長くレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めていたヘルムート・マルコ博士が、今年限りで同職を退くことになったようだ。月曜日にアブダビで行なわれた、レッドブル・グループ首脳陣の会談で決まったものとみられる。
F1アブダビGPの決勝レースが終わった直後、マルコ博士の将来についての噂がパドックに広がり始めた。この件について直接質問を受けたマルコ博士は、近々話し合いが行なわれることを示唆していた。
■レッドブルのヘルムート・マルコ博士、契約を早期終了し今季限りで退団の可能性も「話し合いを行なう。様々なことが、複雑に絡み合っているのだ」
以前は2026年いっぱいまで契約があることを強調していたマルコ博士。しかしこの時にはそれに触れることはなく、噂の信憑性が高まったように感じられた。
「様々な要素が複雑に絡み合っている」
そう語ったマルコ博士は、自身の希望について「一晩寝てから考えるよ。それからどうなるか見てみよう」と答えるにとどめた。
マルコ博士が示唆した話し合いは、アブダビGP決勝レース翌日の月曜日に、アブダビで行なわれたようだ。この話し合いには、スポーティングCEOのオリバー・ミンツラフを含む、レッドブル・グループの首脳陣が出席。その結果、肩書き以上の影響力を握ってきたマルコ博士は、今年限りでモータースポーツ・アドバイザーの職を辞することになったようだ。
マルコ博士の契約は当初2024年までだったが、これが2年間延長。しかしその任期は1年前倒しで終了することになる。
■レッドブルはふたつのF1チームの”刷新”を視野に?
レッドブルのチーム代表であるローレン・メキーズは日曜日の夜、変化が間近に迫っていることを示唆していた。そしてマルコ博士の発言について尋ねられたメキーズ代表は、噂を否定することはしなかった。
「ヘルムートは、我々が今年の状況を立て直す上で、非常に大きな支えとなってくれた。彼とトップマネジメントは、今年いくつもの難しい決断を下さねばならなかったし、それは常に我々も同じだった」
「F1は静的な環境ではなく、技術面でも競技面でも、組織を常に調整していかなければならない」
メキーズ代表は、レッドブルは将来を見据えたリーダーシップ構造を模索していることを、さりげなく示唆していた。
「我々の運営をどう改善できるかを常に見直すのは、ごく普通のことだ」
「これはヘルムート個人の話ではなく、一般的な話である。我々は常にお互いを刺激し合い、どんなに小さなことでも次のステップを探っていく環境にいるということだ。それでも、シーズン中盤には困難に見えた状況を、ヘルムートの支えのおかげで機能させることができた点については、彼に感謝するしかない」
パドックでは、レッドブル・グループ本社が、今後F1チームの主導権を握る可能性も示唆されている。ミンツラフCEOとそのチームが、レッドブルのF1チーム運営に、より密に関わる選択肢もある。また前代表のクリスチャン・ホーナーと共に広報部門の責任者であったポール・スミスがチームを離れたことを受け、その後任もレッドブル・グループ本社から送り込まれた。
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みんなのコメント
ドライバーは使い捨てではない。
角田の将来も変わってたのになぁ…