■「アコード“クーペ”」がカッコイイ…
ホンダを代表する車種のひとつである「アコード」は、特に北米地域で人気の高いモデルとして知られていますが、なかでも“海外モデル感”の強いものがクーペではないでしょうか。
【画像】超カッコイイ!ホンダ「アコード”クーペ”」を画像で見る(30枚)
アコードのクーペモデルは3代目から設定されており、メイン市場のアメリカにて開発・生産され、日本へは1988年4月にアメリカからの輸入車という形で販売をスタート。
この初代アコードクーペはほぼ北米仕様のまま、日本の法規に従った改良のみがなされて販売されており、ハンドル位置も左のまま正規販売されていました。
そんなアコードクーペは日本市場へは5代目をベースとした3代目まで、アメリカ生産車の輸入販売がなされていましたが、日本でのクーペ市場の冷え込みに伴って1997年に終売となります。
一方、北米地域では引き続きアコードにクーペモデルが設定されており、2012年1月には北米国際自動車ショーにて9代目モデルのプロトタイプを発表し、新型のセダンとクーペのコンセプトを世界初披露しました。
この時発表されたクーペコンセプトは、フロントのフォグランプ周りの意匠や大径ホイール、低められた車高以外はほぼ市販モデルと同等のスタイルをまとっており、燃費性能と運転する楽しさを高次元で両立させることを目指した次世代革新技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」を米国モデルとして初めて採用することをアナウンスしていました。
この9代目アコードには、ガソリンモデルのほかハイブリッドやプラグインハイブリッドも設定されましたが(日本仕様のセダンもハイブリッドとプラグインハイブリッドを設定)、クーペはスポーティモデルということもあり、138kWを発生する直列4気筒2.4リッターと207kWを発生するV型6気筒3.5リッターの2種類のガソリンエンジンを設定。
両方のパワートレインに6速MTが用意されたほか、2.4リッターエンジンにはCVT、3.5リッターエンジンには6速ATも用意されていました。
その後、9代目アコードは2016年モデルでフロントマスクおよびテール周りのデザインを変更し、よりスポーティなものとなり、特にテールランプは「NSX(2代目)」を思わせるシャープなものとなったほか、「TOURING」グレードには19インチという大径アルミホイールが標準で装備されています。
このように、導入されなかった日本のユーザーからするとかなり魅力的に思えるアコードクーペでしたが、北米でもクーペ需要が縮小してきたことで、この代をもってクーペモデルを廃止。
同じくクーペモデルをラインナップしていた「シビック」も2021年をもって終売となり、まもなくの登場がアナウンスされている「プレリュード」が登場するまで、クーペ不在の時代が続くことになってしまいました。
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みんなのコメント
仕方ないんですねこれは。
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