警察ファンにとっては、お楽しみの年頭部隊出動訓練(視閲式)がいよいよスタートした。昨年(2023年)までは、新型コロナの影響もあって、一部の県警では公開や開催に制限があったが、今年はほぼ全国の都道府県警で開催が期待できそうだ。そこで今回は、視閲式でしかなかなかお目にかかれない、激レアのセドリックオープンカーについて紹介する。
なお、往年の名車・セドリックパトカーについては、書籍『セドリックパトカー スーパーバイブル』(講談社ビーシー/講談社)に詳しく解説がある。
警察の激レア旧車! 警察イベントでしかおめにかかれないセドリックオープンカー
『セドリックパトカー スーパーバイブル』はこちら
文/編集部、写真/有村拓真、大塚正諭
■警衛警護のために導入されたオープンカー
年頭視閲式で注目を集める車両のひとつが儀礼用のオープンカーだ。クラウンやセドリック、またキャデラックなどが使われているが、いずれも年代物の旧車が多く活躍している。430セドリックもまだわずかに残っているが、そろそろ見納めのタイミングだろう。
視閲式では、視閲官(各都道府県警の本部長)がこのオープンカーに乗車し、部隊を巡閲する。華がある車両で、かつ視界良好。まさにこういった式典向きに思えるが、本来は警衛用として天皇皇后両陛下をはじめとする警衛警護に従事するために導入されている。
オープンカーなのは突発事案発生の際、即座に車両から飛び出し対応を行うためだ。これらの車両は、かつては地方行幸啓などでも活躍していたが、平成に入り警備の簡素化を望む皇族方からのご要望などもあり、警護車へバトンを引き継ぐことになった。
オープンカーではなく、キャンバストップで巡閲を行う県警もあった(福岡県警)
現在は視閲式など警察関係の式典でしかその姿を見る機会がなかなかなく、地方によっては引退を余儀なくされた車両も多い。
■いつ引退してもおかしくない旧車たち
ここ数年、430セドリックオープンカーの引退が続いている。大阪府警には430前期型のオープンカーがあったが、2022年に1台が引退し、2023年に入り残りの1台も引退してしまった。部品を調達できなかったのが理由だそう。
また京都府警には、なんと「京88」ナンバーの430セドリックがあったが、こちらも引退してしまっている。車内はピカピカだったので、本当に残念だ。
現在は引退してしまった京都府警の車両。なんとナンバーが「京88」だった
兵庫県警には、まだ430セドリック後期型のオープンが残っている。2024年の視閲式でもその勇姿が見られた。今後もながく使ってもらいたい。
このほか警視庁にはY30セドリックのオープンカーが残っている。引退していく車両が多いので、今のうちにしっかりウォッチしておきたい。
今回紹介した以外にもセドリックのオープンカーやパトカーを運用している県警はまだ存在する。引退前に、ぜひチェックを! また『セドリックパトカー スーパーバイブル』(講談社ビーシー/講談社)もあわせて参考にどうぞ。
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