トヨタカスタマイジング&ディベロップメントは2023年11月17日から始まった広州モーターショー2023にデモカーを初出展し、モデリスタブランドを中国でも展開していくことを表明した。その詳細について現地から紹介しよう。
文、写真/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生
クラウンクルーガーにハイランダーもモデリスタか!! イカつすぎるだろ!! 我らが「モデリスタ」の中国版が唸るカッコよさ! 【広州モーターショー2023】
■いよいよ中国市場でもモデリスタブランドを展開!
新型が登場したばかりのクラウンヴェルファイア(日本名:ヴェルファイア)にも日本仕様パーツを採用して中国初出展!
今回の広州モーターショーには、一汽トヨタと広汽トヨタの現地合弁企業2社のブースにモデリスタブランドによるデモカーが出展された。
まず一汽トヨタだが、そもそも天津一汽トヨタ(一汽トヨタ)は2000年に設立されたトヨタと中国第一汽車集団との合弁会社。
現在はカローラやアバロン、RAV4、カローラクロスにクラウンクルーガーなどを販売している。
同社ブース内にはクラウンヴェルファイア(ヴェルファイア)、海外専売モデルであるクラウンクルーガー(ハイランダー)の2台のデモカーを展示していた。
クラウンヴェルファイアのモデリスタデモカー。リアビューもしっかりキマっている!
クラウンヴェルファイアのモデリスタデモカーには、その精悍さに惹かれた若い男性(一応、プレスデーだからメディア関係者だが……)数人が取材中も興味津々で各パーツを食い入るように見ていたのが印象的だった。
こちらは海外専売モデルのクラウンクルーガー。フロントリップスポイラーのメッキ度がかなり凄いことに!
日本仕様と同じモデリスタパーツを採用しているクラウンヴェルファイアだったが、隣のクラウンクルーガーデモカーに装着されたパーツはメッキが多用されている感があり、日本仕様よりもキラキラ度が増している。
クラウンヴェルファイアのリア左側にはエグゼクティブラウンジのグレード名以外にMODELLISTAのロゴが入る
ちなみに日本のアルファード/ヴェルファイアにはリアに「MODELLISTA」のエンブレムはないのだが、中国では堂々とそのネームが入るのがオーナー心をくすぐりそうだ。
現地に担当として出席していた豊田通商天津有限公司北京分公司のモビリティサービス&アクセサリー事業部の増井克哉マネージャーは、「満を持して今回、中国でのモーターショーに出展することにしました。私どもが日本で展開しているアイテムが中国市場のユーザーにも受け入れられると勝算を持っての参入です」と語った。
こちらはクラウンクルーガーのモデリスタデモカーのリアビュー。リアバンパー下のメッキパーツが存在感を強調する
また、日本から現地に来ていたトヨタカスタマイジング&ディベロップメント海外事業本部海外事業部の中田祐輔グループ長は、「もちろん、日本と中国でのユーザーの志向の違いというものはあると思います。ですので今後もそのあたりを徹底的にリサーチして中国市場向け独自のカスタマイズアイテムを開発していきたいと思っています」と自信をのぞかせていた。
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■マットブラックのハイランダーにメッキパーツが映える!
純正ボディカラーにはないマットブラックもイカしているが、メッキパーツとの組み合わせがより個性を引き立てる印象だ
続いては広汽トヨタブースに展示されていたハイランダーのモデリスタデモカー。
広汽トヨタでは今回の広州モーターショーでワールドプレミアされた新型9代目カムリのほか、ハイランダーやヴェンザ(ハリアー)、ワイルドランダーにレビンなどを販売している。
こちらは先ほど一汽トヨタでモデリスタデモカーとして展示されていたクラウンクルーガーの兄弟車となる。
ハイランダーの助手席ダッシュパネルにはモデリスタのロゴとシリアルナンバー入りのプレートが入る
市販のハイランダーには設定されていないマットブラックのボディカラーに、各部に採用されたメッキパーツが存在感をアピール。こちらもリアには「MODELLISTA」のロゴがしっかり入っている。
内張りにもモデリスタのカスタマイズが入るハイランダーのデモカー
また、このハイランダーのモデリスタデモカーは内装もほぼオリジナルになっており、ホワイトのウルトラスウェードが奢られた前後シートやドアパネル内張りなどは中国のユーザーにも大きくアピールしそう。
ダッシュパネルにはシリアルナンバー入りのプレートが入るのもナイスだ。
ゆくゆくは中国モデリスタ独自のパーツも出てくるはずで、モデリスタブランドは日本市場だけでなく、中国でもトヨタ車オーナーから熱い視線を集めることになりそうだ!
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