この記事をまとめると
■モータージャーナリストの青山尚暉さんが実際に使った洗車グッズを紹介
タイヤで大損するかどうかは日常のちょっとした差! タイヤの寿命を縮める5つの行為
■クルマがシャキッとしない理由にはガラスや黒系のパーツの艶が関係している
■アジア地域特有の酸性雨がクルマを痛める場合もある
洗車しても愛車がシャキッとしない理由とは
新年、愛車を洗車し、ピカピカにして2024年のスタートを迎えた人は多かったと思う。洗車し、ホイールまで綺麗にして、タイヤワックスもかけていることだろう。
しかし、それでもどこか、ビシッとしない……なんていうことはないだろうか。クルマのボディをビシッと見せる方法は、ボディを綺麗にするだけではないのだ。そう、タイヤを含めた黒いパーツを黒々とさせ、”ガラスの透明度”を高めることが、じつはクルマの見映えをよくするポイントなのである。
で、タイヤワックスをかけて、足もとを引き締めているのに、なぜか、クルマが野暮ったく見えるのは、上記の通り、ウインドウ部分の透明度不足ということになる。
ウインドウ部分の透明度が不足する大きな理由は、雨の日にワイパーを作動させると視界がギラギラする油膜やシリコン被膜だけではない。むしろ雨が降ったあとの水滴がイタズラするクレーター状のウォータースポットがその大きな要因。
愛車のウインドウをじっくり見てほしい。ウロコのようなシミが無数に付いていたりはしないだろうか。それこそが、視界の悪化、見映えに大きく影響する元凶なのだ。それも、洗車やガラスクリーナーでは落とせないからやっかいである。
これは、長年乗り続けた愛車(とくに屋外駐車)はもちろん、比較的新しい中古車を買った際も、そこまで除去処理されていることは稀なのだ(落とすのにとにかく手間がかかるため)。
筆者の愛車も、気づけばすべてのウインドウの全面にウロコ状のシミが付着。繰り返すけれど、これこそがウインドウの透明度、クルマの綺麗さを阻害する原因だ。
そこで、市販のガラス用ウロコ取りを何種類か購入。最初に試したのはグリップ付きで先端の円状のスポンジから液剤が染み出るタイプ。しかし、2度ほど施工したのだが、効果は完璧と言えず、とくに塗布部分が円状のためウインドウ四隅の処理がしにくいことが判明。
つぎに試したのが、ソフト99の「ガラスリフレッシュ」(いわゆるガラスコンパウンド)。施行車はかなり頑固で広範囲なウロコ状のシミが付いていたので、1回で完璧に落とすことはできなかったものの、付属の特殊専用パッド(角のある長方形)の使い勝手が良く、四隅の処理もしやすく、2回の処理でロコ状のシミをほぼ落とすことに成功。個人的に、愛車のガラス面のウロコ状のシミ除去に関しては、これがベストではないかという結論に至っている(ほかにもいいものがあるはずだが)。
処理後、家族を乗せてみると「ガラスの透明度が上がり、クルマが綺麗に見えるだけじゃなく、視界もスッキリ」という評判だった。当然、ガラス面はスベスベ、ピカピカだから、以後の汚れの付きにくさにも効果がありそうだ。新年を迎えるにあたり、ボディやタイヤ&ホイールの洗車だけではなしえない、愛車のリフレッシュが完結したことになる(大げさ)。
ガラスリフレッシュ処理後は、日々、付着していく油膜、シリコン皮膜を「キイロビン」などのガラス専用クリーナーを使って除去すれば完璧だろう。水の入ったスプレー、霧吹きでウインドウに水をかけ、弾く部分があれば油膜である。
アルミの白錆もこれで一撃
ところで、欧州車に乗っている、アルミ(アルマイト)モール装着車オーナーの悩みが、モールに付く白錆ではないだろうか。
日本車はメッキ仕上げのモールであることがほとんどなので、そうした悩みとは無縁だろうが、たとえばドイツ車のフォルクスワーゲンやアウディ、BMW、メルセデスベンツのアルミ(錆防止のアルマイト仕上げ)モールは、屋外駐車だと気がつけば白錆が発生していることが多い。そしてこれが洗車やクリーナーごときではまったく歯が立たないから厄介だ。
