現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > インディカー、2024年の2.4リッター化は一時停止。従来の2.2リッターエンジンをハイブリッド化へ

ここから本文です

インディカー、2024年の2.4リッター化は一時停止。従来の2.2リッターエンジンをハイブリッド化へ

掲載
インディカー、2024年の2.4リッター化は一時停止。従来の2.2リッターエンジンをハイブリッド化へ

 インディカーは2024年に、2.4リッターツインターボV6エンジンに共通ハイブリッドユニットを組み合わせた次世代パワートレインに移行する予定だったが、この計画が一時停止された。

 その代わり、従来の計画とは異なるハイブリッド・コンポーネント供給会社と協力し、2012年から使われている2.2リッターエンジンをハイブリッドユニットと組み合わせることになった。

■インディカーのハイブリッドは他とは違う? テストの遅れも懸念なし「ユニークで新しいモノを開発している」

 2022年シーズンの開幕前に、インディカーはグローバルな部品サプライチェーンの問題から新しいパワートレインの導入を2023年から2024年に延期することを決定した。ハイブリッドコンポーネントを製造・開発していたマーレは、チップや半導体が不足し苦境に立たされたのだ。

 それでも、インディカーのエンジンサプライヤーであるシボレーとホンダは、昨年3月にインディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで2.4リッターエンジンのテストを開始。その後、10月になってようやくハイブリッドユニットのテストが行なわれた。

 11月には、インディカーのプレジデントであるジェイ・フライはmotorsport.comに、サプライチェーンの問題は改善されてきていると語っていた。

 しかし、マーレのコンポーネントはインディカーの厳しいレースで使用するには不十分なモノであり、2024年シーズンには間に合わないことが明らかとなったようだ。

 インディカーは持続可能性への取り組みに関するプレスリリースの中で、2.4リッターエンジンの採用を”一時停止”し、今後15ヵ月間のテストの焦点は、ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)とシボレー&イルモア、新しい外部サプライヤーによって開発されたハイブリッドコンポーネントになることを明らかにした。

「インディカーは、2024年のレースシーズンに向けて、ハイブリッドエンジンプラットフォームの導入に向けた道を歩み続けている」

「このプログラムは、イルモア、シボレー、ホンダ・パフォーマンス・デベロップメントが協力して開発を進めている。ハイブリッドモーターのテストは開始されており、2023年シーズンまで継続される予定だ。ハイブリッドモーターの導入に伴い、2.4リッターエンジンは一時停止し、革新的なハイブリッド技術と実績ある2.2リッターツインターボV6エンジンの組み合わせが可能になる」

 フライは「NTTインディカーシリーズは、モータースポーツ界をより持続可能な未来へ導くために、多くの進歩を遂げてきたことを最も誇りに思う」とコメントした。

「ホンダとシボレーが供給する2.2リッターのインディカーエンジンは、世界で最も競争力のあるレースを提供してきた。2024年のハイブリッドエンジンパッケージは、現行エンジンよりも馬力が向上し、さらなる興奮を与えてくれるだろう」

 インディカーの環境に配慮したその他の動きとしては、シェルとの戦略的パートナーシップにより、2023年シーズンからインディカーシリーズは100%再生可能燃料で戦うことになる。また、シリーズをサポートするすべてのチームのトランスポーターは、レースショップとサーキットの間を100%再生可能なディーゼル燃料で走り続けることになる。

