現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > トヨタ、WECルーキーテスト参加の山下健太とデ・フリーズを高評価「彼らの成長に注目」

ここから本文です

トヨタ、WECルーキーテスト参加の山下健太とデ・フリーズを高評価「彼らの成長に注目」

掲載 更新
トヨタ、WECルーキーテスト参加の山下健太とデ・フリーズを高評価「彼らの成長に注目」

 12月15日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行なわれたWEC(FIA世界耐久選手権)ルーキーテストで、山下健太とニック・デ・フリーズがTOYOTA GAZOO RacingのTS050 Hybridを初ドライブした。

 トヨタのチームディレクターであるロブ・ルーペンは、ふたりの走りに好印象を抱いたようだ。

■山下健太がテストでルーキー最速。TS050を初ドライブ|WECルーキーテスト

「彼らは非常にうまくやったと思う。特に、このクルマは非常に複雑なんだ。ドライビングの仕方を学ぶ必要があるんだ。しかし彼らふたりのタイムや、その一貫性はとても満足できるものだった」と、ルーペンは語った。

 山下は、44周を走破。2セットの新品タイヤを使ったこともあって、1分44秒075をマークした。一方のデ・フリーズは、43周を走り1分44秒561を記録している。なお、レギュラードライバーである小林可夢偉とブレンドン・ハートレーもテストに参加。1分43秒264を記録した小林のタイムが、この日の最速となった。

 山下は、2019年のスーパーGTでのパフォーマンスなどから、トヨタ内部でも評価が高いと言われており、WECの2020-2021年シーズンのドライバー有力候補だと見なされている。

 山下起用の可能性について訊かれたルーペンは、次のようにと答えた。

「それ(山下のWEC参戦)について、コメントするのは時期尚早だと思う。ケンタは非常に若いドライバーだ。耐久レースには経験が必要なんだ。だが、ケンタとニックはどちらも素晴らしいポテンシャルを持っていることを示した」

「我々にとって素晴らしいテストだった。彼らはカムイやブレンドンにも引けを取らない、非常に良いパフォーマンスを発揮したと思うが、我々は地に足をつけて、彼らの今後の成長を見ていくべきだ」

 2019年のF2チャンピオンに輝いたデ・フリーズは、メルセデスからフォーミュラEに参戦中だ。仮にトヨタがデ・フリーズにオファーを出したとしても、メルセデスがそれを拒絶する可能性はある。

 トヨタのテクニカルディレクターであるパスカル・バセロンは、デ・フリーズにはメルセデス以外のメーカーからレースに参戦できる許可が与えられているはずだと話した。

「もし彼が(メルセデス以外のメーカーから)参戦できないなら、WECのリストに載っているとは思わない」

「すでに今後に向けて取り組んでいるドライバーに、チャンスを与えないのはナンセンスだろう」

 一方のデ・フリーズも、フォーミュラEと共にWECでもレースを続ける意向を明かした。彼は現在、レーシングチーム・ネダーランドからWECのLMP2クラスに参戦している。