原因はアジア地域特有の雨、アルカリ成分の反応だそうだが、サイドウインドウまわりだけでなく、同じアルミ(アルマイト仕上げ)素材を使ったルーフレールが付くステーションワゴンだと白錆発生の範囲が広く、どうにも手に負えない状況になる。筆者が以前乗っていたフォルクスワーゲン・ゴルフ7ヴァリアント(ハイライン、コンフォートラインは黒塗装されていたのでセーフ)もまさにそうだった。
※画像はイメージ
そんな白錆がモール、ルーフレールに付くと、いくらボディやウインドウを綺麗にしても、クルマが一気に野暮ったく、古臭く見えてしまうから残念過ぎる。筆者はモータージャーナリストという立場を利用して、以前からドイツ車メーカーに対策をお願いしてきたのだが、何しろ欧州ではほぼ発生しない(雨の成分による)現象ゆえ、日本からの声は無視されているようなのである。
したがって、白錆が目立つたびに何度かディーラーで磨いてもらったりしていたのだが、こちらのせいでもないのに費用がかかる。そこで考えたのがラッピング。専門業者に依頼して、ぴったりサイズのラッピングテープを制作し、張り付けていたのだ。たしかに白錆の発生は免れたのだが、時間がたつにつれて端の部分が黄変。雨の直後はラッピングテープのまわりから水気が侵入することもあり、内側に水玉状のシミが浮き出ることもあった(乾くと消滅するシミだが)。
で、現在乗っているフォルクスワーゲン・ゴルフ7.5ヴァリアント マイスターには、今回はラッピングテープではなく、根本的な対策を施すことにした。
いまではそんな被害が拡大していることもあって、一部のコーティング業者では白錆対策専用のコーティングも用意されているのだが、ウインドウまわりとルーフレールまで処理してもらうとかなりの費用がかかる。やれることは自分でやる主義のボクとしては、DIYで処理する方法を画策。すると、ホルツから「ドアモールシャイン」という、欧州車専用の白錆対策ケミカルが発売されているのを発見。じつはそれ、もう何年も前に、ボク自身が開発中の液剤をゴルフ7ヴァリアントに発生していた白錆でテストしたことがあるものの完成版、市販版のようだ。
白錆は素材表面を侵しているようで、まずは磨きということになるのだが、「ドアモールシャイン」はステップ1として4面のサンドブロック(320/600/1200/3200番)で、白錆の症状に合わせて磨き、白錆を除去する下処理。その後、高濃度可撓性レジン(10ml入り)を塗布して光沢復元・撥水効果を得るというもので、一定期間、白錆の発生を防いでくれるというのだ(着色されたアルミメッキモールには使えない)。
もちろん、すでに白錆被害にあっている欧州車のドアまわり、ルーフレールの白錆対策アイテムとして有効だが、筆者の現在のクルマはまだ白錆がほぼ発生していない状況ながら、そのままだとこれから発生するであろう白錆からあらかじめガードしておく効果もあり、いち早い先行対策にもなるということだ(白錆が発生していない場合はサンドブロック処理は必要なく、高濃度可撓性レジンのみ使用)。新車であれば、あらかじめコーティングを施しておくのもいい。
※画像はイメージ
さて、年末年始のクルマのリフレッシュでは、ウインドウ、ガラス面のケアが見落としがちなポイントであることをまずは紹介してきた。そして欧州車のアルミ(アルマイト)モールの白錆対策が、実売価格2000円前後で(筆者は大手通販サイトで1700円ちょっとで購入)、自身でも可能だということも併せて覚えておいてほしい。
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