ホンダ GB350&GB350Sの発売からもうすぐ1年半。オーナーのみなさんは、どのような楽しみ方をしているのでしょうか。7月30日に山梨県のふじてんスノーリゾートで行われたホンダ主催のオーナーズミーティングに参加したGB350シリーズオーナー6人に話を聞きました。
GB350×DIYカスタムライダー「自分の愛車はオレンジにすると決めてます」
【画像33枚】オーナー自慢のGB350&GB350S集合!「実用重視」から「旧車テイスト」カスタムまで
黒系の車両が多い中でひときわ目立っていたのが、オレンジ×クリーム色の車体が眩しいみやじまたかゆきさんのGB350です。
「初めて買ったクルマ(マツダ デミオのキャンバストップ)がオレンジ色だったので、それ以来愛車の色にはオレンジやイエローを選ぶことが多いですね。『一番不真面目だと思う色』にしたいというのもあって、このGBもオレンジに塗ることにしたのです」というみやじまさん。ベースのオレンジ色こそ業者に依頼して塗装をしたそうですが、いざ塗り上がってみると「思っていたのと少しイメージが違う」と感じ、自分でベージュを塗り足してツートンカラーに。オレンジとベージュの境界線にはシルバーのラインも入れました。
ゲーム筐体や生活雑貨のデザイナーをしているというみやじまさん、仕事がら試作品にデカール(飾りシール)を貼ったりクレイモデルを作ったりといった造形を行うことも多いそうで、その経験も活かして仕上げたGB350のDIYカスタムは、とてもきれいな仕上がりでした。
そういった「できる作業は自分で」というカスタムスタイルのおかげもあって、ノーマルからかなり印象が変わっているものの、費用は7万円程度に抑えられているのだとか。
みやじまさんはGB350の「ラフに付き合えるところ」を気に入っているといいます。GB350に乗る前にはKTM 200デュークに乗っていたそうですが、みやじまさんが182cmの長身ということもあり、乗車姿勢が少し窮屈だったそう。その点、足もとのスペースに余裕のあるGB350は乗車姿勢も無理がなく「バイクの方から、スピードを出せ、もっと回せと言ってこないところが自分にピッタリ」だと感じているんだとか。
GB350×女子ライダー「足着きも良く、乗っていて不安感がない」
彼氏さん(スズキ イナズマ400乗り)と来場していたGB350乗りのIMAPONさん(29歳)。2021年11月に普通二輪免許を取得し、そのままの流れで12月には大型二輪免許も取得。ファーストバイクとなったGB350は12月に納車され、取材当時までの7ヶ月で、833km走ったそうです。
カスタムは「実用性重視」でスマホホルダーやバッグなど、必要なものを順次取り付けていく方向だそう。何を取り付けるのも初めての経験なので試行錯誤の連続で、特にサイドバッグを自分で取り付けるのに苦労したと話してくれました。一押しのカスタムは、富士山ナンバーのナンバープレートの横に取り付けられたアクセサリーとしての初心者マーク。「バイク用の初心者マークも売られているんだなぁと思って。※クルマのものに比べて小さくて可愛いですよね」とにっこり。
※編集部注:クルマと異なり、バイクに初心者マークの表示義務はありませんが、表示してはいけないということでもないため「初心者である」ことを示すアクセサリーとして愛車に掲示するライダーもいます。
そんなIMAPONさんが選ぶGB350のお気に入りポイントは、ズバリ「デザイン」。「インスタグラムの写真を中心に愛車選びをしたのですが、目に留まるバイクがGB350ばかりでした。他にはカワサキのエストレヤなどが気になっていたものの、まだバイクの知識がないから中古のバイクはちょっと維持する自信がなくて、新車で買える車両を探しました。GB350はヘッドライト周りの顔立ちが好きです。カスタム次第でストリート系っぽくなりそうなポテンシャルもいいなと思いました」と話していました。
納車してからすでに2回立ちごけしてしまったそうで、取材中のバイクの向き変えなどは念のために彼氏さんがお手伝い。「取り回し練習は今後の課題です」とのことです。そんな頼もしい彼氏さんとは今年で交際8年目になるそうですが、今は東京と静岡の遠距離恋愛なんだそう。バイクという共通の話題があることは、遠距離恋愛中の関係を良好に保つ秘訣のひとつでもあるんだとか。
GB350×初心者ライダー「初めてのバイクにGBを選んでよかった」
高校時代の同級生(ホンダ レブル250乗り)と一緒に来場していた27歳の男性。
2022年の5月に免許を取得し、はじめは「正直、自分のバイクを買わなくてもたまにレンタルすればいいかな」と思っていたそうですが、乗りたいときに気軽に走り出したい!と思い直し、5月末にGB350を購入しました。
愛車・GB350の魅力はズバリ音!! とのことで「バイクって、人によってはちょっとオラオラしたイメージを持たれていることも多い乗り物じゃないですか。GB350の音はパタパタパタ~って感じで、攻撃的ではなく上品。そこが良いです。なので、今後は純正の音の良さを大切にしつつも、音に特化したカスタムができたらいいな~と思っています。モリワキのマフラーとかが気になっているんですよね」と話しました。
ライダーデビューから約3ヶ月、これまでのバイクライフで一番印象に残っている出来事について尋ねると「思い出というと、まだ納車されたときの喜びのイメージが強いですね。初めて愛車を動かしたときには頭の中でポルノグラフティの曲、ハネウマライダーが流れていました。『新たな旅立ちにモーターバイク♬』って。あとは、一度土砂降りのなかで都内をツーリングしたのも印象に残っています。バイクって楽しいだけの乗り物じゃないんだぁと学ばされたいうか、洗礼を受けた気分でした(笑)それはそれで楽しかったんですけどね」と答えてくれました。
