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ローランド・サンズが手掛けたアメリカンカスタム、「BMW R18ドラッグスター」デビュー【動画】

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ローランド・サンズが手掛けたアメリカンカスタム、「BMW R18ドラッグスター」デビュー【動画】

BMW R 18 Dragster

BMW R18ドラッグスター

ローランド・サンズが手掛けたアメリカンカスタム、「BMW R18ドラッグスター」デビュー【動画】

R8クルーザーをベースとしたドラッグレーサー

カスタムバイク・デザイナーのローランド・サンズが、新型BMW R18をベースにしたカスタムバイクを発表した。今回、サンズはR18に新たな解釈を加え、アイコニックでマッシブな2気筒ボクサーユニットを搭載した、マッシブなドラッグレーサー「R18ドラッグスター」を完成させた。

自身の個人的な体験が、このバイク開発のインスピレーションとなったことをサンズは明かしてくれた。

「心臓部たるエンジンを見て、すぐにマッスルカーを思い浮かべました。私の家族は昔から速く走ることが好きで、かつて父はドラッグレーサーだったほどです。このバイクを完全に分解して、ストレートコースをとにかく速く走るためのフォルムにするのは、改めて理にかなっていたと感じています」

1936年製R5をオマージュしたR8

BMWの2輪部門である「BMWモトラッド」は、2020年4月にニューモデルのR18を発表した。同社としては、クルーザーセグメントに導入する初のモデルとなる。従来のBMW製バイクと同様、デザインや技術などBMWが紡いできた伝統を引き継いでいる。

R8は、1936年製R5をオマージュしたコンセプトバイク「R5 Hommage」をベースにしており、その心臓部に収まるボクサーユニットに焦点が当てられている。この“ビッグボクサー”は、1923年にBMWモトラッドがバイクの生産を開始して以来守り続けてきた、伝統的な空冷式ボクサーエンジンの伝統を引き継いだ1台だと言えるだろう。

カスタマイズに対応したR18のデザイン

ローランド・サンズはカスタムバイクのデザインに関して、常にアイデアを紙にスケッチすることから始める。この行程を経ることで基本的なフォルムを把握し、フォルム全体がどのように見えるかを理解することができるのだ。

「最終的には、スケッチに命を吹き込んだとき、本当の魔法が起こるのです」と、サンズは説明する。

新型R18はリヤフレームが簡単に取り外し可能な上、ペイントパネルもパーツごとに分解できる、高度なカスタマイズにも対応したデザインを持つモデルとして登場した。特にリヤセクションを自分の好みに合わせて簡単に変更できる自由度の高さが特徴だ。

「R18のデビュー時点からカスタマイズすることが待ちきれませんでした。ただしクラシカルな外観をしているものの最新のバイクですから、電子機器関連が最も困難な作業になりました。純正エキゾーストを外したり、インテークは大幅に変更を加えています。ちょっとした実験のようでしたが完璧に仕上げることができました。完成したR18ドラッグスターは、非常に印象的な存在になったと確信しています」

リヤセクションを変更し、ドラッグレーサー仕様に

R18ドラッグスターの開発に際して、サンズのチームはベースモデルのジオメトリをそのまま使用。リヤセクションを大幅に変更し、ドラッグレーサーに変身させた。また、フレームの変更に合わせてフロントフェンダーとリヤフェンダーの形状も変更している。開発には約3ヵ月半の期間を要し、サンズのワークショップで最終的な組み立てが行われたあと、ドラッグコースへと向かっている。

「すべてのバイクは、構造や特殊素材、パーツによって異なる解決策が必要となります。200台以上のバイクを手掛けてきしたが、新しいバイクのコンセプトを考えるのは、毎回本当に勉強になります。私は常に自分たちが作っているバイクのジャンルをもっと深く理解したいと思っているのです」

同時にアルミニウム製パーツも展開

サンズは、R18ドラッグスターとは別に、R18専用のアルミニウム製パーツコレクション「マシーンド(Machined)」と「2トーン・ブラック(2-Tone-Black)」を発表した。

ラインナップは、標準サイズとは異なるサイズのフロント&リヤホイール、スピードメーターハウジング、ハンドルバークランプ、ライザー、ハンドルバーグリップ、ハンドレバー、ミラー、エンジンハウジングトリムエレメント、フィラーキャップ、インテークサイレンサーカバーとなっている。

R18ドラッグスターには「2トーン・ブラック」をチョイス。ベースモデルから、ハンドレバー、ホイール、バルブカバー、ブレストプレート、ヘッドライトなどが変更された。また、シートとエキゾーストは専用に製造されている。

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