F1アゼルバイジャンGP予選後、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)のマシンにF1技術規則違反があったとして、スチュワードは、ガスリーを予選結果から除外した。ガスリーは、レースを最後尾からスタートすることが許可された。
予選後、FIA F1技術委員が、ガスリーのマシンにおいて、瞬間燃料質量流量の超過が見られたとして、スチュワードに報告、スチュワードは調査を行った。
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FIA技術委員は、ガスリーのマシンに関し、Q2最後の計測ラップにおいて、燃料質量流量が、許容される100kg/hを超えていたと報告。チームはこれを否定せず、予想外の短時間の技術的な問題が発生し、一時的に燃料質量流量が想定以上に増加したと説明。その原因をFIA技術委員は確認した。
チームは、この技術的な問題が原因でラップタイムは遅くなっており、パフォーマンス上の利益は得られなかったことが考慮されることを求め、この違反は極めてまれなことであり、チームの戦略の一部ではないこと等を主張した。
しかし技術規則違反に対する通常のペナルティは失格と定められているため、パフォーマンス上の利益が得られていないことは考慮されないとして、スチュワードは、通常どおり、ガスリーを予選結果から除外、失格とした。ガスリーは、レースをスタートすることは許可され、土曜日に発表された暫定グリッドにおいては、20番グリッドが与えられている。
ガスリーは予選でQ2に進出、13番手タイムを記録していた。今週末、アルピーヌは苦戦していたため、ガスリーは、予選直後、この結果を非常に喜んでいた。
「予選は17番手か18番手だと思っていたのに、13番手になれた。素晴らしい結果だ。これ以上は望めない。今のマシンを考えると、最大限の結果を出したのでうれしいよ」
なお、予選18番手の周冠宇(キック・ザウバー)は、パワーユニット(PU)のエレメント交換によるペナルティで最後方スタートを求められ、ガスリーの前の19番グリッドを与えられている。
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