「僕はWECを楽しんでいるし、僕のアプローチに合っていると思う」

「メルセデスとのフォーミュラEプログラムが優先だけど、日程衝突が多すぎない限りは、並行してWECにも参戦し続けたいと思う」

「トヨタがどれだけ僕のことをしっかりと見てきたのかは分からないけど、彼らが興味を持っていてくれたら嬉しい。常にレースに勝ちたいという願望を持っているんだ」

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

中古EV購入に7割が不安、一番気になるのは「バッテリー劣化」…ネクステージが調査
中古EV購入に7割が不安、一番気になるのは「バッテリー劣化」…ネクステージが調査
レスポンス
「2000GT」そっくり!? まさかのスズキ「カプチーノ」ベースでロングノーズ完全再現!? NATSが作ったカスタムカー「2020GT」とは
「2000GT」そっくり!? まさかのスズキ「カプチーノ」ベースでロングノーズ完全再現!? NATSが作ったカスタムカー「2020GT」とは
くるまのニュース
スバル「ゲレンデタクシー」5年ぶり開催へ、クロストレックHVが苗場を駆ける
スバル「ゲレンデタクシー」5年ぶり開催へ、クロストレックHVが苗場を駆ける
レスポンス
ピアストリ、オフシーズンは弱点克服に注力「ポテンシャルを発揮できれば、楽しいシーズンになるはず」
ピアストリ、オフシーズンは弱点克服に注力「ポテンシャルを発揮できれば、楽しいシーズンになるはず」
motorsport.com 日本版
春までバイクに乗らない!? 冬のバイク保管方法
春までバイクに乗らない!? 冬のバイク保管方法
バイクのニュース
ヒョンデは東京オートサロン2025で新世代スモールEV「インスター」の日本初公開を予告
ヒョンデは東京オートサロン2025で新世代スモールEV「インスター」の日本初公開を予告
カー・アンド・ドライバー
「停止線の少し手前で止まるクルマ」一体なんのため? 停止線から“わざと”離れて止まる行為に賛否あり!? 実は「運転が上手い人」とされる理由とは
「停止線の少し手前で止まるクルマ」一体なんのため? 停止線から“わざと”離れて止まる行為に賛否あり!? 実は「運転が上手い人」とされる理由とは
くるまのニュース
「カスタマイズは人生に彩りを与える」、東京オートサロン2025のブリッツは『MFゴースト』推し
「カスタマイズは人生に彩りを与える」、東京オートサロン2025のブリッツは『MFゴースト』推し
レスポンス
【アジア】ホンダ“最小・最安級”の「ブリオ」とは? 全長3.8mボディ&「5速MT」や「RS」モデルも! “フィット”より小さな「コンパクトカー」に熱視線!
【アジア】ホンダ“最小・最安級”の「ブリオ」とは? 全長3.8mボディ&「5速MT」や「RS」モデルも! “フィット”より小さな「コンパクトカー」に熱視線!
くるまのニュース
ハミルトンに予選で勝率8割! ラッセルが今季見せた速さの秘訣「自分の力を最大限に引き出す方法を学んだ」
ハミルトンに予選で勝率8割! ラッセルが今季見せた速さの秘訣「自分の力を最大限に引き出す方法を学んだ」
motorsport.com 日本版
テーマは最強・王者・日本一! アライが「RX-7X」の新たなレプリカモデル「RX-7Xナカスガ4」を発売
テーマは最強・王者・日本一! アライが「RX-7X」の新たなレプリカモデル「RX-7Xナカスガ4」を発売
バイクのニュース
11月の新車販売台数に異常アリ! 絶対王者のN-BOXが新機種JOYを加えても2カ月連続2位
11月の新車販売台数に異常アリ! 絶対王者のN-BOXが新機種JOYを加えても2カ月連続2位
WEB CARTOP
シボレー・コルベットが一部仕様変更と車両価格の改定を実施
シボレー・コルベットが一部仕様変更と車両価格の改定を実施
カー・アンド・ドライバー
EU、自動車産業の支援へ2025年1月に会議体発足 中国勢の台頭などで先行き厳しく
EU、自動車産業の支援へ2025年1月に会議体発足 中国勢の台頭などで先行き厳しく
日刊自動車新聞
「凍結したクルマのフロントガラス」お湯かけるのは絶対ダメ! なぜNG? 寒冷地の人が実際やってる「1分で解凍する方法」とは?
「凍結したクルマのフロントガラス」お湯かけるのは絶対ダメ! なぜNG? 寒冷地の人が実際やってる「1分で解凍する方法」とは?
くるまのニュース
マツダ製プレミアムSUV「マツダCX-60」欧州のライバルメーカーに挑む テストレポートを含む全情報!
マツダ製プレミアムSUV「マツダCX-60」欧州のライバルメーカーに挑む テストレポートを含む全情報!
AutoBild Japan
【アメリカ】トヨタ「ランドクルーザー」公開に反響多数! 斬新「横一文字ライト」&「装甲」採用のアーマード仕様に「カッコイイの声」! 迫力スゴイ「オーバーランド ヴィジョン」公開され話題に
【アメリカ】トヨタ「ランドクルーザー」公開に反響多数! 斬新「横一文字ライト」&「装甲」採用のアーマード仕様に「カッコイイの声」! 迫力スゴイ「オーバーランド ヴィジョン」公開され話題に
くるまのニュース
トヨタ不動産、東京渋谷の旧デンソービル取得…グループのデベロッパーとして事業拡大
トヨタ不動産、東京渋谷の旧デンソービル取得…グループのデベロッパーとして事業拡大
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村