ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ(PPM)によるル・マン24時間レースへの3台目のエントリーは、ポルシェのファクトリーLMDhディレクターを務めるウルス・クラトルによって、リソースとロジスティクスの面において「無理がある」と評された。しかし、彼はWEC世界耐久選手権での2台体制から拡大された取り組みを実行することに自信を示している。
ドイツのメーカーは、2015年にポルシェ919ハイブリッドでル・マンを制して以来、ファクトリーマシンが集うトップクラスで初めて3台のクルマでのプログラムを行う。これはPPMによって運営される2台のWECエントリーに加えて、もう一台のポルシェ963が登場することを意味する。
ポルシェ963は苦しい初陣。劣勢のダブルスティント、ステアリングと無線にトラブルも/WECセブリング
クラトルは、この決定はフランス伝統の耐久レースのエントリーリクエストの締め切りに先立って行われた、IMSA開幕戦デイトナ24時間でのチームの複雑な結果とは「まったく無関係」であると説明した。
「ル・マンに出場するのであれば、クルマが多ければ多いほどより良い状態を期待できる」とクラトルはSportscar365に語った。
「私たちはパーツや配送の状況など、どのように管理できるのか確信が持てなかったので慎重に決断した。だが、今は達成できると確信している」
ポルシェ・ペンスキーは、ル・マンではIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のリソースを利用するが、クラトルはIMSA GTPクラスのシャシーをフランスでの第3のレースカーとして利用するかどうかは、まだ未定であると述べた。
「予備のシャシーも必要になることから、IMSAからヨーロッパに持ち込まれるシャシーや部品がいくつかあるだろう。それは確かだ。一方、それがIMSAシリーズで実際に走っているシャシーのひとつかどうかは、今はまだ分からない」
クラトルは、北米のIMSAシリーズで使用する機材をヨーロッパに輸送し、両選手権のラウンドの合間に往復するためのロジスティクスが最大の課題のひとつだと説明した。
5月中旬のウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ戦はル・マンのテストデーの3週間前、ワトキンス・グレン6時間は24時間レースからわずか10日後に設定されている。
「(クルマや機材を)ヨーロッパに持ち込んで、計画したテストなどを終えてまた持ち帰るというのは、我々にとっては無理のある話だが、ル・マンを走る人たちにとっては同じことだ」と同氏。
「キャデラックもこのようなことをするため、同じ船に乗ることになる」
「ル・マンで3台目のマシンに力を入れるのには価値がある。クルマが多ければ多いほどチャンスが広がるからだ。LMP1プログラムでは、3台目のマシンが登場したのは1度だけだが、その3台目が2015年に(ル・マンで)優勝した」
「100%確実ではないが、3台目が勝つことが多いという統計も聞いたことがある。だが、我々はそこまで迷信深いわけではない」
PPMの3台目となる75号車ポルシェのドライバーとして確定しているのは、今のところフェリペ・ナッセだけだが、クラトルはこのラインアップがフルシーズンのウェザーテック選手権ドライビングチームだけで構成されることを再確認した。
これは、すでに判明しているブラジル人ドライバーに、ニック・タンディ、マシュー・ジャミネ、マット・キャンベルの内2名がラインアップに加わることを意味する。
「それは我々がしなければならない決定のひとつだ」とクラトルは語った。「ひとつ確かなことは、ドライバーは私たちのオリジナルのドライバーリストから選ぶということだ。変更する理由はない」
「私たちが決めなければならないのは(3人のうち)誰を選ぶかだ。しかし、できるだけ長くドアを開けておきたい」
クラトルは、レースシートを逃したドライバーは、ハイパーカークラスの3つのエントリーにまたがって、チームのリザーブドライバーとなるだろうと付け加えている。
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