GB350Sオーナーの声
GB350S×ベテランライダー「GB350Sの存在がバイクに乗り続けるという選択肢をくれた」
54歳のKuroさん。免許取得から30年間スーパースポーツに乗り続け、複数回に分けてバイクでの日本一周もしたという大ベテランです。
1993年から長らくRC45(RVF)に乗っていて、コレクションホールで過去に行われていたRVFミーティングでは、レーシングライダーの伊藤真一さんにご自身でチューニングした愛車を乗ってもらったこともあるそうです。そうしてバイク趣味にのめり込んできましたが、昨年2021年に脚立から落ちて足を骨折したことをきっかけに「もうガンガン走るのは厳しいかもしれない」と思う時期があったのだとか。
そんなときにGB350Sに出会い、「これなら乗れそうだ」と思って購入を即決。今年2022年の4月に納車されてから約4ヶ月ですでに2745kmを走っています。
GB350Sの気に入っているところは「よく見ると意外にスポーティーな外見」だということで「GBには1980年代後半に発売されたホンダ ブロス プロダクト1に似た雰囲気を感じますね。目を三角にして、上体を伏せたりしなくても、思い通りに曲がる、止まる、加減速するといった基本動作をこなして、それなりにスポーティな走りが楽しめるように思います。外見で一番気に入っているところはツインショックで、特にマフラーのない左後ろから見た姿が好き」と話していました。
カスタムについては「GB350Sはノーマルがカッコイイから余計なことはしないでおこうかなと思って、レバーガードをつけたぐらいなのですが、この海外製のレバーガードがなかなか曲者で、うまくはまらなかったんですよ。なので、自分でグラインダーを使い、理想の形を削り出しました」と苦労を語りました。
また愛車のハンドル周りを傷つけないための「キーホルダーレス」もこだわりのひとつで、そのかわりに靴屋を営む友人に作ってもらったという一点物の本皮キーカバーを愛用しています。さらに前輪と後輪の付近には、それぞれ締め付けトルクを掲示していて、セルフメンテナンス派のライダーらしく「派手なことはせず、堅実に手間をかける」という姿勢を大切にしているそうです。
GB350S×キャンパー「大量の荷物も不安なく積める」
荷物満載のGB350Sで来場していたのはIKKIさん。荷物の中身は前泊で使ったキャンプ道具だそうで「けっこう大荷物なんですけど、これで1泊分です。キャンプ中でも不便なく、ちょっとした贅沢を楽しみたいタチでして。GB350Sはシートも平坦で荷物を載せやすいし、たくさん積んでも不安定感がないのでけっこう無遠慮に積み込めます」と絶賛。
「ホンダの空冷単気筒が好きです、カブとかも」ということで、GB350Sのほかにもちょっとした買い物の足などとして使うクロスカブを持っているそうす。
GB350Sを選んだのはお気に入りの空冷単気筒であることに加え、「キャンプが好きなので積載ありきでバイクを探していて、リヤキャリヤとの相性が良い車両であることが条件でした。GB350Sはシンプルながら機能美を感じるデザインが気に入っています。無印良品的なね(笑)。青みがかったグレーという上品なカラーリングも決め手のひとつになりました」と理由を話してくれました。
タンクに立体的なメッキパーツで飾られた「IKKI」という文字について尋ねると、「IKKIというのは実は息子の名前なんですよ。このGB350Sはしっかりメンテナンスをして良好な程度を保ちながら乗り、息子にも乗り継いでほしいと思っています。息子、まだ4歳なんですけどね」と目を細めていました。
GB350S×動画クリエイター「走ってヨシ!! 飾ってヨシ!! 楽しみ方に幅のあるバイクです」
38歳の忠狼ライダーさん。
「実はレブルが欲しかったんですよ。でも僕がバイクを買ったお店では、レブルよりGBの方が納期が早くて、最初は仕方なくGB350Sを選びました。ところが乗ってびっくり、GB350Sはすごくいいバイクでした。回したら回した分だけドコドコいうので、対話感があるというか。愛車の調子の良い悪いもしっかり分かる気がします。今ではGBにして良かったなぁと思ってます」と、愛車との出会いを語ってくれました。
趣味で動画サイトにツーリング動画などを投稿している忠狼ライダーさんは、ハンドルネームにちなんで狼の肉球を自身のイメージマークにしています。ガソリンタンクキャップやヘルメットに貼られた肉球のステッカーは、自分でカッティングしているそう。黒いタンクには、1960年代のものを再現したホンダのウィングマークをあしらい、往年のCBシリーズなどをイメージしたという赤×金のラインを配置することで「ちょっと旧車感のある」仕上がりにしているんだとか。納車からわずか4ヶ月で、外装デザインはすでに3回も変えていて「着せかえ人形的な」楽しみ方もしているそうです。「GBはシンプルだから、外見に足し算するカスタムがよく映えます。着飾らせて、眺めて……という楽しみ方もできるバイクだと思いますね」と話してくれました。
「レブル&GBミーティング」今後の開催予定
現在ホンダから公開されている「レブル&GBミーティング」の9月以降の開催予定は下記のようになっています。いずれもイベント開催時間は10時~15時です。レブル&GBのオーナーでなくても無料で参加できるので、機会があればぜひ足を運んでみてくださいね。
10月10日 滋賀県・奥伊吹モーターパーク
10月15日 愛媛県・道の駅 風早の郷「風和里」
10月16日 広島県・グリーンピアせとうち
レポート/写真●モーサイ編集部・中牟田歩実
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