アストンマーチンF1は、2023年からテスト&リザーブドライバーとしてストフェル・バンドーンを起用することを発表した。
アストンマーチンは来季、ランス・ストロールとフェルナンド・アロンソという新コンビでシーズンを戦うことを既に発表済み。そして今季のFIA F2王者であるフェリペ・ドルゴビッチをリザーブドライバーとして起用することを決めていた。そして今回バンドーンが加入することになり、レースおよびバックアップという面で、非常に強力な布陣が揃ったことになる。
■野尻智紀の超が付くストイックさの源泉はバンドーンにあり? 共に王者となった今「またストフェルと同じチームで戦いたい」
バンドーンは2022年はフォーミュラEに参戦し、ワールドチャンピオンに輝いている。しかし所属チームであるメルセデスが今季限りで同シリーズから撤退することを受け、DSペンスキーに移籍して来シーズンを戦うことが決まっている。
そんなバンドーンは、フォーミュラEへの参戦と並行して、アストンマーチンでドルゴビッチと共にリザーブドライバーを務める。またファクトリーのシミュレータを使っての開発プログラムも担当するという。2016年から2018年にかけ、マクラーレンからF1に合計41レース参戦した豊富な経験が役立つことになるだろう。
「F1でリザーブドライバーを務めるのは信じられないほどエキサイティングだし、アストンマーチンと共にそれをすることができるのを嬉しく思う」
バンドーンはそう語った。
「僕はこのチームがどのように成長し、拡大してきたかを非常に興味深く見てきた。そして、全ての領域で進歩を遂げるという、信じられないほどの決意を持っている」
「F1レースを戦っていた時から知っているフェルナンド、そしてランスと共に、来年のマシンの開発と改善をサポートできるのは素晴らしい仕事だ。そして、シルバーストンのファクトリー全体と働くのは、僕にとっての報酬のようなモノだ」
またアストンマーチンF1のマイク・クラック代表も次のように語り、バンドーンの加入を歓迎した。
「ストフェルは、このチームに新しく立ち上げられた役割に必要な、全ての能力を備えている。彼は速く、分析ができ、勤勉で、素晴らしいチームプレイヤーだ。ドルゴビッチと共に、成長過程にある我々の組織に完全にフィットする人材だ」
そうクラック代表は語る。
「チーム全体のモチベーションは、来シーズンに向けて非常に高まっている。フェルナンド、ランス、フェリペに続きストフェルが加わってくれたことで、我々のドライバーラインアップに更なる深みをもたらしてくれた」
「ストフェルにとっても重要な仕事になるだろう。2023年以降に向けてパフォーマンスを向上させていくために、コース上とシミュレーション、そしてエンジニアリングチームの両方で、彼は懸命に取り組んでくれるはずだ。彼を頼りにしている」
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みんなのコメント
オモチャでチャンピオンになっても嬉しくねー F1のリザーブの方がマシだと。