SAICと共同開発 エンブレムは未使用
アウディは来月、中国市場向けに立ち上げた新EVブランド『AUDI』から、最初の量産モデルを発表する。重要な中国での足場固めを目的とした、先進性重視のステーションワゴンだ。
【画像】「フォーシルバーリングス」がない? 見た目も中身もすべて新しい【AUDI Eコンセプトを写真で見る】 全10枚
昨年発表されたコンセプトカー『AUDI E』を発展させたもので、中国の若い購買層向けに特別に設計されたEVシリーズの第一弾として、4月25日に開催される上海モーターショーで正式発表される。
最近欧州で発売された新型アウディA5に近いサイズとプロポーションを持つが、合弁事業パートナーである上海汽車との提携により開発された800Vアーキテクチャーをベースとしており、他のどのモデルともまったく異なる設計となる。
アウディの幹部らによると、デザインは2024年公開のコンセプトカーからほとんど変更がないという。AUDIブランドの量産モデルでは、同社の歴史的な4つの輪のエンブレム(フォーシルバーリングス)を使用せず、異なる位置づけの製品として差別化を図る。
AUDIブランドは「中国のために中国で」開発されたと言われており、アウディにとって最大の自動車市場である中国のEV需要に応える上で重要な役割を果たすことになる。
AUDI車の中国国外での販売計画はない。
中国では、今年後半に生産開始予定のEを筆頭として、同じアーキテクチャーを基に、2026年と2027年にセダンとSUVが導入予定である。
従来にないデザインと機能
AUDIブランドは、アウディのデザインや技術力と、中国企業SAICのスピード感や市場ノウハウの融合を目指している。
注目すべきは、Eがわずか18か月で開発された点だ。これは従来のアウディモデルの半分以下の期間である。
アウディのゲルノット・デルナー最高経営責任者(CEO)は以前、アウディとSAICのパートナーシップが「中国専用となる新世代の先進的かつインテリジェントな車両」の基盤となることを強調していた。
「共同プラットフォームにより、最先端のコネクテッドカーで、将来性を担保しながら要求の厳しいセグメントに対応することができます」とデルナーCEOは語った。
Eのコンセプトカーは全長4870mm、全幅1990mm、全高1460mmと、新型A5アバントより若干大きいが、ホイールベースが長く(2950mm)、より広い車内空間と高い居住性を実現しているという。
スタイリングとしては、派手なLEDライトと、クリーンでほとんど装飾のない表面仕上げを組み合わせ、従来モデルよりもモノリシックな外観となっている。
アウディとSAICが共同開発した「アドバンスト・デジタライズ・プラットフォーム(Advanced Digitalised Platform)」をベースに、800V電気アーキテクチャーとデュアルモーター・ドライブトレインを採用し、合計出力775ps、最大トルク81.5kg-mを発生する。
クワトロ四輪駆動システムとトルクベクタリング機能により、0-100km/h加速は3.6秒とされる。
100kWhのバッテリーを搭載し、中国CLTCテストサイクルでは最大700km以上の航続距離を実現している。
充電速度の詳細はまだ明らかにされていないが、高出力のDC充電器を使えば10分間の充電で300kmの走行が可能だという。
Eの量産モデルでは、四輪操舵システムやエアサスペンションが採用される予定だ。
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