500SLの強力V8エンジンを搭載
1984年誕生の、ブルーノ・サッコによるデザインのミディアムクラス・W124型をベースに、SLやSクラスなどの上位モデルの技術を採用し、メルセデス・ベンツ500Eは1990年にデビューした。その心臓部には、330psを誇る500SL(R129)用5L V8エンジンが搭載された。開発、生産に大きく関わったのはポルシェである。
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【画像34枚】見事に再現された怪物サルーン500Eと、その制作工程を見る!
当時のポルシェは販売台数の減少から経営難が続いていたのだが、その状況を救う一手とするべく、この500Eの開発はポルシェのモータースポーツ部門とも言えるツッフェンハウゼン工場で(実はアウディの協力もあり)行われ、生産までがポルシェ社に委託される事となった。こうして、メルセデス純正のモンスターマシン・500Eが誕生したのであるが、この後この関係はポルシェとアウディに引き継がれ、RS4の誕生へとつながっていく。
ここでお見せしている1/24スケール・プラモデルの作例は、そんな500Eを既存キットのニコイチで制作したものだ。詳細は工程写真のキャプションに譲るが、ベースとしたのはフジミの300CE(C124型)。これに、同じくフジミの190Eの屋根を移植するという手法を採った……と、こう言ってしまえば簡単ではあるが、現実はそう上手くいかない。
500Eのホイールベースは300CEよりも(1/24スケールでは)3mm長いので、屋根を切り落としたボディのドア部で3mm延長。190Eの屋根はAピラー付け根の幅寸法が300CEとぴったり合致したので、前後方向だけ延長している。また、トランク部後端が寸足らずになるので、エポキシパテで追加する。こうした作業には、ネットで探した300CE、500E(300E)、190Eの4面図をそれぞれ1/24縮尺し印刷したものを使用した。しかし図面はもちろん持っていると心強いものの、最終的には自分が見た時の感性が重要になってくる。
面の張りやエッジのシャープさに留意して造形を!
500E最大の特徴である張り出したフェンダーリップと、それになぞらえるようにトリミングされているバンパー類は、プラ板やパテで造形していく。ボディ造形時に留意したいのは、この時代のメルセデス特有のパネルの張りやエッジの立ち具合を、上手くバランスさせること。ウィンドウ類は、フロントはボンネット後端のアール形状に合わせるため300CEのものを、リアは190Eのものをそれぞれ切り出し、サイドは0.5mm塩ビ板より切り抜いて自作した。
エンジンはタミヤの500SLより流用、補器類はプラ板やパテで自作。ミディアムクラスのボディに5L V8を積み込むのは、模型であっても大変であり、実車開発での苦労が垣間見れて興味深い。最後に、ライセンスプレートは当時の広報車両(色も同じくパールグレー)が掲げていたものを、自作デカールで再現してみた。
改造と言うには結構厄介な内容であったが、今でもますます魅力的な500E。“大人しい人ほど怒らせると怖い……”を形にしたような魅力的なモデルが、市販キットとして手軽に手に入らないのは残念である。
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