。そしてそのためには、他のライダーの助けが必要だ。仮に僕が勝っても、ホルヘは2位フィニッシュしてくるだろう。僕らは別のレベルにあるんだ」
「だから僕は、レースウィーク中に皆を助けていく用意がある。誰か後ろにつけるよう、スリップストリームを貸してもいい。誰かが僕とホルヘの間に入ることが必要なんだ」
なおバニャイヤは、最終戦で自分の味方にはならないであろうライダーのひとりは、現役最後のレースを地元で迎えるアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)だろうと語った。なおエスパルガロはマルティンと非常に仲が良いことで知られている。
「アレイシはバルセロナで強いだろうと分かっているけど、ホルヘを週末を通じて助けるだろうね」
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