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ランボルギーニ、V12搭載PHEVの新型フラッグシップモデル『レヴエルト』を公開

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ランボルギーニ、V12搭載PHEVの新型フラッグシップモデル『レヴエルト』を公開

 3月30日、ランボルギーニはV型12気筒エンジン搭載のプラグインハイブリッド(PHEV)の新型フラッグシップモデル『ランボルギーニ・レヴエルト』を発表した。この『レヴエルト』は開発コード『LB744』として詳細を発表されてきたモデルで、ランボルギーニ史上初のPHEVとして注目されている1台だ。

『レヴエルト』に搭載される新開発パワートレインは、6.5リッター自然吸気V型12気筒エンジンとフロント2基リヤ1基の合計3基の電気モーターとで構成されている。電気モーターへの電力供給源はリチウムイオンバッテリーを採用。このバッテリーに蓄えた電力を使って電気モーターを駆動することで、完全な電動走行も可能となる。

ランボルギーニ、V12搭載PHEV『LB744』で公道からサーキットまで13種類の走りを提供

 搭載するエンジンの最高出力は825hp/9250rpm(約836ps)で、電気モーターの出力を合わせたシステム最高出力は1015hp(約1029ps)に達する。このパワートレインを13種類のドライビングモードで制御することで、完全電動走行からサーキット走行まであらゆるシーンに対応する。

 完全電動走行時にはフロント2基とリヤ1基のモーターを利用した4WDでの走行となり、最高出力は180hp(約182ps)となる。なお、V12エンジンを介入させることで回生ブレーキと合わせて約6分でバッテリーを満充電させる『Recharge(リチャージ)』モードも設定されているため、もしバッテリー電力を使い切ってしまったという場合でも再び充電して完全電動走行を再開することができる。

 エンジン自体は『アヴェンタドール』のエンジンから17kgの軽量化に成功しており、新たに開発された8速DCTについても『ウラカン』の7速DCTよりも軽く設計されている。さらに8速DCTは横置きにマウントすることで、新たに搭載するバッテリーやモーターに対応した重量配分を実現している。

 フロントの2基のモーターはe-axle(eアクセル)に搭載され、ランボルギーニブランド史上初の電動トルクペダリングによって管理される。eアクセルはそれぞれのホイールへの最適なトルク配分を行うシステムで、4輪操舵システムとの相互作用によってあらゆるコーナーでの最適な運動性能を発揮することが可能だ。

 シャーシには、航空宇宙工学にインスピレーションを得た『monofuselage(モノフューズレージ)』が新採用されており、さまざまな技術を駆使したカーボンファイバーのみが使用されている。このモノフューズレージは先代フラッグシップモデルの『アヴェンタドール』のシャシーより10%軽く、ねじり合成は25%の向上を果たしている。

 また、新開発のセミアクティブサスペンションや可変リヤウイングは走行モードに応じて制御され、シャシーの軽量化とともにあらゆる場面に応じた異なる運動性能の発揮に寄与する。

 ブレーキシステムは冷却性能も含めて再設計され、フロントには10ピストンのキャリパー、リヤには4ピストンのキャリパーを採用。ディスクサイズはフロントが410×38mm、リヤが390×32mmとなり、『アヴェンタドール』に使われるディスクよりも前後ともに10mmの大径化された。加えて、リヤのディスクは『アヴェンタドール』のものよりも6mm薄く設計されている。

 インテリアは“feel like a pilot”というランボルギーニの基本姿勢のもとにデザインされており、航空宇宙工学にインスパイアされた近未来的なエクステリアと呼応するデザインと相まったコンセプトとなって、すべてのディテールに表現されている。

 居住性は、新型シャシーにともなって足元のスペースが84mm増え、8速DCTの横置きマウントによってうまれたシート後ろのスペースには、ゴルフバッグサイズの荷物も収納が可能となっている。さらにフロントフードの下には、小型のキャリーバッグが2個入るラゲージコンパートメントも採用された。また、センターダッシュボードの下および座席の間にも収納スペースがあるほか、助手席側のダッシュボードにはカップホルダーも用意されている。

 その他の詳細なディテールは、ランボルギーニ公式サイトの以下の動画で確認することができるのでぜひチェックしてみてほしい。
 



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