こんな記事も読まれています

501馬力の最強3列シートSUV 迫力フェイスのキア「EV9 GT」 米で発表
501馬力の最強3列シートSUV 迫力フェイスのキア「EV9 GT」 米で発表
AUTOCAR JAPAN
クレイジーケンバンド・横山 剣さんが日産「510ブルーバード」で走る!「Zの柳田」「黒い稲妻」とのドリームチームの結果は…?
クレイジーケンバンド・横山 剣さんが日産「510ブルーバード」で走る!「Zの柳田」「黒い稲妻」とのドリームチームの結果は…?
Auto Messe Web
「トランプ関税」就任前から強化表明、車輸出拠点のメキシコ・カナダも25%[新聞ウォッチ]
「トランプ関税」就任前から強化表明、車輸出拠点のメキシコ・カナダも25%[新聞ウォッチ]
レスポンス
ほぼメンテナンスフリーのブレーキ、メルセデスベンツがEV向けに開発中
ほぼメンテナンスフリーのブレーキ、メルセデスベンツがEV向けに開発中
レスポンス
全長3.7m! スズキの「小型スポーツクーペ」が斬新すぎる! ステーションワゴンに変形できる「“謎の”ワクスポ」どんなモデル?
全長3.7m! スズキの「小型スポーツクーペ」が斬新すぎる! ステーションワゴンに変形できる「“謎の”ワクスポ」どんなモデル?
くるまのニュース
ジープコマンダー オーバーランド上級指向の100台限定モデルを発売
ジープコマンダー オーバーランド上級指向の100台限定モデルを発売
Auto Prove
なぜ? 10歳児童に「過失100%」判決! 信号無視でクルマに衝突事故で。 「子どもだからといって無責任ではない」声も!? 何があったのか
なぜ? 10歳児童に「過失100%」判決! 信号無視でクルマに衝突事故で。 「子どもだからといって無責任ではない」声も!? 何があったのか
くるまのニュース
首都高パトロールがBMW Motorradのバイクを採用!通称「黄バイ」は交通違反を取り締まる?
首都高パトロールがBMW Motorradのバイクを採用!通称「黄バイ」は交通違反を取り締まる?
バイクのニュース
トヨタ、「GRハイラックス」6台体制でダカールラリー2025に挑む
トヨタ、「GRハイラックス」6台体制でダカールラリー2025に挑む
レスポンス
GMキャデラックが2026年からF1にワークス参戦 ドジャースのオーナーTWGと組み、マリオ・アンドレッティが取締役に就任
GMキャデラックが2026年からF1にワークス参戦 ドジャースのオーナーTWGと組み、マリオ・アンドレッティが取締役に就任
Auto Prove
ヤマハ、「EVのF1」フォーミュラE初参戦へ「できる限り早く表彰台に」 12月7日開幕
ヤマハ、「EVのF1」フォーミュラE初参戦へ「できる限り早く表彰台に」 12月7日開幕
レスポンス
ホンダ 伝説の「ハンターカブ」がスゴい! めちゃ高い「走破性」で自由に“カスタム”できる! 気軽に「冒険気分」な「レジャーモデル」がカッコイイ! 「CT125」どんなバイク?
ホンダ 伝説の「ハンターカブ」がスゴい! めちゃ高い「走破性」で自由に“カスタム”できる! 気軽に「冒険気分」な「レジャーモデル」がカッコイイ! 「CT125」どんなバイク?
くるまのニュース
“スピードの神殿”モンツァ・サーキット、F1開催契約を2031年まで延長
“スピードの神殿”モンツァ・サーキット、F1開催契約を2031年まで延長
motorsport.com 日本版
ダイハツの「斬新軽トラック」がスゴい! 全長3.4mで「スゴいドア」に画期的すぎる荷台を採用! 超低床で乗り降りしやすいグリーンマシン「ツムツム」 どんなモデル?
ダイハツの「斬新軽トラック」がスゴい! 全長3.4mで「スゴいドア」に画期的すぎる荷台を採用! 超低床で乗り降りしやすいグリーンマシン「ツムツム」 どんなモデル?
くるまのニュース
電動アシスト自転車ブランド「PELTECH」が「TDA-207Zplus+」を発売!走行性に拘った最強27.5インチ”フル装備クロスバイク登場
電動アシスト自転車ブランド「PELTECH」が「TDA-207Zplus+」を発売!走行性に拘った最強27.5インチ”フル装備クロスバイク登場
バイクのニュース
長岡技術科学大学の自動車部には想像の斜め上をいくクルマ好きがわんさか! フォーミュラ・ジムカーナ2024日本一の大学に潜入してみた
長岡技術科学大学の自動車部には想像の斜め上をいくクルマ好きがわんさか! フォーミュラ・ジムカーナ2024日本一の大学に潜入してみた
WEB CARTOP
ボディカラーに上質なグレーマグネシオメタリックを纏ったジープ・コマンダーの限定モデルが日本上陸
ボディカラーに上質なグレーマグネシオメタリックを纏ったジープ・コマンダーの限定モデルが日本上陸
カー・アンド・ドライバー
日本電解、民事再生法を申請 負債総額148億円 北米のEV需要減退などで
日本電解、民事再生法を申請 負債総額148億円 北米のEV需要減退などで
日刊自動車新聞

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村